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「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」がGOTYを獲得!
「ニーア」はAudience Awardsを受賞、「Gorogoa」や「Cuphead」も健闘
2018年3月22日 18:12
今年も開催された「18th Annual Game Developers Choice Awards」。ゲーム開発者、特に世界中から集まったゲーム開発者が選ぶGDC Choice Awardsは様々な賞と比べても注目度が高い。大作タイトルだけでなく独立系やモバイルタイトルなどもノミネートされるし、革新性や、世界観、演出の技法など、ゲーム開発者だからこその深く鋭い視点で様々なタイトルを分析し、推薦するのだ。
「18th Annual Game Developers Choice Awards」の「GOTY(Game of the Year)」を受賞したのは任天堂の「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」。本タイトルはGOTYだけでなく、「BEST AUDIO」、「BEST DESIGN」も受賞、他の賞にもノミネートされるなど非常に人気のタイトルだった。
授賞式に開発者は登壇しなかったが、ビデオレターで開発者の青沼英二氏と藤林秀麿氏が登場、受賞による感謝の言葉を語った。会場からの拍手も大きく、開発者達のタイトルへの強いリスペクトの気持ちが伝わってきた。
また、ノミネートからは独立した2月末からのオンライン投票で決定されるAudience Awardsではスクウェア・エニックスの「NieR:Automata」が受賞、ヨコオタロウ氏と田浦貴久氏が登壇した。GDCでは2人による開発エピソードの講演も行なわれた。こちらも取り上げていく予定だ。
「18th Annual Game Developers Choice Awards」は様々なタイトルがノミネートしていた。「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」、「NieR:Automata」以外にも、「Horizon Zero Dawn」、「Gorogoa」、「Cuphead」といったタイトルが複数の賞でノミネートしていた。
「Gorogoa」はiOSやAndroid、Nintendo Switch版も発売されているパズルアドベンチャー。細かな手描きのイラストレーションによる独特な世界観と、プレーヤーの想像力を刺激するパズルが特徴。シンプルでありながら、ぐいぐいと世界観に引き込まれていくのだ。
「Gorogoa」を初め、Best Narrativeを受賞した「What Remains of Edith Finch(フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと)」などすでに日本語版が発売されているタイトルも多い。まだプレイしていない人は、この機会に受賞作品、ノミネート作品をプレイしてみてはいかがだろうか。
18th Annual Game Developers Choice Awards
Game of the Year
「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」(任天堂)
Audience Award
「NieR:Automata」(スクウェア・エニックス)
Best Design
「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」(任天堂)
Best Narrative
「What Remains of Edith Finch」(Giant Sparrow)
BEST VR/AR GAME
「SUPERHOT VR」(The SUPERHOT Team)
Best Technology
「Horizon Zero Dawn」(Guerrilla Games)
INNOVATION AWARD
「Gorogoa」(Jason Roberts/Buried Signal)
BEST AUDIO
「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」(任天堂)
Best Debut
Studio MDHR (「Cuphead」)
BEST VISUAL ART
「Cuphead」(Studio MDHR)
BEST MOBILE/HANDHELD GAME
「Gorogoa」(Jason Roberts/Buried Signal)