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「モンハンワールド」、台湾で「ストV AE」との逆コラボを発表
リュウやサクラの防具や、波動拳や昇竜拳をダメージ判定ありのジェスチャーとして導入
2018年1月28日 19:14
- 【Taipei Game Show 2018】
- 1月26日~29日開催
- 会場:台北國際世貿中心一館
Taipei Game Show 2018会期3日の1月28日、今もっとも旬といっていい日本発のAAAタイトル「モンスターハンターワールド」のステージイベントが、SIETブースにおいて開催された。イベントにはグローバルでの発売からわずか2日後にも関わらず、プロデューサーの辻本良三氏、ディレクターの徳田優也氏が参加し、SIEJAプレジデントの盛田厚氏、SIEJAデピュティプレジデントの織田博之氏らが見守るなか、盛大に開催された。
その盛り上がりは、時間までにブースまでたどり着けないのではないかというぐらいの混み具合で、SIETとして今年もっとも多い来場者を集めるステージとなった。登壇した辻本氏が「新情報を持ってきた」というと歓声が上がり、徳田氏が「高い評価が伝わってきて嬉しい」とさらに歓声が上がるという具合で、最初から熱気に包まれたイベントとなった。
ここまで盛り上がるのは理由がある。「モンスターハンター」シリーズ最新作として初めて中文繁体字に対応したことと、かつ中文繁体字版を、発売日に実装されるDay Oneパッチの中に盛り込んだことだ。日本語版をPSPで遊びまくってきた台湾の「モンハン」ファンにとっては、シリーズ待望の中文化であり、それが日本と同じタイミングで遊べるとあって大きな盛り上がりを見せているわけだ。
イベントは日本では1月5日に公開された無料の大型アップデート第1弾についての告知と、その中に追加モンスターとしてイビルジョーが含まれていることが明かされた。徳田氏は、「イビルジョーは獲物を咥えながら攻撃する習性があり、倒したいモンスターを咥えさせることで倒すことができる」と語り、単なるモンスターの追加だけでなく、「モンハンワールド」らしいユニークな生態系も盛り込まれることをアピールした。
その後、徳田氏と台湾の女性タレント、それから来場者から2名の計4名による実機デモが行なわれた。ちなみに会場の試遊台は、いわゆる製品版ではなく、試遊のために切り出されたバージョンで、日本語版のままだったが、今回のデモでは製品版が使われ、中文繁体字になっていた。徳田氏のみ日本語版で、徳田氏が引っ張る形で飛雷竜トビカガチ討伐が行なわれた。
辻本氏は解説役に回ったが、ローディング中に、「モンハン」経験者を挙手させると、ほとんど全員の手が上がり、上機嫌で「『モンハンワールド』はワールドワイドでマッチング可能なので出会ったらよろしく」と語った。
プレイが始まると辻本氏は、「うわー」、「うまい!」、「ややこしいぞ」とユーザー視点のコメントを連発し、「プレイしているのを見ると、僕も家に帰ってプレイしたい」とぼやくなど、来場者と一緒になって楽しんでいた。トビカガチ討伐は、途中何度か危ないシーンはあったものの徳田氏の指揮で見事討伐に成功。参加した2人はオリジナルグッズをゲットした。
そしてお待ちかねの新情報発表となった。ヒントは日本で1月25日に発表された「ストリートファイターV アーケードエディション(ストV AE)」と、「モンハンワールド」とのコラボ発表(参考記事で、今回はその逆コラボが発表となった。
コラボの内容は「モンハンワールド」に、「ストV AE」の登場キャラクター「リュウ」と「サクラ」になりきれる防具一式と、その獲得のためのクエストを実装するというもの。性別問わず装備可能で、装備すると見た目だけでなく、ボイスまでリュウやサクラになる。
公開されたトレーラーではリュウとサクラが波動拳や昇竜拳を繰り出すシーンも見られたが、こちらはジェスチャーとして導入予定で、ダメージ判定もあるため、これらの技でフィニッシュを決めると「凄くカッコイイ」(辻本氏)ようだ。ちなみにジェスチャーは有料配信となる見込み。
気になる実装時期は、まずはリュウから「ストV AE」ユーザー先行で、2月中旬頃を予定。その後、一般向けにも配信される。サクラの実装時期については後日、改めて発表するとしている。
辻本氏は最後に「台湾は何回か来ているが凄く熱い。ようやくワールドワイドで同時発売することができた。台湾のファンの皆さんの期待にも応えられたと思っている。家に帰ったら自分も遊ぶので、ぜひオンライン上で会いましょう」と挨拶。最初から最後まで熱気に包まれたイベントだった。