【特別企画】

リアルイベント「グラサマ9周年!超感謝祭」現地レポート

紆余曲折あった運営裏話や開発秘話が飛び交う質疑応答で大盛況!

【グラサマ9周年!超感謝祭】
会期:2025年11月23日
会場:LOFT9 Shibuya

 配信・開発「株式会社 NextNinja」、配信協力「株式会社グッドスマイルカンパニー」によるスマートフォン向け超本格王道RPG「グランドサマナーズ」(以下、グラサマ)は2016年12月のリリースから今年で9年目を迎える。これを記念して、11月23日に渋谷のLOFT9 Shibuyaにおいて、9周年を祝うリアルイベント「グラサマ9周年!超感謝祭」が行なわれた。

 「グラサマ」のリアルイベントはこれまでも何度か行なわれているが、今回の開催は2023年以来2年ぶり。今回は入場無料で誰でも参加可能な昼の部と、事前購入チケット制(グラサマ名刺付き)の夜の部の二部構成での開催となった。

 そんな「グラサマ」のリアルイベントは一体どういったものなのか。昼の部、夜の部ともに現地にて「グラサマ」プレーヤーたちと一緒に盛り上がってきたので、本稿ではその様子を紹介していきたい。

 なお、夜の部の前半パートはYouTubeにて生配信が行なわれており、現在もアーカイブが視聴できるようになっているので、興味がある人はこちらもチェックしてみてほしい。

【【グランドサマナーズ】9周年キャンペーン・アップデート情報!リアルイベント『超感謝祭』の会場よりお届け!🎁番組中にクリスタルのプレゼントコード配布🎁【2025年11月】】
会場となった渋谷のLOFT9 Shibuya
入口には9周年イベントの看板が設置
会場の壁面には9年間のグラサマの歩みが書かれた年表が貼られていた

今年で9周年! 長年愛され続ける「グラサマ」とは

 「グラサマ」は、育成したキャラクターに強力な装備を持たせ、強力なスキルなどを駆使しつつ、属性の相性なども意識して戦うという、公式によるジャンル説明にもあるとおりのまさに王道なスマホ向けRPG。バトルは基本オートだが、スキルや奥義はアイコンのタップやスワイプなどで任意発動が可能で、状況に応じて直感的なプレイを楽しめる。

 また、ストーリーはラクトヘルムと呼ばれる神と魔族の存在する世界において、冒険者の1人であるレイアスが、復活した魔族に狙われるイリスと呼ばれる記憶を失った少女のため、彼女の記憶を求めて旅をするという、これもまたファンタジー感たっぷりな王道RPGといった内容が展開される。

公式による正式なジャンルは「超本格王道RPG」
壮大かつファンタジー感満載なストーリーも本作の魅力の1つだ
バトルは基本的にオート進行だが、スキルや奥義はアイコンのタップやスワイプなどで任意発動が可能。直感的なバトルが楽しめる

 主人公のレイアス以外にも本作にはオリジナルキャラクターが多く用意されているほか、数多のコラボキャラクターも登場しており、こうした豊富なキャラクターたちの中から自分好みの4人を選んでパーティを編成していく。どのキャラクターを育成していくか、どういった装備を持たせるか、さらにはアタッカー、ヒーラー、タンク、サポートといった役割を考えたりするのも本作の大きな魅力と言えるだろう。

 また、「グラサマ」はストーリー上での敵との戦闘だけでなく、特別な強敵と戦えるイベント、他プレーヤーとのPvPバトルといった多数のコンテンツややり込み要素が用意されているのも長年愛されている理由の1つではないかと思う。

 物語をコツコツ進めていったり、レア装備ドロップを狙って周回したり、キャラクターの強化を優先したりと、自分のペースで楽しめるのはスマホゲームとしてうってつけと言える。

 しっかりとしたRPGではあるものの、戦闘などゲームのテンポも良く、隙間時間にプレイしたり出来るのもオススメポイントだ。

サービス開始時にも多数の魅力的なキャラクターが揃っていたが、この9年の間に膨大な数のキャラクターが実装。性能や個性もそうだが、どこか懐かしさを感じさせるドット絵のグラフィックスもとても良い
多数のキャラクターの中から誰を編成するか、装備はどうするかといった準備がとても楽しいし、これこそが「グラサマ」の醍醐味と言ってもいいかと思う。戦略がばっちりハマって強敵を完封できた時はめちゃくちゃ気持ちいい
ストーリーだけでなく、イベントやPvPといった豊富なコンテンツも魅力。現在進行形でどんどん新しい要素が追加されているので、これを機に始めたり、休眠していたプレーヤーもぜひまた遊んでみてほしい

