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「テトリス」、その誕生秘話に迫る書籍が発売

1989年、任天堂がソ連へ送りこんだ1人の男――

11月1日 発売

価格:2,300円(税別)

 白揚社は11月1日、「テトリス」の誕生秘話を描いたノンフィクション書籍「テトリス・エフェクト―世界を惑わせたゲーム」を発売する。価格は2,300円(税別)。

 本書の著者はテクノロジー・ニュースサイトCENTの編集者であるダン・アッカーマン氏で、翻訳は経営コンサルタントの小林啓倫氏によるもの。

 いわゆる「落ちモノ」ジャンルの元祖ともいえる「テトリス」。今や知らない人を探す方が難しいほどの超メジャータイトルでありながら、波瀾万丈のバックグラウンドについてはあまり知られていない。そこで、開発から30年以上が経過した今、テクノロジー系ニュースサイトのベテラン編集者があらためて関係者へ取材を敢行。

 「テトリス」が、ソ連の科学アカデミーの中でどうのように作られたのか、冷戦時代の分厚い「鉄のカーテン」をいかにしてすり抜けたのか、どのようないきさつでゲームボーイのソフトとして発売されるようになったのか、その驚きの事実を映画のようなストーリー展開で詳しく記録する。

目次

・Part 1
1 グレイト・レース
2 アレクセイ・レオニードビッチ・パジトノフ
3 アメリカへ
4 最初のブロック
5 ザ・ブラックオニキス
6 広がるクチコミ
BONUS LEVEL 1 これがテトリスをやっているときのあなたの脳だ

・Part 2
7 鉄のカーテンの向こうから
8 ミラーソフトへ
9 ロシア人がやってくる
10 「悪魔の罠」
11 ELORGへようこそ
12 テトリス、ラスベガスをのみこむ
BONUS LEVEL 2 テトリスは永遠に

・Part 3
13 防弾の契約
14 秘密のプラン
15 迫りくる嵐
16 大きな賭け
17 詰め寄るライバルたち
18 チキンで会いましょう
19 ふたつのテトリスの物語
BONUS LEVEL 3 認知ワクチン

・エピローグ 最後のブロック

・謝辞
・訳者あとがき