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【スマホアプリ今日の1本】スマホMMORPGの雄・アソビモが放つ最新アプリ!「アルケミアストーリー」
魔法と錬金術が織りなすファンタジックな世界をYOMEとともに冒険しよう!
2017年12月7日 12:00
「アルケミアストーリー」の3大ポイント
・髪形、体型、眉の色まで決められる驚異のキャラクタークリエイト!
・プレーヤーと冒険をともにする“YOME”がいつもそばにいてくれる!
・生き生きと動く可愛いキャラクター、そしてモンスター!
11月末日、正式リリースが始まるや否や多くのファンが殺到し、サーバー増強などの緊急メンテナンスを余儀なくされたほどの超人気タイトル「アルケミアストーリー」。それもそのはず、「アヴァベルオンライン」、「イルーナ戦記オンライン」、「トーラムオンライン」といった名作MMORPGを配信してきたアソビモの最新作とあれば、多くのユーザーたちの耳目を集めるのも納得がいく。絵柄が可愛らしく全体的にほのぼのとした雰囲気なので、コアなゲーマーだけでなく女性などのライト層からの支持を得ているのも人気の秘訣だろう。
今回は、そんな「アルケミアストーリー」をRPGと可愛いものが大好きな筆者がプレイ。ゲームシステムの解説はもちろんのこと、本作の見どころやプレイした感触を私見を交えて紹介していく。本作を未プレイの方は、ぜひご一読願いたい。
本作の舞台は、魔法と錬金術が融合したファンタジックな世界。魔物を忌避するあまり人々は街へと密集し、成人した若者は冒険の旅へ出る。「魔」を絶つことが若者の正しい生き方とされていた時代、主人公=プレーヤーもそんな冒険者の1人となり、各地に魔王がいる世界を旅することになる。
非常に語るべき部分の多い本作だが、なかでも絶対に外せないポイントが3つある。その1つ目は、ゲーム開始時に行なうキャラクタークリエイト。本作では、通常のキャラクターメイキングでは考えられないような細かな部分まで設定できるようになっているのだ。
外見は、15種類とハゲも含めた(笑)16種類の髪形を組み合わせて作成する。身長と体重は、ともにほぼミリ刻みでの調整が可能。これだけなら「なんだ、それほどでもないじゃないか」と思ってしまいそうだが、これはほんの序の口に過ぎない。髪は色や陰影の設定に加え、長くしたり短くしたりクセ毛にしたりなど変幻自在。さらに顔は、眉・目・鼻・口の形から位置まで細かく決められる。
また、女性キャラクターには「胸囲」を設定でき、貧乳から巨乳までプレーヤーの思いのまま(笑)。男性キャラクターにも女性的な髪形が用意されており、男の娘として冒険することも可能だ。自由度が極めて高い(というか、高すぎる)ため、こだわり始めたらキリがない。ちなみに筆者はこだわり過ぎるあまり、主人公のキャラクタークリエイトだけで8時間近くかかった(実話)。
もう1つのポイントは戦闘システム。本作には「たたかう」や「こうげき」といった、いわゆる通常攻撃に当たるコマンドがない。かわりに3つのアイコンをタップすると使用できるスキルを用いて敵と戦うのだ。
スキルには、3つの時間制限が設定されている。バトル開始からスキルが使えるようになるまでのレディタイム(ないスキルもある)、スキルを使ったときに発生するキャストタイム、スキルを使ったあとに発生するクールタイムだ。そのほか、使ったスキルは消費されてなくなるが、一定時間が経過すると新たなスキルが補充される。
また、スキルには「ガード」などの防御手段があるのも特徴。敵がこちらへ攻撃してくるとき、すぐに実行に移るわけではない。いわば、敵側にもキャストタイムがあるのだが、そのあいだは敵の頭上に「攻撃予告」というメッセージが表示される。つまり、敵への攻撃を優先するか、それともいったんガードでしのいでチャンスをうかがうかといった駆け引きが生まれるわけだ。これも本作のバトルを深いものにしている一因と言えよう。
そして3つ目は、最大の目玉とも言えるYOMEシステム。主人公とともに旅をするもう1人のキャラクターを作成できるシステムで、つねにそばにいて主人公を手助けしたり一緒に戦ってくれる。YOMEは「Your Own Meet Everyday」の略称ではあるものの、「嫁(よめ)」と掛けているのは間違いあるまい。ちなみに性別は女性だけでなく男性も選択が可能だ。
せっかくのNPCがただの空気……という作品も多いが、本作はさにあらず。YOMEも主人公と同じようにメイキングでき、自分の思いどおりのキャラクターを作成できる。ボイスも設定できるため、ある意味では主人公以上の作り込みが可能だ。これだけでキャラクターへの愛着が倍増し、「最初から決められたキャラクター」と旅をするのとは一味も二味も異なる楽しさがある。
チュートリアルの一部をYOMEにまかせているのもうまい。この世界の説明や主人公が置かれている状況、これから行なうべきことを教えてくれるため、非常に頼りになる。1980年代~1990年代後半のRPGで謎解きに行き詰まり、「こんな時、仲間に相談できたら……」と思った経験のある筆者にとってはとくにうれしかった。
さて、非常にやり込みがいのある作品に仕上がっている本作だが、残念な点が1つある。それは待ち時間が多く長いため、冒険のテンポがよくないこと。新たなクエストを始める時、クエストをクリアした時、敵とエンカウントした時など、ことあるごとにロードが発生する。MMOだから程度ロードが発生するのは仕方がないのかもしれないが、さすがにこれは多すぎ&長すぎである。人によってはかなりストレスを受けるであろうことは想像に難くない。せっかくの名作MMORPGを楽しく快適にプレイするためにも、開発スタッフにはぜひとも改善を求めたいところだ。