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「週刊少年ジャンプ」創刊50周年記念作品「ジャンプ フォース」の最新情報を公開

「幽☆遊☆白書」、「HUNTER×HUNTER」の新キャラクターにくわえ、日本ステージも初お披露目

9月20日~23日 開催

会場:幕張メッセ

 株式会社バンダイナムコエンターテインメントは9月20日、東京ゲームショウ2018にて「ジャンプ フォース」の最新情報を公開した。「ジャンプ フォース」はE3にてサプライズ発表された、「週刊少年ジャンプ」創刊50周年記念となる対戦アクションだ。

ジャンプヒーローが、実在の場所で迫力のバトルを繰り広げる!

 イベントステージには、本作のプロデューサーである中島光司氏が登壇し、スペシャルゲストとして「週刊少年ジャンプ」が大好きという女優の足立梨花さんが招かれた。

プロデューサーの中島氏と、スペシャルゲストの足立さん

 最初に、中島氏による「ジャンプ フォース」の説明が行なわれ「50年に1度というアニバーサリーイヤーに実現した夢のゲーム企画で、誰も見たことがない、漫画ファンの夢が実現した作品」と解説。「“漫画×現実”として、ジャンプヒーローたちが実在の場所でバトルを繰り広げます」と語った。参戦するのは、悟空やルフィ、ナルトといった「週刊少年ジャンプ」の大人気キャラクターたちで、今後も参戦キャラや登場作品は続々発表される予定だ。

今後も人気キャラクターが続々参戦と言うことで、気になる人も多いだろう

 ここからは、中島氏が実機でプレイしつつ解説を行なった。ジャンルとしては対戦アクションではあるものの気持ちよくバトルができるようになっており、ガチャプレイでも派手な攻撃が当たってくれるとのこと。ワンボタンでドンドンとキャラクターが交代できるので、簡単にコンボ攻撃を3人で繋げることも可能になっている。現実世界で戦っている特徴として、タンクローリーにぶつかると爆発したり、高層ビルに叩きつけるとビルが破壊される様などがプレイで実演された。参戦キャラクターたちも、バトルで徐々に汚れていったり傷ついていくなど、細かいところにも気を配っているそうだ。

 ここで、足立さんに「やってみませんか?」と声がかかり、急遽実機でプレイすることに。数多く用意されたキャラクターから足立さんが選んだのは、プレーヤー側がサスケ・ヒソカ・フリーザで、コンピュータ側がライバルキャラとなるナルト、ゴン、ゴクウ。バトルステージは、オブジェクトが派手に壊れそうという理由で香港をチョイス。

 戦いが始まると、初めてのプレイとは思えないほど攻撃が違和感無く繋がっており、コンボもバッチリ。このあたりが中島氏の言う、“気持ちよくバトルができる”ということなのだろう。必殺技も華麗に決め、会場も大いに盛り上がった。最後はヒソカの必殺技で悟空を倒し、大きな拍手が足立さんに送られた。

この6キャラクターを選んでから「私のチーム、協調性が全く無いわよね」と笑う場面も
バトルは最後に、ヒソカが必殺技を決めてフィニッシュ。左手を高く上げてガッツポーズする足立さんに、会場からは喝采が

 感想を聞かれると「操作が凄く簡単で、普段ゲームをやらない人でも簡単にできるのが1つです。でも、やり込み具合で出せる技が変わってくると思いますので、やればやるほど楽しめます。なんと言っても、自分が夢見ていた“あのキャラクターとあのキャラクターが戦っている!”というのを目の前で見られるのが凄く良いです」とコメントしていた。

 この後、中島氏が「大きなイベントごとに新しい発表をしてきたのですが、今日に合わせてまた新しいネタを持ってきました」とアナウンスし、「Gamescomでの最後の映像で謎のキャラクターが登場しましたが、実は今作での主人公はプレーヤーなのです」と衝撃の発表を行なった。つまり「プレーヤーが作ったキャラクターで、ルフィや悟空たちと一緒になって世界を救うというゲーム」になるとのこと。

 さらなる最新情報として映像が流され、「HUNTER×HUNTER」からクラピカとキルアが、「幽☆遊☆白書」からは浦飯幽助と戸愚呂(弟)が参戦することが発表された。くわえて、新ステージとして姫路城と桜の姿が美しい日本も初公開に。

【プレイステーション 4/Xbox One「JUMP FORCE」幽☆遊☆白書ショートPV】
クラピカ、キルア、浦飯幽助、戸愚呂(弟)、そして日本ステージが新たに公開された

オリジナルキャラクターのデザインは、鳥山 明氏が担当

 イベント後半は、「この人がいなければ、今日のイベントは実現できませんでした」とのアナウンス後、集英社 ライツ事業部ドラゴンボール室 室長 兼 第3編集部Vジャンプ編集部 編集長の、伊能昭夫氏がステージに招かれた。氏は登壇すると早速「実は、さらに一味違う映像を持ってきました」とし、新たなムービーを上映した。そこに映っていたのは、グラバー・ナビゲーター・ガレナ・カインという謎の4キャラクターの姿。映像が終わると中島氏は「ストーリーはまだ言えませんが、自分が主人公で世界を救う話です。そこで仲間になるキャラと、主人公の前に立ちはだかる“ストーリーのカギを握る重要な敵”を、今回は鳥山先生にお願いしました。今はまだデザイン画の状態ですが、ゲームに登場するときは他と同じくリアルなキャラクターたちになるので、期待していてください」とコメントした。

新情報として発表された、4人のキャラクターたち。グラバーとナビゲーターは味方で、ガレナとカインは敵かな? という発言も

 ここで話が変わり、実は「Vジャンプ」も25周年なんですと言うことで、9月21日発売の「Vジャンプ」が紹介された。「『ジャンプ フォース』の記事も載っていますので、ぜひ買ってください」という伊能氏だが、スライドをよく見ると、なぜか遊戯の姿が!? ここで伊能氏が「『ジャンプ フォース』には、遊戯も参戦するんですね」とさりげなく発言すると、それを聞いた足立さんが「それは、サラッと言うことじゃないと思います! ビックリしました!」とすかさず突っ込むシーンも(笑)。「遊戯がどうやって戦うのか気になると思いますが、それは今月号の『Vジャンプ』に載っています」と、伊能氏がダメ押しの宣伝を行い、「Vジャンプ」コーナーは終了となった。

さりげなく見えている遊戯の攻撃方法が気になった人は、確かめてみるといいだろう

 その後はクローズドβテストの開催決定が告知され、9月30日までPlayStation Storeで絶賛募集中ということがアナウンスされた。

 最後にコメントを求められ、足立さんは「一足先に遊びましたが、本当に楽しかったです。今日は新情報がありすぎて驚きましたが、まだまだあるのかなと期待したいです。発売されたら一緒に楽しみましょう。もしかすると、対戦相手が私かもしれませんし」と答え、伊能氏は「『週刊少年ジャンプ』50周年企画で色々やってきましたがて、このソフトが最大のプロジェクトと思いながら制作しています。発売日は決まっていませんが、ぜひクローズドβに参加して意見を言って欲しいし、より盛り上げたいと思っています」。

 そして中島氏が「これまで海外のイベントを回って来ましたが、やっと日本で発表できて嬉しく思っています。クローズドβテストをワールドワイドで開催するので、ぜひ触って見て、みなさんと一緒になって50周年を盛り上げて作っていければと考えています」と答え、イベントは終了となった。

クローズドβテストの募集期間と開催予定の詳細。なお、Xbox One版に関しては、後日公開となる