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LINE、インストール不要でゲームが楽しめる新たなプラットフォーム「LINE QUICK GAME」を発表
「荒野行動」との連携機能も近日実装!
2018年6月28日 21:03
LINEは6月28日、事業戦略発表会として「LINE CONFERENCE 2018」を開催した。
発表会では代表取締役社長CEO出澤 剛氏を筆頭に、同社役員が次々と登壇。ビジネスやコマース、メディアからファイナンスに至るまで、各部門で事業の振り返りや新規発表が行なわれた。
中でもゲーム事業のセッションではLINEの取締役CSMOの舛田 淳氏より、新サービスとなる「LINE QUICK GAME」と、Netease Gamesとのパートナー契約の締結により、「荒野行動」との連携機能が導入されることが明かされた。
「LINE QUICK GAME」は今夏公開予定で、「荒野行動」との連携は近日中の開始を予定している。
これまで「LINEゲーム」は「LINE:ディズニー ツムツム」をはじめ、「LINE」プラットフォームを用いたカジュアルゲームを中心に展開してきた。これらのゲームは日本のみならずアジアを中心とした海外でも人気を誇っており、その総ダウンロード数は8億を越えるほどだという。
最近の「LINEゲーム」は骨太なMMORPG「ガーディアンズ」、ジャンプの50周年を記念して制作した「ジャンプチヒーローズ」や豪華声優を用いた「千銃士」などもリリースしており、カジュアルなものに限らず、ゲームジャンルの幅を広げてきた。
しかし、「LINEゲーム」は「LINE」と連携してはいるものの、実際にゲームをプレイする際には別途専用のゲームアプリが必要となっていた。
その点、新たなゲームプラットフォーム「LINE QUICK GAME」ではHTML5の採用により、別途ゲームアプリをダウンロード&インストールせずとも「LINE」アプリ上でのゲームプレイが可能になる。
舛田氏はゲーム事業を始めたときから「ゲームを一部の人のものだけではなく、多くの人たちにコミュニケーションの一環として楽しんでほしい」という想いを持っていたという。今回の「LINE QUICK GAME」によってこれまで以上に"誰でも手軽に"ゲームやコミュニケーションを楽しむことができるようになり、まさにその想いが形になる段階だと言えるだろう。
タイトルラインナップの第1弾としては懐かしの「たまごっち」が「LINEで発見たまごっち」として登場。そのほかにも「にゃんこ防衛軍」や対戦型タイトルの「Jetpack Bandits」など8種のゲームが実装される。また、ラインナップはもちろん今後もさらに拡大予定で、チャット機能を活用したタイトルの実装など、ライン基盤を生かしたゲームの楽しみ方を提供していくという。
また、もう1つのトピックとして、「LINE」とNetease Gamesの「荒野行動」との連携が明かされた。今後は「荒野行動」において「LINE」で友だち登録をしたプレーヤーのゲーム情報を参照できるだけでなく、ゲーム内の活動をシェアしたり、ボタンを押すだけで友だちを招待したりと、いわゆるゲーム内のフレンド機能を大きく補完するような形になるようだ。
今年のカンファレンスでは「Redesign」という言葉がキーワードとなっており、この日発表された全ての部門のセッションで繰り返し用いられていた。ゲーム部門においては「ゲームを遊ぶためにアプリをインストールする」というひと手間を廃することがリデザインの第1歩となる。
スマートフォンというプラットフォームでは、どんなに面白そうなタイトルでもダウンロード&インストールというひと手間はどうあがいても付きまとう面倒な手続きのひとつだ。友人に誘われてすぐにプレイしたいのに、特にアプリの容量が巨大だとそのひと手間のせいで「後でいいかな……」なんて思っているうちに結局プレイできないまま、ということも実体験としてある。
こうした余計な手間が省かれるということになれば、まさしくトークの延長線上としてゲームで友だちとすぐにコミュニケーションをとることができるようになるだろう。
まだまだタイトル的には充実しているとは言えないが、タイトルの拡充に従ってより魅力的なプラットフォームとなっていくことが予想される。今後の展開が楽しみだ。
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