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有馬温泉にeスポーツが観戦できるバーがオープン!
湯上りにTwitchでeスポーツ実況を見ながら乾杯しよう
2018年5月31日 11:55
兵庫県・有馬温泉にある旅館「陶泉 御所坊」は、5月30日に、eスポーツが観戦できるバー「BAR DE GOZAR」をオープンした。場所は「有馬玩具博物館」の1階部分。
「BAR DE GOZAR」は、有馬温泉ならではの落ち着いた和の空間を意識したバー。店内の壁面では、プロジェクターでTwitchから許諾を得た映像を流す。ゲーミングPCなどは備え付けられておらず、スポーツバーのように、eスポーツを観戦しながらお酒を飲むという趣向の店舗となっている。
ゲーマー向けの施設ではなく、有馬温泉ならではの地の利を生かして、あまりゲームになじみのないような人が「おや、これがテレビでやっていたeスポーツってやつなのか」と思ってもらえるようなライト層へのアプローチを形にした。まずは見ることでeスポーツを体感してもらい、野球やサッカーのように話のネタにしてもらうという、気軽なeスポーツの楽しみ方を提案している。
【「陶泉 御所坊」のコメント】
昨今、テレビや新聞では、野球などのスポーツのようにゲームを楽しむ「eスポーツ」の情報が目に付くようになりました。これまで、ゲームは愛好者のみのレジャーとされてきましたが、世界では優勝賞金が10億円以上という大会もあり、ゲーマーだけでなく、熱狂的なファンも存在し、新たな市場としても注目されています。
2022年の中国・杭州で開催されるアジア大会では、正式種目として採用されることが決定しており、日本では2019年の茨城国体で都道府県対抗の「eスポーツ」のイベントが行なわれることも発表されています。ますますこの世界に、熱い視線が向けられています。
ただ、これだけ世間では「eスポーツ」が話題に上るようになりましたが、実際にはその“熱い現場”を体験したことがない方が大半であるのが現状です。まだまだ日本ではオンラインで行なわれるゲーマーを中心としたコミュニティーベースの大会がメインで、一般の方が気軽に「eスポーツ」を体感できるスペースが設けられているとは決して言えません。
そこに一石を投じたのが、有馬温泉「御所坊」。その専務である金井庸泰が、「注目が集まるeスポーツを気軽に楽しめるスペースを提供できないか」との思いから、関西では例を見ないeスポーツが観戦できるバー「BAR DE GOZAR」を5月30日に正式オープンしました。
店名の「GOZAR」という言葉はポルトガル語で「享受する、満足する、楽しむ」という意味で、「楽しめる酒場」となります。そして「御座る」という日本語ともかけているところが、金井の遊び心ともなっています。