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キャラクターが描かれた「ファイナルファンタジーXV ポケット“ティッシュ”エディション」が大人気!

スクウェア・エニックスのプロデューサーさん自らティッシュ配り

2月15日 配布

 スクウェア・エニックスは、 Android/iOS用RPG「FINAL FANTASY XV POCKET EDITION」(FFXV ポケットエディション)の配信開始を記念して、登場キャラクターが描かれたポケットティッシュ「ファイナルファンタジーXV ポケット“ティッシュ”エディション」を都内各地で配布した。

 タイトルの「POCKET EDITION」から来る“だじゃれ”的な企画だが、ティッシュには「FFXV」の本編のキャラクターと、「POCKET EDITION」でデフォルメされたキャラクターが描かれており。6種類すべて揃えると「XY」が背景に浮かび上がるようになっている。

 ティッシュはノクティス、イグニス、グラディオラス、プロンプト、ルナフレーナ、アーデンの全6種。10時から配布が始まったが、新宿では待ち構えていたファンが殺到し、ちょっとしたお祭り騒ぎに。ファンの方は6種類あることを知っているので、早々にコンプリートしていた。

 また、「ファンである子供のために」という方や、1度受け取り、いくつか種類があることがわかると、わざわざ取りに戻られる方もいた。またスクウェア・エニックスの、大藤昭夫「FFXV」プロデューサーと「FFXV ポケットエディション」を担当した伊藤幸正プロデューサーもティッシュ配りに参加。大藤氏をめざとく見つけたファンがコミュニケーションを取りに集まる場面も見られた。

ティッシュを配る大藤昭夫プロデューサー。ファンと交流する場面も

 ティッシュ配りを終えた大藤氏と伊藤氏は、記者陣の質問に答えた。大藤氏は「人生で初めてティッシュを配りましたが、難しいです。でもファンの方からティッシュの配り方のノウハウを教えてもらったら受け取ってもらえるようになって、何事も勉強だと思いました」と振り返った。

右が、スクウェア・エニックスの「FFXV ポケットエディション」を担当した伊藤幸正プロデューサー、左が「FFXV」を担当した大藤昭夫プロデューサー

 ファンとの交流について、「元々のゲームはすでに1年半ほど前の作品で、すごく熱心なファンの方が今も応援してくださってます。そういった方々が、なにかイベントがあると集まってくださって、同窓会のような雰囲気ですね。そういった方が『FFXV ポケットエディション』にも興味を持って頂けているというのもあります」とファンに支えられていることを嬉しそうに語った。

 同時に、「FFXV ポケットエディション」は新しくスマートフォン用タイトルとして配信されているということで、伊藤氏は「スマートフォンになっているのをずっと待っていたと仰る方は多いですね。もともと『FFXV』は知っているけど、家庭用ゲーム機は持っていないので、遊んでなかった人たちに向けて作ったタイトルなのですが、思っていた以上に待っていてくださった方がいらっしゃったという印象です」とスマートフォン版の制作の経緯を説明。

 スマートフォン版ということでグラフィックスが大幅にデフォルメされているが、なぜこういったキャラクターデザインになったのかという点については「スマートフォンで家庭用ゲーム機と同じグラフィックスを再現するのはさすがに難しいのです。そこで、どういったグラフィックスがスマートフォンのユーザーにウケるのか、日本だけでなく全世界でユーザーテストをして決定しました。お陰様でヨーロッパやアメリカでも人気が高くて嬉しいです」と伊藤氏はコメントした。

 ティッシュが配られた現場では女性ファンも多かったが、ハードコアゲーマー以外にも広げたいという意向があったため、ターゲットが広がったという点で成功したとみているという。ちなみに、ダウンロード数は明らかにされていないが、伊藤氏によれば「好調……というよりは絶好調」ということで、良い結果となっているようだ。

 ちなみにティッシュにはキャラクターが描かれているが、人気のキャラクターを伺うと、「まず最初に受け取るのは、好きなキャラクターを選ぶ方が多く、プロンプトが好きという方が多かったかな」と大藤氏。一方伊藤氏は「ノクトが1番もらってくれたかな。主人公ですし」と、人それぞれのようだ。

 2月14日のバレンタインデーには、スクウェア・エニックスにキャラクター宛てのチョコレートのプレゼントが山のように届いたのだとか。以前田畑ディレクターは、「FFXV」はロードムービーであり、「キャラクター達とっしょに旅を楽しんで欲しい」と仰っていたが、そういった意味では、ファンにとっては思い入れのあるキャラクターに育ったということだろう。

 最後に伊藤氏は「スマートフォン用となりサクサク遊べるようになっているので、『FFXV』を知らない方にも遊んで頂きたい」とアピール。大藤氏も「スマートフォン用タイトルとなり手軽にプレイできるので、気軽に遊んでみて欲しい」とコメントした。