【特別企画】

ホロメンたちをより深く知る全国巡回展「hololive Grand Reception ~感謝を込めた招待状~」東京会場内覧レポ

”目の前でサインをもらえる”サインシミュで多幸感に包まれるべし

【hololive Grand Reception ~感謝を込めた招待状~】
10月10日~ 順次開催
東京会場:EX STUDIO7 TOKYO DREAM PARK 7階
チケット価格:3,000円(当日券)
2,000円(ブックマット付きメモリアルアート引換券)

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 カバーは、同社が運営する「ホロライブプロダクション」において、全国巡回展示会「hololive Grand Reception ~感謝を込めた招待状~」を10月10日の東京会場「TOKYO DREAM PARK」を皮切りに、東京、大阪、名古屋、福岡の4会場にて順次開催する。

 「hololive Grand Reception ~感謝を込めた招待状~」は、メンバーの個性が光るおもてなしやファンと一緒に作り上げる企画など、ここでしか見られない特別な展示が行なわれるイベント。直近でデビューした「アソビ★まわり隊!」のメンバー4名を除く総勢63名が参加し、メインエリアとなる「hololive PARTY TIME」、「IF STORY」「GUEST LOUNGE」「SECRET GARDEN」「hololive Sign Simulation」などの各エリアを順に巡る形となる。オプションとしてホロライブメンバーによる完全撮り下ろしの音声ガイドなども用意される。

 今回は開催前日にあたる10月9日に開催されたメディア内覧会に参加してきたが、本展はホロライブの長い歩みを振り返るとともに、タレントのことをより深く知る機会であったと感じた。

 また、ホロメンがサインを目の前で書き上げてくれるかのような体験を味わえる「hololive Sign Simulration」は、技術の粋を凝らした有料展示(2,000円)であり、技術すげえ!と推しがサイン書いてくれてる!という冷静と情熱の間を反復横跳びするような素晴らしいコンテンツだった。早速順を追って本展の内容をご紹介しよう。

□「hololive Grand Reception ~感謝を込めた招待状~」のページ

会場付近にはひと目でそれとわかる展示
ホロメンによるサインボードなども飾られている
別途1,000円で、ホロメンによる音声ガイドも楽しめる

ホロメン63名分の「9問9答」、その情報量たるや

 本展の全容としては、まず入口となる「WELCOME AREA」、大画面でホロメンたちの晴れ姿とメッセージを全身で浴びられる「OPENING THEATER」、そして最も広いメインエリアとなる「hololive PARTY TIME」、9年の歴史が一枚にまとめられた「hololive HISTORY」、歴代アイドル衣装が並ぶ「DRESSING ROOM」、事前にファンから寄せられた「もしも」の質問への回答がまとめられた「IF STORY」、ホロメン考案のウェルカムドリンクが展示される「GUEST LOUNGE」、総勢63名の等身大スタンディパネルが並ぶ「SECRET GARDEN」、そして通常衣装でホロメンが見送ってくれる「SEE OUT hololive」となる。

フロアマップ
ロゴがかかったツリーが出迎える「WELCOME AREA」
ドレスを纏ったホロメンの姿を特大の横長モニターで堪能しつつ、文字通りメッセージを浴びられる「OPENING THEATER」

 その中でやはり熱いのは「hololive PARTY TIME」。ここにはホロメンへの過去・現在・未来を網羅した「9問9答」、基本情報や”理想の自分の構成要素”を示したチャート、そして担当マネージャーによる説明書とともに、ドレス姿のホロメンがそこにおわす。展示はフロアを区切る壁の両面、壁面、角、その全てわたって行なわれており、その情報量と密度は圧巻だ。

 また、「9問9答」の内容は全ホロメン共通ながら、回答のテイストや文量などに個性が強く現われているのが面白い。回答内容も日頃配信を見ていれば納得のものだったり、それでも意外なものがあったり、他の回答に紛れてしれっと危険なものが混ざっていたり、見て回っているだけで幸せに時間が溶けていく。加えてホロメンの姿は等身大であるため、ユニット感などの身長差も実感できるのが面白い。船長こと宝鐘マリンさんはそのキャラクターからして意外に小さい印象を受けるし、ENは平均的に長身のメンバーも多い。水宮枢さんが本当にデカいかどうかはぜひ現地で確かめてほしい。

