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「消滅都市」アニメ化決定!グリー、「PROJECT消滅都市発足発表会」を開催
「新・消滅都市プロジェクト」制作始動もアナウンス
2018年5月28日 13:30
グリーは5月27日、Android/iOS用ドラマアクションRPG「消滅都市2」において、「PROJECT消滅都市発足発表会」を品川インターシティにて開催した。発表会では「消滅都市」の今後の展開について発表されるとともに、大会やスペシャルライブ、朗読劇なども実施された。
本稿では、第2部に当たる「PROJECT消滅都市発足発表会」で明かされた内容についてお伝えしよう。
さまざまな話題が飛び出した「消滅都市2」今後の展開
当日登壇したのは、MC役のアメリカザリガニ・柳原哲也さん、キキョウ役の愛美さん、ソウマ役の朝井彩加さん、リサーチャー役の中恵光城さん、ギーク役の西村太佑さん。そして開発元であるライトフライヤースタジオからは、プロデューサーの栗山知也氏とディレクターのカニ氏が参加した。
カニ氏より「消滅都市」が歩んできた4年間のストーリーが紹介され、感想を聞かれた西村氏は「体重が5キロ増え、よりギークにシンクロしてきた感じです(笑)。ここまで人気が続いて、色々と世界も広がったことで演じる側もやり甲斐のある充実した4年間を過ごしてきました」とコメント。
続いて中恵さんが「4年間はあっという間でした。アドリブを振られることが多く、私の中のリサーチャーが深まっていくという気持ちが大きかったです。「消滅都市」は濃くて深い世界なので、私も1プレーヤーとして楽しませてもらっています」と述べると、朝井さんは「1番最初にボイス収録した時は紙に2、3枚だったのに、フルボイス化された今では紙袋を持って収録に行くことができる嬉しさと、ソーマは最初に辛い戦いがありましたが、現在はソーマを救うための物語が進行しているという嬉しさもありつつ、この先の物語が凄く気になっています」と語った。
愛美さんは「キキョウは根本に関わる重要なキャラなので、私自身ビックリでした。平行世界の元の話なども明かされたので、今後どんな話が飛び出すかが1ファンとして楽しみです」と話した。
続いて発表されたのは、「消滅都市2」の今後の展開について。現在は序章が展開されているが、次の1章へは若干時間をもらうとカニ氏よりアナウンスが出された。そして、新たなレイドボスが登場するとのコメント後にPVが放映されると、会場からは大歓声が!
続いて、コラボ情報が栗山プロデューサーより発表された。まずは、5月28日より「消滅都市2」×「にゃんこ大戦争」のコラボがスタート。コラボは「にゃんこ大戦争」でお馴染みの敵、「わんこ」、「ブタヤロウ」、「破壊生物クオリネン」が襲来してくるので、にゃんこと共に戦っていくというもの。
プロデューサーいわく「感動の超大作があります」とのことだが、果たして……?また、コラボタマシイとして「そうまにゃん」が登場。ソウマ役の朝井さんが感想を聞かれると「嬉しいです。今までいろんなにゃんこを見てきたので、ソウマも……と思っていたんですが、まさか本当に来るとは。お腹の感じがぽてぽてしていて良いですね!」と答えていた。
さらにもう1人として「オタネコギーク」も。コメントを求められたギーク役の西村氏は「デブとネコの合体は最強ですよ」と返し、会場の笑いを誘っていた。さらに、ネコ運動会と称した新たなコラボバイクも登場。クエストの中級をクリアするとゲットすることができるとのことなので、ぜひ挑戦しよう。
ここで大型コラボ企画のアナウンスがあり、流れたBGMを聞いた会場の雰囲気はヒートアップ!それもそのはず、コラボタイトルは「名探偵コナン」だったからだ。開催時期は2018年夏を予定しているが、現在はまだ話せることはないとのことだが、栗山プロデューサー曰く「『消滅都市』なのでストーリーはありますから楽しみにしてください」とのこと。
ここで「速報」というスライドが突如表示され会場がざわつく中、栗山プロデューサーから「消滅都市」の新アプリ制作が決定したとの発表が行なわれた。その内容はこれまで配信した原作の物語を、ストーリー演出を新たにして全世界へ展開していくというもの。新アプリのタイトルは「消滅都市 ドラマRPG MIX」で、ストーリー演出を新しくしたバージョンのアプリとして登場するそうだ。
「消滅都市」アニメ化決定の発表で、会場の興奮は最高潮に
栗山プロデューサーとディレクターのカニ氏が降壇し、イベント後半がスタートすると、冒頭でいきなり「消滅都市」アニメ化決定の発表が行なわれた。これには会場から割れんばかりの完成と拍手が巻き起こり、ステージ上の参加者も大興奮!
