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【静岡ホビーショー】静岡だからこそできた「家具屋が提案するフィギュア専用棚」

飾るフィギュア用にテーマも選択可能、電飾もOK!

5月11~14日開催(11.12は業者日)



会場:ツインメッセ静岡

 今回の静岡ホビーショーで興味を惹かれたのが充英アートというメーカーだ。フィギュアやプラモデルを飾る“棚”にとどまらず、衣装ラックや商業施設にありそうな展示台、衣装ケースまで展示しているのだ。

飾るテーマに合わせて家具までも考える、中々できないところではあるが、魅力的なアプローチだ

 話を聞くと充英アートは静岡にある家具メーカーであり、昨今は地震対策での耐震用の工夫などを提案しているという。今回はフィギュアブームを受けて、お気に入りのコレクションや、コスプレイヤー達の衣装をより世界観に合った形で展示すべく、ブースを構え、様々な家具を出展したという。

 家具の値段は1万円からで、数万円の大型のものもある。大きな棚があったり、観音開きのガラスのドアを持つものなどディスプレイしやすいものもある。また木目調のものだけでなく、メタリックなものや、白いカラーリングのものなど、飾るもののテーマに合わせたカラーリングも可能だ。

 クローゼットの技術を活かし、コスプレ衣装をハンガーで飾りつつ、ガラスのドアできちんと飾ったまま衣装も楽しめるラックも用意されている。面白いのが展示の“わかっている感じ”で、ミリタリー系とガルパンフィギュアを飾ったり、ガンプラ関連は小物まで統一してみたりと、棚ごとに使っている人を想定したディスプレイをしており、ユーザーをきちんと理解して商品アピールしているところに好感を持った。

 棚の内部に電飾を施したものもあった。豪華なものは複数のLEDにより7色に色が変わるという。棚の最下段、台座部分に電源と発光ユニットが収納されており、飛び出したボタンでON/OFFができるだけでなく、リモコンで色を切り替えられるものもある。家庭用だけでなく、イベントでの展示台として使えそうな家具まで出展していた。

 オンラインショップに加え、楽天やアマゾン、ヤフーショッピングでも「オンラインショッピングモール」を展開しているということで、気になった人はネットで調べてみてはいかがだろうか。

【充英アート】
電飾を施したものも。家具メーカーならではの本格的な作りが楽しい