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全高40cmのνガンダムに、光るシン・ゴジラ! TAMASHII NATION 2017
発表会で施策を発表。マイレージ制度や直営店もスタート
2017年11月30日 16:50
バンダイコレクターズ事業部は、12月1日から3日までベルサール秋葉原と秋葉原UDXの2会場で、新商品紹介イベントTAMASHII NATION 2017を開催する。入場は無料。
「TAMASHII NATION」は、メタルビルドやS.H.Figuarts、超合金などコレクターズ事業部が展開する「魂ブランド」の今後の新製品を中心に、魅力的な商品を多数紹介するイベント。ステージイベントや会場限定販売なども行なわれ、毎年多くの来場者が訪れる。今年は10周年ということで2つの会場で多くの展示が行なわれる。
弊誌では開催に先がけて行なわれた内覧会をレポートしていきたい。本稿ではコレクターズ事業部の2018年の取り組みが語られたオープニングセレモニーとなった発表会を紹介していきたい。
直営店にマイル制度、大きく変わる魂ブランドの取り組み
オープニングセレモニーでは、バンダイ代表取締役社長の川口勝氏の挨拶の後、今後の「TAMASHII NATION」に関する3つの新発表が行なわれた。
まず1つ目が“直営店”となる「TAMASHII NATIONS TOKYO(仮)」が、東京・秋葉原に2019年5月にスタートする。ここではコレクターズ事業部の商品が展示され、物販が行なわれる。コレクターズ事業部はイベントで限定商品なども販売しており、こういった展開も楽しみだ。店舗には魂ネイションズを創り出すクリエイター、出典となる特撮作品やアニメ作品の関係者なども訪れるという。
この店舗に先がけ、JR秋葉原駅で現在コレクターズ事業部の商品展示を行なっている「AKIBAショールーム」が2018年3月にリニューアルし、物販を開始するという。コレクターズ事業部は、将来的にはアジア・北米での姉妹店展開も視野に入れているとのことだ。
2つ目の発表が「マイレージ制会員制度」。ECサイトや直営店での買い物、国内・海外の各種イベント・キャンペーン、アンケートへの協力などでポイントが貯まる。最初に、会員新規登録時にマイルが付与される。その後利用を重ねることで会員ランクがアップ、ランクに合わせたクーポンも発行されるとのこと。
こちらの会委員登録は12月1日より事前エントリーが開始される。マイルなどの詳細は今後発表される。「TAMASHII NATIONS TOKYO(仮)」との連動も予定されており、ブランドのファンには魅力的なサービスとなりそうだ。
3つ目が“「TAMASHII NATIONS」品質保証ロゴ”。これは主に海外市場に向けての戦略であり、新ロゴマークをつけることで商品の品質を保証するというもの。コレクターズ事業部の「魂ブランド」の商品は、日本で企画・開発・監修を行ない、厳しい規定による品質管理を実施している。
魂ブランドはそのクオリティで海外でも高い人気を得ている。まや、問題となっている“海賊版”への対策も視野に入れているだろう。ユーザーへきちんとした商品を届けるための施策だ。
リボルケインにメタルビルドストライク、発光ギミックフィギュアなど10大商品発表
3つの施策に加え、大きな取り組みというのが「10大商品」の発表だ。これらは全て発売未定だが、今後の魂ブランドの方向性を提示する商品だ。まず6つの商品がスクリーンで紹介され、続いて試作品と共に4つの商品が紹介された。画像と共に取り上げていこう。
1番目の「TAMASHII Lab リボルケイン」は、番組内のプロップ(小道具)のようなクオリティに多彩なギミックを加えた「TAMASHII Lab」の新製品。「光る刀身」、「回転発光する風車」、「新規収録されたセリフ」、「劇中BGM」と、すべての要素を兼ねそろえた決定版のリボルケインになるという。2つ目は「超合金魂 魂MIX ゲッターエンペラー」。フリーイングとコラボレーションにより、“究極のゲッターロボ”を実現する。
3つ目は、「魂コレクション(仮)キュアブラック&キュアホワイト」。プリキュアシリーズ15周年を記念した、ビッグスケールスタチューモデルとなる。4つ目が「METAL ROBOT魂 ランスロット・アルビオン」。メタルビルドの技術を活かしながら、ROBOT魂のサイズでのアクションフィギュアを製作するシリーズに、「コードギアス」の機体が登場する。
5つ目が「聖闘士聖衣神話EX × PROPLICA 火時計」。「聖闘士星矢」で印象的な火時計にどんなギミックが盛り込まれるのだろうか。そして6つ目が注目の「METAL BUILD ストライクガンダム」。ストライクフリーダムや、ディスティニーが発売されたシリーズで、ストライクが登場。大河原邦男氏と、重田智氏という2人のクリエイターの想いを込めた商品になるとのことだ。
ここからは試作品を見ることができた商品となる。どれも発光ギミックが盛り込まれており、会場でのデモンストレーションが行なわれた。「S.H.MonsterArts輝響曲 シン・ゴジラ」は、発光やサウンドギミックが盛り込まれる「輝響曲(こうこうきょく)」のシン・ゴジラバージョン。劇中同様、背中の発光が赤から紫へ変化。BGMも流れる。
「解体匠機(かいたいしょうき) νガンダム」は、“魂ネイションズが提案する新しいロボットの形”となるという。アニメでは描き切れないリアルさを追求し内部構造なども盛り込んでいくとのことだ。全高40cmにあらん限りの情報を込めている。豊富な発光ギミックも魅力だ
「新規ブランド スーパーサイヤ人孫悟空」ブランド名も未定のこの全高約30㎝のビッグサイズフィギュアは、頭部に多色LED発光ギミックを搭載し、髪の色が鮮やかなイエローからブルーに変化。音声ギミックも搭載している。
ラストの10番目は、同じく「新規ブランド 仮面ライダー電王 ソードフォーム」。フィギュアのベルトにライダーパスをかざすと、変身待機音が鳴り、頭部の電仮面をレールに沿ってはしらせるとアイパーツが劇中さながらに展開。劇中の変身シーンを思わせるギミック満載なのだ。
今回発表された10の商品は、会場にも展示されている。内覧会レポートでもこれらの商品を中心に、ユニークな新商品を取り上げていきたい。そしてもちろん一般日は多彩なイベントも注目だ。「劇場版 マジンガーZ / INFINITY」や「プリキュアシリーズ」のスペシャルステージも予定されているので楽しみにして欲しい。