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「オーバーウォッチ」、「ソンブラ」のプレイ感を報告します!
積極的に無力化せよ! 暗躍プレイが要のハッキング美女
2016年11月5日 12:42
発表されたばかりの対戦アクション「オーバーウォッチ」の新ヒーロー、「ソンブラ」が「BlizzCon 2016」の会場で試遊できたので、さっそくその感触をお伝えしたい!
「ソンブラ」は、詳細を紹介した記事でもお伝えしたとおり、ハッキング能力を駆使して敵の攻撃を無力化しながら戦うオフェンスのヒーローとなっている。
ともかくはその性能を試してみたのだが、ソンブラの立ち回りの要となるのは2種類あって、ひとつは「Thermoptic Camo」、もうひとつは「Translocator」だ。
「Thermoptic Camo」は敵から姿を消して、ステルス状態で移動できるというもの。ステルス中は移動速度が上がるが、敵を攻撃したり被弾すると解除されてしまう。敵の背後を取って弾を撃ち込む暗殺向きの能力に思うが、ステルス中に攻撃を始めると一瞬硬直時間が生まれるようになっている。
使った実感ではこの硬直時間が重要で、硬直中に敵には姿を見せてしまうため、見つかった瞬間に集中攻撃されてしまう。加えて唯一の攻撃手段「Machin Pistol」による射撃は攻撃力がそこまでなく、また弾は小範囲に拡散するため、一撃必殺は望めないのが実際のところだ。
一方の「Translocator」は小型装置を投げて、15秒以内にこれを起動するとその場に瞬時に移動できるというもの。装置を投げられるというのがポイントで、たとえば上方の足場に投げて単純な移動手段としても使用できる。また後方にあらかじめ設置しておけば、前に出て敵に囲まれたとしても、緊急回避手段として有用だ。立ち回りについては、この2つの能力によって戦場を自由自在に駆け回れる。
そしてもう1つの能力「Hack」は、敵の能力を無効化できるため、前に出てきた敵を返り討ちにする性能に秀でている。たとえばラインハルトのバリアなど敵が能力を使って前に出てきた時に、「Hack」でバリアを無効化すれば、バリアを頼りにした進撃は不可能になるだろう。
さらにヘルスパックやトールビョーンのタレットにも「Hack」は有効なため、敵の攻撃手段、生き延びる手段を奪っていくような動きに長けていることとなる。
立ち回りや妨害手段は豊富に揃っているが、何しろ攻撃手段に欠ける。積極的に妨害工作に動くという点では確かにオフェンスだが、総じて言えば、他のヒーローとの連携が非常に求められるヒーローという印象だ。
アルティメットの「EMP」は周囲の敵のバリア、シールド、そして範囲内の敵と物体を「Hack」状態にするもので、特に乱戦で有効だろう。ただしダメージはないので、仕留める役目は味方に委ねないといけない。
味方の動きが見えるプレーヤーであるほど、暗躍に徹するソンブラは輝く印象だ。実装時期は明らかにされていないが、来週よりPC版のテストサーバーに実装される予定。実際の実装もそれほど間を置かずに行なわれるはずなので、その時を楽しみにしておきたい。