ここで、アキラ役の中村悠一さんとタクヤ役の杉田智和さんが登壇し、感想を聞かれた杉田氏は「アニメでは、1度ゲームで創りあげたタクヤ像というかストーリーをもう1度、アニメとして演じ直すんです。それがどういう形になるか楽しみです」と語り、中村氏は「ゲームのアフレコでは動きを想像するだけなんですが、アニメでは動く映像として出てくるので、それに声をあてるのが楽しみです」とコメントした。
続いて感想を述べた西村氏は「ギークが動くのは楽しみですね。身軽だったらどうしようと思っちゃいます(笑)」、中恵さんは「動いちゃうんですよね!嘘じゃ無いですよね?嬉しくて消滅しそうです(笑)」、朝井さんは「ゲーム中では似通っているタマシイの攻撃方法が、アニメで細かく描かれるのを楽しみにしています。でも、タマシイと戦う話かどうかもわからないんでしたね」、最後に愛美さんが「キキョウも出番があるということで、ちょっとビックリしています。ストーリーがゲームを再現するのか、オリジナルストーリーなのか、いろんな想像が膨らみます」と、それぞれの思いを語ってくれた。
ここで、ユキ役の花澤香奈さんのプチどっきり+4周年おめでとうメッセージを収録したビデオレターが上映された。4周年おめでとうのくす玉だと思い割ったところ、中から“アニメ化決定”の垂れ幕が降りてきて驚いた花澤さん。
その場でスタッフからアニメ第1話のコンテを渡されると早速熟読し、アニメ化について「4年前、初めてユキちゃんに出会った時は数えるほどしかワード数がなかったのに、皆さんの応援のおかげでフルボイスでユキちゃんを演じることができました。楽しいチームで仕事ができて嬉しかったので、アニメ化になるというのも本当に嬉しいです。皆さんの応援とスタッフの皆さんの努力のたまものだと思うので、みんなに見て欲しいです」と感想を述べた。
アフレコについても「ゲームでは収録はソロなんですが、アニメでは掛け合いが録れるので、それが楽しみです」とコメント。最後に、会場の皆さんとファンの皆さんへのメッセージとして「今日、嬉しい発表を皆さんにできたこと、本当に幸せです。アニメがどう展開するか?いつ放映なのか?スタッフはどうなるのか?誰が出るのか?全部が楽しみです。そして、4周年おめでとうございます。これからもさまざまなコンテンツで楽しめることは素晴らしいことですので、アニメ放送までいろんなツールで楽しんで頂き気持ちを高ぶらせてもらえればと思います」と述べ、ビデオレター上映は終了となった。
アニメ化について、まだまだ聞き足りない!ということで、シリーズディレクターの下田翔太氏がステージに招かれ、さらに詳しい話を聞くことになった。現時点で話せることは少ないものの、放送時期は未定だが1クール12話で物語が展開していくことが明言された。さらなる情報については3つのキーワードと共に公開するということで、1つ目のキーワードがスライドで表示された。
続いて表示された第2のキーワードは、原作スタッフ完全協力という文言。下田氏いわく、ゲームでは省略できた部分はアニメでは省けないそうだ。例えば、リサーチャーのタクヤに対する気持ちは、ゲームならテキストでさらりと表示され、あとは想像してくださいで終わらせられるが、アニメではそうはいかない。キャラクターが動くし表情もあるので、中途半端にできないとのこと。そのため、名前もリサーチャーのままではダメなので名前をつけたそうだ。