「hololive PARTY TIME」はそもそもエリアが広い上、入り組んだ構成になっておりさながら宝探しのよう。ここに全63名分の展示が凝縮されている
展示は各ホロメンのドレス姿と「9問9答」、「取扱説明書」。ホロメンの考え方や捉え方、最もタレントをよく知るマネージャーからのコメントなど、情報量が凄まじい。これが人数分あるというのは大変贅沢だ。ボードも立体的な展示になっており、陰影が映える
なにかに強い影響を受けていることがうかがえる兎田ぺこらさん、直近の出来事や配信ネタを反映している響咲リオナさんなど、全ての展示がネタの宝庫と言える

 ホロライブ歴史をたどる、という意味では「hololive HISTORY」「DRESSING ROOM」も見逃せない。「hololive HISTORY」では2016年6月13日のカバー設立、2017年9月7日のときのそらさん初配信に始まり、各ホロメンのデビュー、100万人突破、ライブなどオフラインイベントなどの歴史が2026年末分まで一覧できる。自身がホロライブに出会ったのはいつだったのか、推しがデビューしたのは、過去にはこんな動きがあったのか、など、自身の過去と照らし合わせながら見ていくと様々な思い出がフラッシュバックする。もし次に年表が出ることがあれば、ここに「アソビ まわり隊!」の足跡も記されることになるのだろう。

ホロライブの歴史をたどる「hololive HISTORY」。あわせて自身のファン歴と照らし合わせてみると、思わず過去の記憶が蘇ってくる

 「hololive HISTORY」の背後には「DRESSING ROOM」があり、歴代ホロライブ全体フェス「hololive 4th fes. Our Bright Parade」、「hololive 5th fes. Capture the Moment」、「hololive 6th fes. Color Rise Harmony」の、それぞれ「ブライト」「オリジン」「カラーライズ」衣装のときのそらさんバージョンが展示されている。

 アイドル衣装は毎度フェスごとに新たなものが用意され、メンバーのカラーやイメージに合わせてそれぞれ差分があるが、ときのそらさんのものは青を貴重としたデザイン。リボンなど”揺れもの”や衣装の立体感が実物として目前に現われるというのはインパクトがあるし、なにより後ろからも眺められる、というのが大きなポイントだ。加えて会場BGMはフェス由来の曲がサイクルしているので、タイミングが噛み合うとこちらもライブの思い出がふと蘇るという心憎いしかけだ。

それぞれ”アイドル感”を強く感じられるデザインでありながら、全く異なるデザインであることから毎度お披露目が楽しみなアイドル衣装。ときのそらさんのイメージやモチーフを感じつつ、後ろからも見られる珍しい機会でもある
ファンから募集した”もしも”への回答がまとめられた「IF STORY」
「hololive HISTORY」近くにはホロメンからのメッセージも展示されている。ホロメン同士のかけあいが残っているというのもてぇてぇを感じて嬉しい
公式クリエイターによるボードも設置されており、内覧会の時点ではほぼ白紙だったが……
”YAGOO”こと同社CEO谷郷元昭氏のメッセージが隅に

 そのほか、ホロメンがレシピを考案したウェルカムドリンクが食品サンプルとして再現された「GUEST LOUNGE」も見どころたっぷり。カクテルグラスやタンブラーに再現されたドリンクはレシピも様々で、お酒の種類や素材、使用したフルーツなど千差万別。自身のイメージカラーが使用されていたり、ファンの姿をかたどっていたりと、レシピ名や添えられたメッセージとともに、ホロメンの姿を思い浮かべながら楽しめるコンテンツとなっている。

一例として、宝鐘マリンさんのウェルカムドリンクは「マリンのデンジャラスカクテル♡」。パイナップルリキュールがベースで、デンジャラスマリンスメルが入っているらしい
ぺこらさんからのメッセージにはまたもなにかの影響を感じる
各ホロメン様々なモチーフ、カラー、イメージを反映しており、見どころ満載
0期生のエリアには9周年を祝うケーキもある
会場限定受注商品となる「グランドレセプションセット(スパークリングワイン&ペアグラス)」もズラりと展示されている

