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「コール オブ デューティ ブラックオプス 4」発売前に各要素を改めて紹介

会場では武器庫を舞台とした新マップ、「アーセナル」に注目!

9月20日~23日 開催

会場:幕張メッセ

 ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、プレス向けに「コール オブ デューティ ブラックオプス 4(以下、「CoD:BO4」)」のメディアセッションを行なった。開発元のTreyarch studioで広報ディレクターを務めるジョン・ラパズ氏が登壇し、改めて作品の概要と、注目ポイントを語った。

開発元のTreyarch studioで広報ディレクターを務めるジョン・ラパズ氏

 「CoD:BO4」はシリーズで初めてシングルプレイキャンペーンを入れず、「マルチプレイ」、「ゾンビモード」、そしてバトルロイヤルの「ブラックアウト」の3つのモードを導入している。

 「マルチプレイ」は、陸上戦をベースにしており、チームプレイに主眼を置いた戦略的なゲームとなっている。「Pick10」と呼ばれる10個の特性、スキルや、武器のアタッチメントなど、10を上限に様々な特性を組み合わせることでプレーヤーなりのプレイスタイルを実現できる。さらに様々な能力を持った「スペシャリスト」。この組み合わせはチームプレイ、協力プレイの要素を強調している。

 いかに動き回り敵を倒すか、プレーヤーはマップでの駆け引きを求められる。体力は自動回復はしない。体力回復剤を持つか、アーマーを着るかなどの判断も求められる。これらの要素は洗浄に速いペースでの戦いのリズム、そして独特の戦い方を実現させる。開発チームが求めたのは、

 ラパズ氏は「マルチプレイ」において、“チームでの戦い”を主眼にしていると重ねて語った。個人的な華々しい戦いもできるのだが、やはりチームでのバランスに重きを置いている。「速く、スムーズで、戦略的であること」そして今作ではチームプレイの戦いを重視しているという。

【Call of Duty: Black Ops 4 「マルチプレイヤー公開動画」[JP]】

 「ゾンビモード」は今年で10周年になる。10年前のゾンビモードはタダのおまけだったが、今はメインコンテンツへと成長している。「CoD:BO4」では、「Voyage of Despair」、「IX」、「Blood of the Dead」の3つのゾンビモードが収録されている。「Blood of the Dead」では以前活躍した4人のキャラクターがプレーヤーキャラクターとして活躍するという。

 さらに新しい4人のキャラクターが登場する「Voyage of Despair」は、豪華客船のタイタニック号を舞台としたゾンビモード。彼らは古代ローマのグラディエーターそのままに、闘技場で戦う「IX」でもゾンビと戦う。これらはカスタムゲームにより、より間口が広くなっているという。

【Call of Duty: Black Ops 4「ゾンビ-IX」 [JP]】

 そして新モードの「ブラックアウト」だ。多人数のプレーヤーが「CoD」シリーズ最大のマップで生き残りのサバイバルを繰り広げる。ソロ、2人、4人での参加が可能だ。他のバトルロイヤルと異なり「ゾンビ」が戦いの緊張感を盛り上げるのが大きな特徴だ。

 フィールドは徐々に狭くなり、戦いは熾烈になる。本作には「乗り物」も登場する。ATV、カーゴトラック、ボート、さらにはヘリまで登場する。ヘリは偵察にも有効な乗り物だが、ラパズ氏は逃げるために使うのが好みだという。マップには以前に登場した「ニュークタウン」、「エステート」、さらにゾンビモードのマップも組み込まれており、ファンには楽しいマップになっているとのことだ。

 ブラックアウトを導入したのは、「より多くのプレーヤーを繋げたい」という理由からだとラパズ氏は語った。そしてこれまでの「ブラックオプス」載せ快感を表現するのに適したモードだと考えたからだという。

【「コール オブ デューティ ブラックオプス4』 バトルロイヤルモード「BLACKOUT」公開】

 マルチプレイ、ブラックアウトはβテストでのフィードバックが得られた。開発チームはこれらを反映していくという。マルチプレイに関しては、戦場の状況把握などをもっと明確にして欲しいと要望があった。復活、戦略性においても意見が多かった。ボディーアーマーや装備に関しての調整も行なわれる。フリーカーソルUIにもブラッシュアップが行なわれるとのことだ。そして、キルカメラはもっとダイナミックになる。

 ブラックアウトは、広報チャンネルから常にアップデート内容を伝えるという所を強化していく。今回のテストはこれまでにないユーザーとのコミュニケーションの機会となったという。こちらのアーマーの仕様も検討が行なわれている。「公平な戦いである」ということをテーマに、調整を加えていくとのことだ。音声への問題も取り組んでいる。所持品、アイテムも調整している。

 ちなみに、「次回作にはキャンペーンモードを復活させるか?」という問いに対して、ラパズ氏は「それはとても面白い質問ですね」とだけ答えた。オンラインマルチプレイに特化した「CoD:BO4」はどのようにファンの間で盛り上がるだろうか、期待したい。

会場では5vs5の熱戦を体験! 新マップ「アーセナル」に注目

 TGS会場では、「CoD:BO4」の対戦試遊台が設置されている。10人のプレーヤーが2チームに分かれて戦う。ヘッドセットも完備しているので、チームで連携して戦う事が可能だ。「CoD:BO4」はピック10、スペシャリストの選択で大きく戦い方が異なる。うまいプレーヤーは本当にうまいため、会場ではかなりの激戦が期待できるだろう。

 注目は新マップ「アーセナル」。武器庫を舞台としたマップで、中央が開けた空間となっている。ここでの駆け引きが熱い。いかに守り、いかに戦うか。「CoD:BO4」の戦いは、武器のダメージがとても大きく、プレーヤーの移動速度は速い。いかに動き、相手の隙を狙い、弾を撃ち込むか。そして集団で動くプレーヤーを隙のない射撃で打ち倒せるかが鍵となる。1人を倒して安堵してリロードをするそれが最大の隙となる。

 筆者の体験では相手にと手もうまいプレーヤーがいて惨敗してしまった。会場で先着順での対戦では連携は難しくプレーヤーの腕の差がモロに出る。スペシャリストの能力をいかにうまく使い即席チームの力を底上げできるかが鍵となりそうだ。

武器庫を舞台とした新マップ、「アーセナル」。中央の広い空間が鍵となる