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「FGO冬祭り宮城会場」で「Fate/Grand Order」初の「節分イベント」開催を発表

上級マスター向けの超難関クエストとなるか!?

1月14日 開催

会場:夢メッセみやぎ

 兵庫、宮城、広島、大分の4都市で開催されることとなっているスマートフォン向けゲーム「Fate/Grand Order」(以下、FGO)のリアルイベントである「FGO冬祭り 2017-2018 ~冬のファラオ大感謝祭~」の第2回目イベントが、宮城・仙台市にある夢メッセみやぎでイベントで1月14日に行なわれた。

 イベントには数多くのマスターが参加。フィギュアや実物大の宝具、目玉となる「光輝の大複合神殿の玉座」などの展示のほか、ステージイベントを楽しんでいた。

「FGO」初の節分イベントを開催。アーケード版は2018年夏に稼働開始

 まずはマシュ・キリエライト役の声優・高橋李依さんとニトクリス役の田中美海さんが登場したゲストトークイベントで明らかになった、ゲーム関連の最新情報からご紹介していこう。

 アーケード版となる「Fate/Grand Order Arcade」だが、2018年夏にリリースされることが発表された。“夏”という微妙な公開の仕方に、“いつの夏なのか”という問いも発せられたが、FGO PROJECTクリエイティブディレクターである塩川洋介氏は「最近は9月も暑いですが」ととぼけたものの、「春は春、夏は夏でやっていきます」と明言した。

 なお本作については2月10日~11日の期間で開催される「JAPAN AMUSEMENT EXPO2018」での出展が予定されているが、このセガブースで行なわれるステージイベントが、ニコニコ生放送で生中継されることも明かされた。

高橋李依さんと田中美海さん
「Fate/Grand Order Arcade」のリリース時期は2018年夏に
メドゥーサのモデルも公開
初公開となるメドゥーサのカード
JAEPOでのステージイベントの生中継も決定

 「FGO」の新情報については、初の節分イベントとなる「節分酒宴絵巻 鬼楽百重塔」が発表された。これは「鬼」という文字が入っている通り、上級マスター向けのイベント。終局特異点をクリアしたマスターのみが参加できるという条件からも、かなり難しいものとなるようだ。イベントでは百重塔を踏破していくことになるが、1度出撃したサーヴァントは一定時間再出撃不可、そしてサポート選択不可という厳しいルールも設けられている。

 「これまでいろいろなサーヴァントを育てていると助かりますと言ってきた」と塩川氏は語るが、6騎のサーヴァントすべてを自前でそろえる必要があるほか、コストもそのままなのでかなりの工夫が必要となる。「必ずしも6騎、強いサーヴァントで埋めるのが正解でないかもしれない。再出撃不可のルールもあるので、レベル1のサーヴァントと、あまり育てていないものでクリアしていくという工夫も必要」(塩川氏)。

 なお今回は、クリア後の配布サーヴァントは用意されない。その代わりにイベント限定の概念礼装が配布される。スタート時期は1月下旬を予定しているとのことなので、それまでに手元のサーヴァントを見直して、いろいろなメンバーを育てておく必要があるだろう。

節分イベントで配布される限定の概念礼装イメージ

 イベントの最後には坂田金時の新しい宝具演出についても「この会場限定で!」(塩川氏)ということでムービーが流され、場内からはどよめきが上がっていた。

プロジェクトスタッフによるクリエイターズトークも実施

左から塩川氏、バスター石倉氏、金沢氏

 会場では塩川氏のほか、マーケティングディレクターのバスター石倉氏、アニプレックス宣伝の金沢氏によるクリエイターズトークも行なわれた。ここでは昨年末から今年初めにかけて行なわれたイベントを振り返りつつ、トークが展開された。

 クリスマスイベントについてだが、「2017年末をいかにお客さんに楽しんでもらうかを考えながら準備してきた」と塩川氏。2016年末の終局特異点についても1年半くらいかけて準備をしたので、これと違った形で盛り上がるよう、イベントについては2017年の初めから準備されていたそうだが、中身が明らかにならないように、かつ多くの人に遊んでもらうことに苦労したそうだ。

 春に開幕が予定されている「コスモス イン ザ ロストベルト」についても、「なるほどこう来たかというところを楽しんでもらえるよう、第1部のスタートと変わらない盛り上がりにしたい」と語る。

 なお年末特番で公表した、初期サーヴァントの共通バトルモーションを専用のものに作り替えるというところだが、あまりにも数が多いので大変だと明かす。「1日でも早く全サーヴァントをやりたいが、順次対応している段階」(塩川氏)とのことだ。

 塩川氏が公式サイトで募集したユーザーからの質問に答える「復刻:教えて塩川さん!『FGO』一問一答!」のコーナーでは、まず「スタッフの皆さんは何騎くらいスキルレベルを10にしているか」という問いに対して、ユーザー全体の傾向を探ってみた結果について公表。すべてのスキルがレベル10になったサーヴァントのトップ3は、3位がマーリン、2位がジャンヌ・ダルク(オルタ)、1位はマシュ・キリエライトという順番となったという。

 また兵庫会場で公表された、レベルマックスになった☆3概念礼装のランキングを受けて、☆4概念礼装のランキングも聞きたいという声にこたえて、こちらも公開。3位が騎士の矜持、2位が死の芸術、1位は虚数魔術だった。NPアップ系はやはり人気のようだ。

スキルすべてがレベル10になっているサーヴァントトップ3
レベルマックスになっている☆4概念礼装のトップ3

あなたならどのサーヴァントと光のページェントを歩きたい?

 高橋さん、田中さんが登場して行なわれたゲストトークイベントでは、先ほど述べたゲームの最新情報のほか、「カルデアラジオ局出張版」のコーナーも用意された。ユーザーからの投稿による、年末に行なわれたライトアップイベント「SENDAI 光のページェント」に一緒に行きたいサーヴァントランキングを紹介。3位がマシュ、2位がキャスギル、1位がオジマンディアスという内容だった。3位のマシュについては当然だなという感じ。2位のギルガメッシュは、このままでは寒そうだという意見も出たりした。

 同じように今度は、東北楽天ゴールデンイーグルスのユニフォームが似合うサーヴァントについてもランキングが発表となった。3位がエイリーク・ブラッドアクス、2位がフェルグス・マック・ロイ、1位が坂田金時(ライダー)という順位だったのだが、フェルグス・マック・ロイが登場すると場内は爆笑。確かにカラドボルグがだんだんとバットに見えてくる……のかもしれない。

とにかく盛りだくさんだった冬祭り

 ここまでゲームの最新情報とイベントの情報をお伝えしてきたがいかがだっただろうか。イベントは10時から開始されたのだが、早い時間から物販コーナーには長蛇の列ができていたし、幕張メッセの2ホール分程度の会場は人であふれるほどだった。「全国いろいろなところに行きたい」と塩川氏が発言したことから「FGO」のリアルイベントは数多く行なわれているとのことだが、今後とも続けていただきたいと思う。次に開催されるのは2月24日で、広島会場で行なわれる。