名刺交換会とリアル・リアルファイトで大盛り上がりの昼の部

 さて、そんな9年もの間ユーザーに愛されてきた「グラサマ」だが、ここからは今回開催されたリアルイベント「グラサマ9周年!超感謝祭」の会場の様子をお届けしていきたいと思う。

 まずは3時から開催された昼の部から。昼の部では来場者プレゼントとして全20種類のカードからランダムに1枚が配布されていた。会場には各種グッズが販売されている物販コーナーや500円で1回まわせるリアルガチャが2台設置。また、グラサマ名刺付きチケットを購入した人向けの名刺受け渡しコーナーも用意されていた。

 さらに展示された2台の大型ディスプレイのうち1台は、本作に登場するキャラクターのイラストや普段は見られないドットエフェクト、クリエイターのコメントなどが読めるデジタルサイネージがチェックできた。この端末にはなんと今後実装予定のユニットの情報も含まれていたようで、全部チェックした人も多かったと思われる。

入場時には全20種類からランダムで封入されたオリジナルカードが配布。筆者も1パック頂いたが、入っていたのは「虚構魔術師ハルト」
物販コーナーではアクリルスタンドやストラップ、ぬいぐるみなどが販売
昼の部は仕切りで物販コーナーとステージ側を区切っていたこともあり、最初のうちは物販コーナーはかなりの混雑となっていた
1回500円のリアルガチャには全6種類の「ゆらゆらアクリルブロック」が入っていた
試しに1個引いてみたところ、なんと!シークレットの「十二代目ミズキ」が。アクリルブロックは厚みのあるアクリルパネルで、小刻みに揺れるのがかわいい
ステージではレイアス、フェン、イスリーダ皇帝、リザ、ハルトの等身大パネルが展示されて来場したファンをお出迎え。お話を聞かせてもらったファンの方の推しはステージ左端の「フェン」とのこと
ステージ脇にはタッチパネル内蔵の大型デジタルサイネージが設置。開発時の設定情報やモーションのドット絵などがチェックできる
壁面の年表には来場者たちが自由にメッセージが書き残せるようになっていた。お話を伺ったファンの方は、なんとコラボがきっかけで「グラサマ」をプレイし始めたばかりという1年未満の初心者さんとのことで、「グラサマ」の魅力について、シンプルなシステムなので初心者でもとっつきやすく、周回が楽しいし、キャラも魅力的と語ってくれた

 グラサマ名刺は、配信・開発のNextNinjaが2年目くらいから実施しているユニークなサービス。事前に申し込みしておくことで、プレーヤーのIDやプレーヤーネームのほか、自身がメインで使用するキャラクターのイラストを使ったリアルの名刺を作成してお渡しするというもの。今回のリアルイベントのようにプレーヤーたちが多く集まる会場で、リアルなプレーヤー同士で名刺交換ができるのだ。

 今回も実際、来場したプレーヤーたち同士の名刺交換会は各所で行なわれており、グラサマリアルイベントの風物詩とも言える光景になっていた。正直かなりうまい施策で、積極的に声がかけられない人でも、名刺交換があれば初めの1歩が踏み出せるため、気楽に声を掛け合っている姿が見られた。

好きなキャラと自身の名前などが入った「Myグラサマ名刺」を作成できる。事前に申し込みしておくことで、リアルイベントの会場で受け取れる仕組みだ
実際の名刺を見せてもらったが(IDはご本人の要望でモザイク処理している)、かなりしっかりした作りの名刺となっていた
名刺の受け渡しにもかなり多くの来場者たちが受け取りにきていた

 そして目玉の1つと言えるのが、PR担当の新永氏と現場の端末でバトルできる「新永を倒せ!リアル・リアルファイト!」が開催されたこと。これは事前に用意されたタッチ対応の大型ディスプレイのAndroidにインストールされた「グラサマ」にスタッフがいくつかのパーティ編成を用意。それを使ってPR担当の新永氏の持つスマートフォンと通信してPvPの対戦を行なうというものだ。

 昼の部のイベント自体は、進行などは特になく、リアルファイトのイベントも新永氏がぷらっと端末の前に現れて、「リアルファイトやりますよ~」と声を掛けるような雰囲気の緩いテイストだ。

