【特別企画】

と、とんでもなく強い! 「モンハンワイルズ」×「FF14」コラボ、「オメガ・プラネテス」を先行狩猟【TGS2025】

ブースでの突破率は「かなり低め」。歴戦のハンターはぜひ挑戦を!

【モンハンワイルズ:「FFXIV」スペシャルコラボ】
9月29日より 実施予定

 「東京ゲームショウ2025」カプコンブースにて、ハンティングアクション「モンスターハンターワイルズ」における「ファイナルファンタジーXIV(以下:FF14)」コラボの先行試遊が行われている。コラボコンテンツは9月29日の無料タイトルアップデート第3弾にて配信予定。

 今回のコラボでは「FF14」の舞台エオルゼアからやってきた「アルファ」や「オメガ」達との物語が展開されるほか、目玉となる追加モンスター「オメガ・プラネテス」が実装。世界観の毛色が全く異なる2つの世界がどのように交わるのか注目を集めている。

 TGS2025の試遊ブースでは先んじて追加モンスター「オメガ・プラネテス」の狩猟を体験する事ができたので、早速紹介していこう。

【試遊ブース】

突破率低め! 「オメガ・プラネテス」はメチャクチャに強いモンスター

 結論から言わせてもらうと「オメガ・プラネテス」はメチャクチャに強いモンスターだ。今回のコラボイベントではハンター側にも狩猟をサポートしてくれる特別な追加要素が複数存在するのだが、それらを駆使したとしても初見での突破はまず難しいと思わせるほどやり応えのあるモンスターとなっている。

 TGSの試遊版では制限時間25分かつ8回まで力尽きてOKなクエストとなっていたが、実際に試遊ブースでの突破率はかなり低いとの事。歴戦のハンター達にはぜひ挑戦して欲しい。

 「オメガ・プラネテス」の特徴は、攻撃のレンジがかなり暴れん坊な点である。各種ミサイル、レーザー、火炎放射、生成される「オガタ・ミクロス」の自爆など、ハンターがどの距離にいても命の危機を感じさせるような攻撃方法を常に展開してくる。

 各遠距離攻撃が重なる様に同時に攻撃してくる場面もあるので、回避アクションに専念しないと、あっという間に体力が削り取られるパターンが数多く見受けられた。

【前方レーザー】
【ミサイル】
着弾ポイントは表示されるので事前に逃げ回れば回避すること自体は可能。レーザーと合わせて使われるとかなりしんどい展開に……!
【火炎放射】
足元で戦っても離れてても厄介。炎耐性を着ければある程度耐えられるが、ガードの無い武器は一旦離れる事を強要されそうだ
【オメガ・ミクロス】
ばら撒かれた「オメガ・ミクロス」は徐々にプレーヤーに接近し自爆する。手が空いたタイミングで破壊しないと狩猟がどんどん息苦しくなるのだ

 中でも注意したいのが「オメガ・プラネテス」の「波動砲」だ。一定の溜めモーションの後に直線状に極太のレーザーを放つ攻撃なのだが、被弾すれば即死or体力のほとんどを持っていかれる事が確定する。

 オマケに気絶耐性などがなければ確実にピヨってしまうため、後続の攻撃を避けるのも非常に難しい。そのため直撃は避けたいワザとなる。幸いにしてモーションから攻撃が来ることを予測して全力で逃げる事はできるのだが、このレーザーは狙ったプレーヤーを追尾する性能があるので油断できない。最悪ガードする事もできるが、無事な状態では済まないので可能なら回避できるよう立ち回るのが無難だ。

【波動砲】
この規模のワザが大技ではなく、結構な頻度でポンポン撃ってくるのが恐ろしい所。狙われたら生半端な回避だと狩られるので、武器をしまって全力で逃げるのも手だ

 そんな「オメガ・プラネテス」に対してハンター側にも新たなアクションが追加されている。

 1つはアイテム「ピクトマンサーの証」を使用する事で発動できる「絵画魔法」だ。アイテムスライダーから使用する事で発動するこのアクションは、3種類の「絵画魔法」で攻撃できるというもの。「ファイナルファンタジーXIV」のモンスターに対し、大きなダメージを与える事が可能となっている。

 30秒のリキャストで「ピクトポンポン」→「ピクトウィング」→「モーグリストリーム」の順番に発動。その性能は異なっているので各魔法の特徴を押さえておく事が重要となる。

 体感としては30秒のリキャストというのが絶妙で、大ダメージを狙える都合上積極的に使いたいのだが、「オメガ・プラネテス」と交戦していると必死過ぎて頭から抜ける事も多い。加えて「ピクトポンポン」と「ピクトウィング」に関しては攻撃モーションが少し長めなので、上手くタイミングを見極めないと逆に攻撃を被弾してしまう事も少なくなかった。

