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「バトルフィールド 5」、ついにPCプラットフォームをGeForceに
AMD×「バトルフィールド」の長年のコラボレーションに変化
2018年5月24日 12:07
NVIDIAは、Electronic Artsの「バトルフィールド」シリーズ最新作「バトルフィールド 5」のPCプラットフォームにGeForceが選ばれたことを正式発表した。同シリーズのPCプラットフォームがGeForceになるのは、「バトルフィールド ハードライン」以来で、ナンバリングでは「バトルフィールド 3」以来となる。
「バトルフィールド」に限らず、プラットフォーム間でのAAAタイトルの取り合いは熾烈だ。取り合いというと、ゲームコンソールでの独占発売やタイムエクスクルーシブがよく知られているが、実はPCでもNVIDIAとAMDの間で毎回取り合いになっている。
その代表格が「バトルフィールド」シリーズだ。PCゲームにおけるGPUの役割が重要になるにつれて、GPUを“プラットフォーム”として定義するようになり、プラットフォームに選ばれたGPUメーカーは、発売前からゲームの開発に協力し、最適化を行なう。ゲームメーカーとしては、密度の濃い最適化作業を行なうことで、より高いパフォーマンスでゲームを動作させることが可能となり、GPUメーカーは、コンペティターより高いパフォーマンスで動作させられると声高に宣言することができる。
「バトルフィールド」シリーズでは、「バトルフィールド 3」までは両社がそれぞれ個別に最適化を行なっていたが、「バトルフィールド 4」以降は完全に取り合いに移行。「バトルフィールド 4」、「バトルフィールド 1」というナンバリングタイトルを常にAMDが押さえ、「『バトルフィールド』ならRadeon」を最大のセールストークにしてきた。
今回のニュースは「それをひっくり返しました」というものだ。リリースによれば、「NVIDIAのエンジニアは、EA DICEの『バトルフィールド 5』開発チームと共に、PCゲーマーの皆様にとって最高のGeForceゲーミングプラットフォームを提供できるように取り組んでいます」とコメントしている。
その上で「バトルフィールド 5」は、GeForce Experienceを介して、より高度なレベルで最適化されたGame Readyドライバが提供され、「NVIDIAの最先端のテクノロジーを統合し、パフォーマンスを最適化して、究極のPCゲーム体験を創り出します」としている。