 ただしバトルが開始すると、そこで容赦のない新永氏がバッタバッタと来場者たちをなぎ倒していく。とはいえ、実はこれ、スマートフォンを利用する新永氏がかなり有利になっているのだ。

 というのも、来場したプレーヤーたちはいつものスマートフォンと異なる大型の端末を用いているため、操作に不慣れな点に加えて、本来なら画面全体の状況を俯瞰で見ながら、状況に応じてタップでスキルを発動したり、スワイプで奥義などを発動するところ、大型ディスプレイに触れる位置での操作は視野に全体が入りきらないからだ。そのため、技の発動が遅れたり、奥義のタイミングがズレたりなどが発生したことで、思うようにパーティを操作できないもどかしさもあったと思われる。

 ただ、テクニカルなプレーヤーにもなると、そういったハンデがあっても物ともせず、ドンピシャのタイミングでスキルや奥義をバンバンと決めていき、新永氏を容赦なく撃破しており、流石だと感じられた。なお、今回のイベントについては、新永氏に勝利すると入場時に配布された物と同じカードがもらえたが、惜しくも負けてしまったプレーヤーにもノベルティが手渡されていたようで、かなり長時間、行列が途切れることはなく盛り上がりを見せていた。

会場に設置された大型ディスプレイを使って新永氏とリアルバトル! 新永氏は手持ちのスマートフォンを利用し、来場者たちは大型ディスプレイで対戦する
パーティ編成は事前にスタッフが構築したものなので、その場でキャラクターのスキルや奥義などを把握して挑む必要があったため、来場者サイドは十分な「グラサマ」知識が必要だ
次々と挑んでくる来場者たちと会話を交わしながら容赦なく撃破していく新永氏。親子の挑戦にも容赦なし!
勝利してガッツポーズを決める来場者も見られた。これは強い……ギリギリの奥義発動で逆転する人もいれば、体力に余裕を残して楽勝で勝っていく来場者もいてプレイスキルの差が感じられた

運営に関するディープな話も飛び交う夜の部! 9周年キャンペーンや新キャラなども明らかに

 夜の部は18時30分から開催。昼の部とは雰囲気もガラッと変わり、用意されたステージ上にはGOOD SMILE COMPANYのグラサマPR担当のさとう氏、先ほどのリアルファイトでも頑張っていたNextNinjaのグラサマPR担当・新永氏、NextNinjaのCEOであり、「グラサマ」のプロデューサーである山岸聖幸氏が登壇。

 さらに、本作にてキャラクター・セリアのCVを務めつつも、ガチの「グラサマ」好き声優として過去のイベントにも多く出演している声優の立花りあんさん、そして「グラサマ」公式コスプレイヤーの五木あきらさんも会場に駆けつけた。五木あきらさんはこの日のために用意したという、アリステラ・オルビスのコスプレで登場し、会場を一際盛り上げた。

夜の部の会場の様子。間の仕切りを取り払い、ステージを楽しめる形状に変化
配信開始前にはステージに4人が登場
生配信がスタート!会場とともに盛り上がりを見せた
五木あきらさんはセクシーな「アリステラ・オルビス」のコスプレで登場! ファンの声援も飛び交っていた

 夜の部の前半ではゲーム内の9周年イベントでどのようなキャンペーンが行なわれるかなどロードマップが公開されたので、ざっとまとめて紹介していきたい。

 まずは「グラサマ」プレーヤーであれば気になるであろう、クリスタル(ゲーム内通貨)の配布について。周年などの特別な期間の施策としてはおなじみのログインキャンペーンやマルチ初顔合わせリセットなどが実施されるようで、やはり今回もクリスタルが大量にもらえるようだ。ざっとその場で新永氏が数えたところ、最低でも339個のクリスタルが配布される予定とのこと。

 また、11月30日のアップデートにおいて追加となる新キャラクター「聖麗生徒会長エチカ(CV:宮本侑芽さん)」についての紹介が行なわれ、強力なスキルや奥義などが公開されたほか、メインストーリー1部のフルボイス化、英雄召喚演出のアップデートの実装などが行なわれることも明かされた。

 さらには、従来のおまかせ編成以上に条件に合わせた自動編成が行なえる「スマート編成」、ほしいユニットや装備を登録しておき、入手可能な状態になったところで通知が届く「ウィッシュリスト」といった機能が今後登場予定とのこと。これらは11月30日には間に合わないが、現在調整中とのことだ。