 最後のエリアとなる「SEE OUT hololive」では、ホロメンたちが2枚の扉から順に現われ、ゲストを見送ってくれる。見慣れた通常衣装の姿でブンブンと手を振ってくれたり、扉に隠れてみたり、入りで通り過ぎてみたりと、ホロメンそれぞれの”らしい”姿が見られるという、どこかホッとする演出だ。

奇しくも1期生のオリ曲と同じ名を冠する「SECRET GARDEN」では、63名分のスタンディパネルが3箇所に分けて展示されている。密度がすごい
最後の展示となり、見慣れた通常衣装で見送ってくれる「SEE OUT hololive」。台詞はなくとも動きから”らしさ”が感じられて楽しい。なお、ときのそらさんは新メイクアップの姿で登場

 そしてここを抜けると物販エリアとなる「hololive SPECIAL STORE」に繋がるわけだが、広大なエリアが狭く感じるほどみっちりとグッズが陳列されている。加えて天井付近には全ホロメン分のTシャツやB2半裁タペストリーが全種展示されており、かなりのインパクトがある。

天井付近に展示されたTシャツとタペストリーは圧巻
本展のオリジナルグッズがところ狭しと販売されている

わかっちゃいるけど脳がバグる「hololive Sign Simulration」

 もう一つ見逃せないコンテンツが「hololive Sign Simulration」。こちらは本会場の7Fではなく3Fに設置されているが、これも特に凄かった。これは建付けで言えば”タレントが喋りながらサインを書いてくれるシーンを再現したもの”で、カーテンで区切られたブース内で、目の前のモニターには「来てくれてありがとう」「サインはここが難しくて」「メッセージも書こうかな」などとつぶやくホロメンの姿があり、その下にはホロメンのつぶやきに合わせ、もう一枚のモニター上でサインがリアルタイムで書かれていく。メッセージが終わるとサイン入りのブロマイドが差し出され、画面と連動してリアルのサイン入りブロマイドが出てくるというもの。

 これはモニター2枚を組み合わせてホロメンの姿と、「ホロドリ」でも見られたようなサインの筆致を再現しているもの……というのが頭ではわかっているのだが、その姿を前にして近距離でホロメンのメッセージを聞き、手元で書き上げられていくサインを見ていると、不思議なことに実際にホロメンを前にしているような錯覚を覚え、脳がバグりそうになる。いや、実際バグった。

受付で台紙をもらい、開始を待つ。全ホロメンからサインをもらう相手を選べるが、一味の筆者は秒で宝鐘マリンさんを選択
目の前のモニターでは船長がサインを書きながら、実際に対面しているかのような落ち着いたトーンで喋っている
船長の手元にあたる部分にはもう一枚のモニターがあり、喋りに合わせてサインやメッセージが筆記されていく
完成すると船長の手元にあったサイン入りブロマイドが実体を伴って手元に現われる
頭ではわかっているはずが、何が起きたのか理解できずしばし呆然とする

 サイン入りのブロマイドを手にしたときには呆然とブースを出て来るような有様で、多幸感と満足感で満たされているという不思議な感覚であった。この仕組みは技術的にも凄いことだと思うし、本来の1on1とは言わずとも、似た体験が味わえるというのも大変に良い。そしてこれが全63名分用意されているというのも素晴らしい。こちらは別途料金がかかるものではあるが、”シミュレーター”として白眉の出来であるためぜひ一度体験してみてほしい。

なお、35Pの同行者はさくらみこさんを選択し、同じく狐につままれたような顔でブースから出てきた

9周年の歩みとこれから。未来に繋がる展示イベント「hololive Grand Reception ~感謝を込めた招待状~」

 本展示イベントは歴史を振り返る記念イベントであるとともに、より深くホロメンを知る展示イベントでもあった。ホロメン手ずから書いたもの、描いたもの、作ったものが並ぶという点でもファン必見であるし、その莫大な情報量から、新たな推しに出会う場にもなりえるだろう。

 ホロライブは来る10周年に向けて様々な取り組みを行っていくことを公表しているが、本イベントはその足がかりとなるイベントであると言えるだろう。単推し箱推し問わず、ぜひ一度会場を訪れてみてほしい。