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「ショッカー軍団、万歳!」、「S.H.Figuarts 地獄大使」登場
“子供が怖がるデザイン”を見事に立体化。リアルな顔の造型に注目
2017年10月30日 11:08
バンダイは通販サイト「プレミアムバンダイ」にて、アクションフィギュア「S.H.Figuarts 地獄大使」を2018年4月に発売する。価格は6,480円(税込)。
地獄大使は特撮番組「仮面ライダー」の悪の組織・ショッカーの大幹部。これまでの幹部は軍服を着たゾル大佐、スーツにマントの死神博士と人間の生身の雰囲気が強かったが、地獄大使は「ファラオの黄金のマスク」をモチーフに、怪人達寄りのデザインとなったが、地獄大使を演じる潮健児さんの顔が派手なメイクで露出しているところに強いインパクトがある。
「S.H.Figuarts 地獄大使」は番組内の雰囲気を再現、正面をにらみ据える顔と歯をむき出しにした表情の2パーツが用意されている。毒々しいスーツに人間の顔の地獄大使は子供にとって、「怪人で、怖いおじさん」という“2重に怖いデザイン”であり、近づいてきたらその迫力に泣いてしまうようなストレートな怖さがある。
現代の大人の感覚ではちょっとチープに見えかねないこのデザインを、きちんと当時の怖さを感じさせる雰囲気も含めて見事に立体化したその技術は、素直に感心させられる。大きなバックルや、左手の鉤爪、首のマントの結び目など、造型氏の熱意が感じられるディテールに注目したいし、ライダーや本郷猛のフィギュアと組み合わせ、様々な場面を作りたくなるだろう。
(C)石森プロ・東映