 その他にも、GoogleやAppleのストアを介さずに課金が行なえるサービス「アプリペイ」がPayPay決済に対応したほか、アプリペイで入力できるプレゼントコードを入力することでクリスタル10個がもらえるというプレゼントコードも公開。コードは「KANSHA」としており、1回だけクリスタルがプレゼントされる。有効期限は11月30日の23時59分まで。山岸氏は「多くの人にアプリペイを知ってほしいのでコードはXなどでガンガン拡散してほしい」と発言して会場を盛り上げた。

9周年ロードマップを見ながら9周年のキャンペーンについて解説
11月30日に実装予定の「聖麗生徒会長エチカ」を紹介。会場からも思わずどよめきが溢れる

 夜の部の前半の最後に行なわれた「マシュマロ」サービスを使った「グラサマへのメッセージ&質問」コーナーでは、多くのファンたちからのお祝いのメッセージと質問が寄せられた。

 個人的に面白かった質問を1つ抜粋すると、今までで1番運営が危なかった時期について聞かれた山岸氏は苦笑いしながら、「リリース直後が最も危なかった」と回答。「売上が毎月半分ずつ減少しており、非常に危機的状況だった」と当時を回顧する。当時、「グラサマ」のバトルが非常に重く、特に古い端末などでの動作に難があり、プレーヤーの離脱が加速してしまっていたという。

 この打開策として、2017年2月にパフォーマンスの改善とログインボーナスのアップデートなどを実施。それが功を奏したのか数字が飛躍的に向上していき、なんとか首の皮1枚でつながったと苦しかった当時を振り返った。

短いながらも鋭い質問に山岸氏が当時を回顧しながらゲーム最大の山場を語ってくれた
公募していたエンドカードを紹介しながら夜の部の前半、生配信パートは終了となった。夜の部の前半部分はYouTubeでアーカイブが見られるようになっているので、気になる方はぜひチェックしていただきたい

夜も深まり来場者限定の質疑応答はさらにヒートアップ!? あんな話やこんな話

 夜の部前半、生配信パート終了後に休憩を挟み、記念撮影などを済ませたあとは、いよいよお楽しみの「グラサマ運営陣に聞く ここだけトーク」のコーナーがスタート。ここではこれまでのイベントであまり登壇したことがないという、「グラサマ」ディレクターの佐々木氏がステージに登場。来場者たちからの際どい指摘について回答していった。

 残念ながらここは来場者限定のお楽しみということで、記事でも詳細については触れないこととするが、最初のうちはよくある質疑応答のようなテイストになるのかと思いきや、最初の質問者がゲーム内のとあるシステムについて気になる点を指摘したところ、佐々木氏が即答で「直します!」とあまりの歯切れのよい回答を返すので、会場は大爆笑。

 質問コーナーというよりはもはや要望コーナーというべきか、会場の空気が一変。当初まばらだった来場者たちの挙手もかなり増え、次から次へと飛び出す細かな要望の数々に、佐々木氏が「それ実はアップデートする予定でした!」や、「初期の頃から手が加えられていない部分なので改善を検討します!」など、次々と要望に対して前向きな発言が連続しており、聞いているこちらも心地よくなるほどだ。

 もちろん、「即座に改善します!」ばかりではなく、開発サイドの想定通りの面もあり、すぐには対応できないが、10周年までに何かしらのアップデートを予定している、という回答だったり、いずれも何かしら前向きな回答が、佐々木氏、またはストーリーも担当する新永氏から飛び出しており、このコーナーは終始かなりの盛り上がりを見せていた。

 筆者は他のゲームのこういったイベントにいくつか参加したことがあるが、経験上、この手の質問コーナーがここまで盛り上がる例はあまり見たことがなく、スタッフのノリの良さに感心させられた。

後半戦はX投稿用の記念撮影から
これまであまりイベントに登壇したことがないというディレクターの佐々木氏を招いての質問コーナー
マイクとの距離感がうまく掴めず悪戦苦闘しながらも来場者からの質問や要望に応えていく佐々木氏
多くの来場者たちがここぞとばかりに様々な要望……質問を佐々木氏にぶつけるが、その多くが割と好感触な反応ばかりで、会場も盛り上がるというすごい状態となっていた

