【特別企画】
【ウマ娘】オグリやタマモの激闘の軌跡を堪能「ウマ娘 シンデレラグレイ EXHIBITION― 怪物の蹄跡展 ―」レポート
原画から立体展示まで、「シングレ」ファン必見の展示
2026年2月3日 11:35
- 【ウマ娘 シンデレラグレイ EXHIBITION― 怪物の蹄跡展 ―】
- 開催期間:
- 1月30日~3月2日(東京)
- 会場:Space Galleria(アニメイト池袋本店8F)(東京)
- チケット価格:前売2,000円、当日2,200円
テレビアニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』の展覧会「ウマ娘 シンデレラグレイ EXHIBITION― 怪物の蹄跡展 ―」が1月30日から開催されている。会場は3月2日まで東京のアニメイト池袋本店8F「Space Galleria」にて、4月3日から5月4日までが大阪のアニメイト大阪日本橋別館3F「Space Gratus」で行なわれる。チケット価格は当日券が2,200円。
今回の展覧会では、アニメ「ウマ娘 シンデレラグレイ」の原画や資料展示のほか、この展覧会向けに制作したカサマツジャージや勝負服も用意され、特注のマネキンを使用してオグリキャップの超前傾姿勢が再現されている。さらにウマ娘たちが走るレース場のゲートも再現され、ここは写真撮影などができるフォトスポットとなっている。加えて、アニメでのオグリキャップの蹄跡(あしあと)を辿れる特別映像も上映されている。
入場特典にはキャラクターたちの図柄があしらわれた招待券風カードが全11枚の中からランダムで1枚プレゼントされる。加えて、入場券とは別に2,750円の限定グッズ引換券も用意。入場券と併せて購入した場合は、会場入口で限定グッズのアクリルフォトフレームとブロマイドのセットがプレゼントされる。
会場では展覧会に向けて新規に録り下ろしたオグリキャップ役の高柳知葉さんとタマモクロス役の大空直美さんによる音声ガイドが用意され、展示内容と連動してボイスが楽しめる。料金は無料だが、利用するには来場者自身のスマートフォンやイヤフォンが必要だ。
本稿ではメディア向けに事前公開された展覧会の模様をレポートする。
アニメの「蹄跡」を原画とリアルなオブジェクトで再構築
本展覧会では、アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』で描かれた序章「カサマツ篇」、第一章「中央編入篇」、第二章「白い稲妻篇」のエピソードやその舞台、登場するウマ娘などについて、物語の蹄跡(ストーリー)を追う形で順路に沿って展示されている。アニメで使用した原画のほかにも本編で登場した象徴的なオブジェクトが、展覧会ならではの形で立体化され、展示されているのである。
入口正面には、「彼女たちは走り続ける。瞳の先にあるゴールだけを目指して」というウマ娘の宿命のようなものを指し示す短めの文言がレイアウトされている。その脇にある入口ののれんはレース場の観客席のような絵が描かれており、これから始まる展覧会の激闘を予感させる。
のれんを抜けると、人工芝の中にそびえる壁が眼前を埋め尽くす。両サイドを見ると、アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』で登場したウマ娘たちののぼりが通路の外壁を形作っている。巨大な壁の正体は実はモニターで、裏側に回ってみると、アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』の映像が流れているのが分かる。
人工芝の敷かれた巨大な壁を迂回する形でぐるっと回り、次ののれんをくぐると、そこは序章「カサマツ篇」のエリアだ。入ってすぐの場所にはカサマツジャージを着たオグリキャップの特注マネキンで、ダートコースを超前傾姿勢で走る様子を再現している。土に深くえぐられた足跡も再現されており、アニメとの比較ができるように小さなパネルも貼られている。
ここではカサマツ篇のアニメのシーンや背景画像、さらには食堂でオグリキャップが食べていたコロッケの山盛りも模型で再現されており、オグリキャップの旺盛な食欲がリアルに感じられる。また、この辺りからアニメの場面と対比できる形で展示される原画も姿を見せる。カラフルに色分けされた原画はアクリルパネルで保護されており、アニメーションの原画ならではの、明確な1本線での絵が楽しめる。
道中は最初にオグリキャップが寝泊まりするのに使用していた「物置」が順路に沿う形で忠実に再現されており、物置らしく無造作に置かれた箱や脚立、そして壁には手書きのトレーニング表なども貼られており、こうした小物の1つ1つにも工夫を凝らしているのが分かる。物置を抜けると隣り合う形で、カサマツ時代のトレーナーである北原穣のデスクが置かれている。こちらも食べかけのカップラーメンや、出バ表など、事務的な小物が再現されており、没入感を高めている。
展示は原画を中心にアニメでのショット、さらには劇中のセリフなどの文言も配されており、アニメでのやり取りを思い出させる。また、デビュー戦で初勝利を収めた際にオグリキャップが歌って踊って見せた「新笠松音頭」のフルバージョンの歌詞が展示されているほか、このエリアのBGMとして掛けられており、思わず顔を手で覆いたくなってしまう。
カサマツでの激闘を胸に次に向かうのは、いよいよ第一章「中央編入篇」。ここでは、「中央」こと「トレセン学園」の正門が我々を出迎えてくれる。そして校舎の絵柄ののれんを抜けると、そこはいきなり会長室! 『ウマ娘 シンデレラグレイ』のアニメ版では、かなり優しめの顔になったシンボリルドルフとマルゼンスキーのスタンディパネルが立てられており、明るくも厳かな雰囲気が感じられる。机の上にはアニメでオグリキャップの日本ダービー出走を望む声を集めた署名の束や新聞などが並べられており、シンボリルドルフの「中央を無礼(なめ)るなよ」のシーンが思い起こさせられて背筋が震える。