最後のキーワードとして表示されたのは、再構築という単語。ゲームそのままのシナリオではつまらないし、かといって完全オリジナルにしてもダメと下田氏。そこで採ったのが、再構築という方法だという。「大きな軸としてはロストに向かう物語をやろうと思っていますが、アニメならではのドラマの積み上げ方、人と人の出会い方、人間関係の構築を1から積み上げるべく、かなりガッツリやってます」と説明してくれた。
さらに「ここにいらっしゃる出演者は、全員登場します」と語ると、本日の登壇者から拍手が巻き起こる。「どの世界線というよりは、原作をもう1度作ろうという感じで制作しています。パラレルではなく“アニメーションの原作はこれだ”ということですね。キャラクターについても1話ずつキャラが出てきて、何かイイ話があって終わりではなく、ドラマにしたいという思いを込めて作っています。全員は出せませんが、誰が出演するかは楽しみにして欲しいです」として、アニメの話をしめた。
ここで、公式Twitter開始とアニメ公式サイトがオープンしているという話が出たが、そこにリサーチャーの名前がユミコと書かれていることが分かり、会場で発表する前に明らかになってしまう一波乱も。あわせて、研究者の名前がエイジということも公表し、下田氏は降壇した。
最後に、本日の感想を登壇者が述べ、イベント第2部は幕を閉じた。そのコメントを以下に掲載しよう。
愛美さん
今日はこうして直に皆さんの熱を受け止め、アニメ化ストーリーにキキョウを関わらせたいという思いともあわせて、今後の展開に取り組んでいきたいと思います
朝井さん
4周年ということで、大勢のプレーヤーの皆さんと築き上げた4年間だと思います。これからも色々な展開をする「消滅都市」を皆さんと一緒に見届けていきたいと思います
中恵さん
リサーチャー……いえ、ユミコ役の中恵光城です。名前が言えて嬉しいです(笑)。「消滅都市」は最初の方から関わらせて頂いているんですが、ユーザーさんの熱量がホントに凄く、キャラや世界を愛してくださっているんだなとビンビン感じています。規模もドンドン大きくなっていき、これもスタッフさん含め皆さん愛して下さってる方のおかげだなと。これからもリサーチャー・ユミコとしても頑張っていきたいと思っていますので、一緒に盛り上がっていきましょう
西村さん
毎年盛りあげてもらっていますが、アニメ化でギークは汗でも垂れるような動画になっていると面白いなと思っています。あと3キロぐらいは痩せて挑みたいと思います(笑)
中村さん
4年間続けられたのは、ひとえにユーザーさんの力だと思います。アップデートを重ねてストーリーが追加されるというのは、裏を返せばいつ終わるか分からない、エンディングまで見られないというのがあるかもしれません。しかし、このまま走っていくには皆さんに引き続き応援してもらう必要があるのかなと。
皆さんの力をさらに大きくするための1つがアニメ化で、アニメからゲームに入ったりストーリーに触れてもらえると、より嬉しいなと思います。周りの、まだ遊んでいない人に“花澤香奈出てるよ”と言えば、多分大体の人が見ると思います(笑)。ついでに“杉田というのもいるよ”と言うと、ちょっとは見るかもしれません(笑)
杉田氏
アニメ化に伴い他でも見てきた現象なんですが、ゲームをずっとプレイしていた方がアニメから入ってきた人たちに対しての接し方で、結構雰囲気が決まるなと言うのがありました。ものは考えようです。ゲームを4年遊んできた人が「消滅都市って何?アニメを見て面白かったんだけど!」という逸材かもしれないまっさらな存在に、自分でちゃんとプレゼンできる機会なので、これは凄く幸せで楽しいことだと思います。ぜひ皆さん、寛大な心と優しい気持ちで新規ユーザーに接してくれると嬉しいなと思います。
©Write Flyer Studios