 その後は、11月30日に実装されるメインストーリー1部のフルボイス化に合わせて、そこで使用するための兵士たちの叫び声、ガヤの音声収録が行なわれた。もちろんここで収録した音声そのままではなく、よりリアルな兵士のような雰囲気が出るように加工は施されるが、ゲーム内で実際に使われる音声収録とあって、緊張感はありながらも、来場者たちが声を張り上げて、見事な叫び声が収録できたようだ。

 続いては来場者たちと生放送のメンバーたちとでリアル・リアルファイトが行なわれた。試合は新永氏と来場者1名のソロ対決のほか、山岸氏とさとう氏のコンビと来場者2名のチーム対決、最後は立花りあんさんと五木あきらさんのコンビと来場者2名の対決という合計3試合。来場者の勝利数に応じて帰宅時のお土産が増加すると発表された。

 ところが、初戦の新永氏と挑戦者のバトルは来場者サイドが勝利したものの、2戦目、3戦目はチームのコンビプレイに苦戦したのか、山岸氏とさとう氏、立花りあんさんと五木あきらさんのコンビが連勝。会場は盛り上がったが、来場者へのお土産が増えないという想定外の事態になってしまったのだ。

 新永氏は困惑しながらも、最終的には来場者たちが3勝したという扱いでのお土産の数に修正することになったのであった。この辺りのふんわりしたノリと来場者への気遣いが非常に好感触だ。

ゲーム内で実際に使われる兵士たちの叫び声を会場で収録する企画も行なわれた
来場者サイドと生放送メンバーとのバトルがスタート!ステージ両端の大型ディスプレイで対戦!
山岸氏とさとう氏のコンビが来場者コンビを撃破してまさかの勝利!
立花りあんさんと五木あきらさんのコンビも大勝利!思わずガッツポーズを見せて喜ぶ2人

 イベントの最後にはステージ登壇者から来場者へ感謝のメッセージが贈られるとともに、「グラサマ」9周年のお祝いや、作品に対する熱い想いが伝えられた。

 その中でも山岸氏は、「グラサマ」開発は3人ぐらいのチームで始め、最初の企画書は某有名ゲームのオマージュだったが、面白くないと思って破り捨てたことなど、開発当初の思い出も語ってくれた。続けて、「同じプロダクトを続けることができているのは、皆さんがプレイしてくれているおかげ。現在、配信国は80カ国まで増え、総プレーヤー人口は増えている。開発的には11年目に突入したが、もっと先に行きたい。面白いものを提供していけるように引き続き頑張っていきたい」と、今後の意気込みも語り、イベントを締めくくった。

会場に貼られていた年表は夜の部も終わる頃には来場したファンの人たちの大量のメッセージとそこに貼られた名刺の数々によって重量オーバーとなり、このあと落下してしまうことになった
新永氏のファンも多いようでファンとの会話を楽しんでいたほか、一緒に写真を撮っているシーンなども見られた
9周年イベントに際して、自分も何かプレゼントしたい!と立花りあんさんがまさかのサプライズを用意!じゃんけん対決で勝利した来場者1名に、なんと立花りあんさん直筆のセリアのイラストとサイン色紙がプレゼントされた
「グラサマ」9周年の思いを語る山岸氏。今回は記録に残らないということでかなり大胆な発言も多く見られ、そのたびに、これ残らないんだよね?とスタッフに確認していたのも面白い。まぁ来場者たちの記憶には残ってしまうわけだが(笑)

10年目に突入の「グラサマ」のさらなる躍進に期待!

 以上、「グラサマ9周年!超感謝祭」について、昼の部、夜の部ともに現地で見てきた様子をレポートした。イベントを見ていて感じたのは、やはりファン同士の交流のしやすさが挙げられる。前述の名刺交換もそうだが、来場したファンはどの人もかなり気さくで、イベントの昼の部で知り合ったファン同士でご飯を食べに行き、夜の部に備えるなど、かなり微笑ましい様子も見られた。

 また、ファンとスタッフとのほどよい距離感も印象的だ。今回設置されていたゲーム内の設定やモーションが見られるデジタルサイネージの前には常駐のスタッフが1人いたが、頻繁に来場者とゲーム内の話で盛り上がりを見せており、来場者一人一人の満足度はかなり高いイベントになっていたように感じられた。

 スタッフの気合いもあり、ファンたちのテンションも高く、これから10年目に突入する「グラサマ」の未来は明るそうだ。

夜の部はイベント限定のオリジナルメニューも用意! 飲食もグラサマ1色となっていた
復刻:ゴルネコカレー
軍神のナーゲル・フライポテト
プリシラとミランダのバレンタインクッキー