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デジタルコンテンツの祭典「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー」、今年は「Nintendo Switch」が受賞!
2018年3月12日 20:36
社団法人デジタルメディア協会は、年間を通じて優れたデジタルコンテンツを表彰する「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー '17/第23回AMDアワード」の発表および授賞式を開催した。
デジタルコンテンツと言っても映像作品から音楽、イベント、広告からゲームまで非常に幅広い。その現われとして昨年は、「年間コンテンツ賞(優秀賞)」に「PlayStation VR」と「ポケモンGO」が選出されたほか、AMD理事長賞がピコ太郎さんの「PPAP」が受賞、そして大賞は「超会議2017」で上演された「超歌舞伎 今昔饗宴千本桜」が受賞している。
そんな多彩な受賞作が並ぶ表彰式の中で、今年は比較的ゲーム関連作品が少なかったが、年間コンテンツ賞(優秀賞)に「Nintendo Switch」と「VR ZONE SHINJUKU」が入賞した。そんな中から、昨年話題を席巻した「Nintendo Switch」が、審査員の満場一致(審査委員長の夏野 剛氏談)で年会最優秀賞となる「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー '17」総理大臣賞の栄冠を勝ち取った。
優秀賞受賞時に挨拶した、Nintendo Directなどでもおなじみの任天堂の小泉歓晃氏は「Nintendo Switchが発売され、1年が経ちますが、1年前は賞を受賞できるとは思っていませんでした。人々が非常に忙しく(行動し)多様化している今の世の中において、ゲーム機に何ができるのかを考え抜きました。そして、人々を24時間ゲーム漬けにするというコンセプトの元、Nintendo Switchを開発しました。それが多くの人に受け入れてもらえて励みになりますし、ますますチャレンジしていきたいと思います」と開発コンセプトを振り返りながら歓びを語った。
一方、最優秀賞を受賞した時に挨拶した任天堂の高橋伸也氏は「世界中の方に遊んで頂いて嬉しく思います」と切り出し、授賞式出席陣がネクタイ柄をJoy-Conのカラーなどに合わせてきたとコメントし「Joy-Conにはすごくたくさんのギミックが詰まっています。その機能をどのように活かすのか? ソフトウェアとハードウェアが連携して新しいものを生み出してきた。それが任天堂の強み」と自ら分析してみせた。
実は授賞式に出席した野田聖子総務大臣がまもなく発売される「Nintendo Labo」について触れ、「創意工夫が大切」とスピーチ。この総務大臣の挨拶を受けて高橋氏は「Nintendo Laboでは新しい遊びの提案を行なっていきます。これからも楽しめること、驚いてもらえるものを作っていきます」と語り締めくくった。
今回「Nintendo Switch」が受賞したことについて夏野審査委員長は「スマートフォンが全盛のこの2017年に、新しいプラットフォームを出すと言うことは、相当プレッシャーがあるし、相当の自信があったのだと思う。そしてこれだけの成果を生み出し、日本発のプラットフォームとして自信付けられたし、ユーザーみんなが感動している。もちろん今年も色々と優秀賞はあったが、受賞作は審査委員の満場一致でNintendo Switchに決まった」と、Nintendo Switch発売の衝撃の強さを語った。