JeSU、アジア競技大会に向けたeスポーツ日本代表選手選考会の実施を発表

　日本eスポーツ連合（JeSU）は、2018年8月18日にインドネシアで開催されるスポーツイベント「第18回アジア競技大会 ジャカルタ・パレンバン」において、デモンストレーション競技として行なわれるeスポーツ競技に、日本代表選手を派遣することを発表し、その日本代表決定戦を5月26日、27日に実施することを明らかにした。会場は東京池袋のeスポーツ施設「LFS池袋」。詳細については後日JeSUの公式サイトを通じて発表するとしている。

　第18回アジア競技大会では、下記の6タイトルが選出されており、JeSUが日本代表を選出するのは、「Arena of Valor」を除く5タイトル。日本でも人気の高い「League of Legends」や「ハースストーン」、そしてコナミがグローバル展開しているサッカーゲーム「ウイニングイレブン 2018」なども含まれており、レベルの高い予選が繰り広げられることが予想される。ただし、予選大会を行なうのは一部のタイトルのみで、残りのタイトルについては「これまでの大会実績を元に、IPホルダーと協議の上、代表選手を選考する予定です」と、予選なしでいきなり日本代表を選ぶタイトルもあるとしている。

第18回アジア競技大会は個人戦と団体戦に分けられている

コナミは発表に合わせて特設ページをオープンしている

日本代表予選を行なうLFS池袋

【第18回アジア競技大会 eスポーツ競技種目】
League of Legends(MOBA)
ウイニングイレブン 2018 (スポーツ)
Arena of Valor (MOBA)
StarCraft II: Legacy of the Void (RTS)
Hearthstone (カード)
Clash Royale (ストラテジー/カード)

　現時点では、日本代表予選の全容が判明しているのは、「ウイニングイレブン2018」のみで、残りは順次発表予定となっている。

　「ウイイレ2018」では、基本プレイ無料のPS4版「ウイニングイレブン2018 Lite」を用いて、5月19日、20日の両日でオンライン予選を実施し、5月26日、27日にLFS池袋およびコナミホールを会場にオフラインで日本代表を決定する。このオフライン大会では、予選を勝ち上がった8名に、プロライセンスを持つ12名を加えた20名で争われ、2名の日本代表選手を選出。日本代表に選ばれた2名は、6月中旬の東アジア地域予選を戦い、上位2カ国が東アジア競技大会の本大会に出場できる。詳細については特設ページを参照して欲しい。

　「ウイイレ2018」以外のタイトルについては、現在、各メーカーとどのように日本代表を選出するのか、現在進行形で交渉中と言うことで、来週以降に順次発表される見込み。

　なお、「League of Legends」については、Riot Gamesが主催している「League of Legends Japan League」において、外国人を交えてのクラブチーム単位での大会運営が一般的になっているため、日本予選を行なうことは現実的ではなく、協議会が定めた日本代表監督による実績ベースの選出になる見込みで、ドリームチームによる戦いが期待できそうだ。