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女性ファンも多数詰めかけた、3DS「逆転裁判4」発売記念! 巧舟氏サイン会
巧氏、「熱い気持ちで作り上げた」と当時を振り返る
2017年11月22日 21:35
カプコンは、ニンテンドー3DS用法廷バトルゲーム「逆転裁判4」の発売を記念して新宿のビックカメラ新宿西口ハルク店でサイン&握手、撮影会を開催した。
開演前にズラリと行列が出来上がったが、巧 舟「逆転裁判」シリーズ総監督は来場者にサインを描き、質問に答え、記念撮影にも応じ、たっぷりと時間を割き、一人一人に丁寧に感謝の意を伝えていた。実に1時間30分以上にも及ぶ長丁場に及んだ握手会だったが、来場者は巧氏の前にくると、どんなに「逆転裁判」シリーズが好きかを緊張した面持ちで伝えていたのが印象的。巧氏は「風邪気味だったのですが、『大逆転裁判』が好きですといってくださる方もいて、元気をもらいました」と嬉しそうだった。
また、何度か「逆転裁判」シリーズのサイン会などを取材をして毎回思うのだが、非常に女性比率が高く、今回も見た感じでは8割ほどが女性で占められていたといった感じだった。また、長くシリーズのファンである人が多く、「10年くらいプレイしています」という方達ばかりだった。巧氏によれば「アジアの方も多かったですね。『逆転裁判』シリーズも(世界に)広まったんだなと思いました」と語った。
イベント終了後に質問に答えた巧氏と江城元秀氏は「ちょうど10年くらいい経ちますが、その頃はこういったイベントはありませんでした。そういった意味では(ファンとふれあえて)感慨深いですね。これも、ずっと支え続けてくれたファンの皆さんのおかげです」とコメント。
制作当時は「逆転裁判」の3部作を作り終え、頭の中が真っ白な中で4作目の制作がスタートしたのだという。それ故に、新しいチャレンジが盛り込まれ、巧氏をはじめスタッフ陣も熱い気持ちを持ち、一からのスタートという気概で制作に望んだのだとか。そういった想いもファンに伝わっていたのだろうか? 今回のイベントの印象を巧氏に尋ねると「年代的なものもあるのかもしれませんが、ちょうど10年前の4作目からプレイし始め1作目から3作目を振り返ってプレイした方が多いようですね」という。
この4作目から、3Dグラフィックスの見せ方やトリックなど、違ったことに挑戦したというスタッフ陣だったが、巧氏としてはなかなか苦労も多かったようだ。たとえば主人公の「王泥喜法介」の名前が決まるまで大変だったとか。そもそも名前に「泥」が入っているのはどうか? など反論も多かったという。そこは巧氏が様々な調整を行ない、なんとか現在の名前に決まった。また、印象的な前髪を盛り込むなど1度見たら頭から離れないようなシルエットも決定するまでに苦労の連続があったようだ。巧氏は「特に第1話は気合いを入れて考えた」と言うことなので、そのことを念頭にもう1度プレイし直すのも良いかもしない。
ちなみに、こういったイベントは巧氏にとってもいい情報収集の場になっているようで、「『逆転裁判』シリーズはキャラクターが魅力的だから女性ファンも多いのでしょう。検事が魅力的だとファンの方から聞いて、『そうなんだ』と思って、次回作の制作に盛り込んだりしました」と語っていた。
江城氏は「今回『逆転裁判4』が3DSで発売されて、シリーズ6作がすべて揃いました。これを機会に1作目から順番に通しで3DSで楽しんでいただければと思います」とアピールしてイベントを終えた。
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