そして間髪入れずに第二章「白い稲妻篇」のエリアに突入だ。日本ダービーには出走できなかったオグリキャップだが、タマモクロスというライバルと出会い、そんな素敵なライバルとの戦いで勝利し、日本一を目指すことになるのだが、その道のりは険しく、苦悩するオグリキャップが描かれる。
順路の壁面はタマモクロスのイメージカラーの青色が基調となっており、ここからのメインのライバルとしての存在感をアピールする。ここはアニメのシーンとセリフで構成されるシンプルな展示となっているが、ここはまだ第二章の入口だからだろう。これから始まるタマモクロスや他のライバルとの激闘の前の静けさを表現していると言える。
通路を抜けると、ここで拍子抜けしたような手書きの横断幕、そしてお米の袋やうちわなど数々のグッズ類が展示されている。カサマツ時代のライバルや仲間たちからの仕送りの品々がリアルなアイテムとして再現されているのだ。ここは昔の仲間たちからのエールをオグリキャップが再確認する、ちょっとしんみりとしたエピソードでもありつつ、グッズの内容のふざけっぷりに思わず笑ってしまうギャグ要素でもある。レースでは熱いシーンが続くことになるので、割と息の抜ける要素と言える。
その隣には、フォトスポットの1つである「出走ゲート」が設置されている。スペースの都合上、第1/第2ゲートのみとなっているが、ゲートは自由に開閉するなどギミックも再現されており、こうして形になったゲートの様子が見られるのはリアルな展覧会ならではの魅力の1つと言える。ここでは自由に撮影ができるので、『ウマ娘 シンデレラグレイ』の1シーンを再現する写真を撮ったりして楽しめる。
続いてはアニメの流れ通り、「天皇賞(秋)」のレースのエリアとなっており、ここでは展覧会の為に新規で作られたオグリキャップとタマモクロスの「勝負服」が飾られている。。背景が「URA」ロゴ入りの市松模様なので、記者会見の現場の様子が再現されているようだ。靴のデザインや服の細部もしっかり再現されており、妄想が捗る。壁面には「天皇賞(秋)」のレースシーンでの原画やアニメのシーンが展示されている。
次のエリアは「ジャパンカップ」だ。ここは世界の名だたるウマ娘たちが集まり、激戦を繰り広げることになるが、そんな世界の戦いの幕開けを感じさせるような「強敵集結」ののれんが掛けられている。のれんを抜けると、ジャパンカップに出場したウマ娘たちが原画とアニメのシーンで紹介される形で通路の両壁を飾る。
そして展示はいよいよ運命の「有マ記念」へと繋がり、オグリキャップの覚醒など、最後の激闘の原画やアニメのカットシーンの展示を経て、オグリキャップとタマモクロスの走る後ろ姿ののれんを抜けると、そこには録り下ろし音声とともに、展覧会限定映像が上映されているエリアに繋がる。
激闘を思い出させるような映像の先は、エピローグのエリアだ。通路両端にはエピローグでのタマモクロスの原画やアニメのカットシーンが中心に展示され、その正面にはタマモクロスとオグリキャップがハグするシーンのモザイクアートが展示されている。このモザイクアート、よくよく近付いて見ると、アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』のシーンを大量に使用して再現しており、正にリアルなアートとして完成度が高い。
その先には次のライバル、イナリワンのシーン、さらにオグリキャップのメッセージで締められ、物語は幕を閉じることとなる。最後にはアニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』のキービジュアルが展示されていたり、本作の出演声優さんや監督など制作スタッフのほか、『ウマ娘 シンデレラグレイ』原作漫画担当の久住太陽氏など、名だたる人たちの記念色紙が展示されており、ここで展示は終了。出口前には物販コーナーが設けられており、展覧会限定のグッズ類が販売されている。
原作ファンも納得の原画を堪能できる「シングレ」ファン必見の展覧会
以上、アニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』の展覧会「ウマ娘 シンデレラグレイ EXHIBITION― 怪物の蹄跡展 ―」の会場の様子をレポートした。本作の最大の特徴は、原作の凄さや魅力を十二分にアニメーションに反映させ、その上でこれまでのアニメ『ウマ娘 プリティーダービー』のシリーズで培った魅力も感じさせられる、そんな展覧会となっていた印象を受けた。
本展覧会は、現段階でのアニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』を締めくくる最高の集大成と言えるだろう。精巧に作られたリアルな展示物や、録り下ろしボイスによるガイドなど、ここでしか味わえない体験が凝縮されており、さらにウマ娘愛が深まることは間違いない。オグリキャップたちが全力で駆け抜けた「蹄跡」を、是非その目で、耳で、五感全てで確かめてみてほしい。
(C)久住太陽・杉浦理史&Pita・伊藤隼之介/集英社・ウマ娘 シンデレラグレイ製作委員会
(C) Cygames, Inc.














































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