【ピクトポンポン】
空から風船を落として攻撃する絵画魔法。少し離れた場所からもヒットさせる事ができるが発動までのモーションは少し長めな印象
【ピクトウィンド】
虚空に竜巻を発生させて攻撃する絵画魔法。使用感は「ピクトポンポン」とあまり変わらないが個人的にヒットさせたとき一番気持ちいい
【モーグリストリーム】
線状にレーザーを放つ絵画魔法。他二つに比べて攻撃モーションが早く、威力も分かりやすく高いので撃てる際には積極的に狙っていこう

 もう1つ重要となるのが「防御障壁」の存在だ。「オメガ・プラネテス」の傷口破壊や特定の「オメガ・ミクロス」を破壊するなど、条件を達成する事で「防御障壁」をフィールドに発生させる事ができる。中に入っていると相手のレーザーやミサイルなどの遠距離攻撃を防いでくれる。

 ひたすら攻撃が苛烈な相手なので基本的にはこの「防御障壁」を「オメガ・プラネテス」の近くに発生させ、中から攻撃し続ける事が攻略の鍵となる。一方、遠距離系の攻撃は防げるが突進などの物理的な攻撃は防ぐことができないので、近接戦をする際には吹き飛ばされて障壁の外に出ないように注意するのが重要だろう。

【防御障壁】

 アクション面で注意する必要があるのが「敵視」のシステムだ。「オメガ・プラネテス」戦では頭部に一定ダメージを与えたハンターが「敵視」状態になり、特定の攻撃を集中して受ける。「FF14」のゲーム性を上手く取り入れたシステムが導入されている。

 「敵視」状態のハンターには上空から拳を飛ばしてくる「ロケットパンチ」や、着弾後に周囲のフィールドを焼き尽くす「マスタードボム」等が放たれるので特殊な立ち回りが求められる。逆に言えば攻撃を集中させる事ができるので、ランスを使うプレーヤーには正に”タンク”のような役割を担ってもらう事で、他ハンターが動きやすくなるなどの恩恵もあるのが面白い所だろう。

【敵視】
「敵視」でロックオンされるとハンターに赤いマーカーが付与される。「敵視」状態で「防御障壁」内に入れば攻撃の手数をかなり制限できるので、上手く活用するのが重要だ
【ロケットパンチ】
ゆっくりとハンター目掛けて鉄の拳が振ってくる攻撃。動きが遅いの「相殺」を狙いやすかったり、「鍔迫り合い」にも発展できるワザのようだ
【マスタードボム】
着弾後は一手に範囲を常にダメージを蓄積させる状態にするので、前線で戦っている他ハンターの為に一旦離れて問題無い場所に着弾させよう

 激闘を繰り広げて狩猟の後半戦に入るタイミングで使用するのが、「オメガ・プラネテス」の必殺技「デルタ・アタック」だ。発動シーケンスに入ると「ネルスキュラ・コピー」をフィールドに生み出し、「オメガ・プラネテス」はチャージモーションに入る。

 ハンター側は「ネルスキュラ・コピー」に一定数のダメージを与え倒す事で、特別な「防御障壁」を生み出す事ができる。所謂今回の「DPSチェック」のフェイズだ。

 「ネルスキュラ・コピー」自体の体力はそこまで多く無く、順当に攻撃をしていれば突破できる難易度なのだが、敵としては結構いやらしいので注意は必要だ。この攻撃を凌ぎ切るとBGMが「エスケープ ~次元の狭間オメガ アルファ編~」に変化する非常にクールな演出が用意されている。

【ネルスキュラ・コピー】
「オメガ・プラネテス」のチャージ中に戦うのが「ネルスキュラ・コピー」。全方位にレーザーをばら撒くなど回避の難しい攻撃もしてくるが、そこまで体力は多くないので焦らず対処しよう
【デルタ・アタック】

 最終盤戦になると全ての攻撃がハチャメチャに強化され、暴れん坊なんて甘い言葉では表現できないほど苛烈な勝負が待ち受けている。

 前方レーザーが全方位へ発射されたり、「敵視」のロックオンがハンター全員になったり、突如「ナルガクルガ」ばりの高速突進を混ぜてきたり等々……とにかく休まる暇はほとんどない。

 特に合間に挟む薙ぎ払いビームが凶悪で、ビーム+爆発で攻撃範囲が広い上にモーションも後隙も少ないと、対応が難しい攻撃となっている。

後半戦は既存のワザが強化されたり新たな攻撃が増えたりと一気に難易度が上がる
【薙ぎ払いビーム】
筆者が特に苦手だったのが合間に挟まれるこの攻撃。近くにいても離れていても被弾率が高いのでガードに頼りっぱなしだった

 今回の試遊では筆者は残念ながら討伐まで至らなかったが、高難易度クエストとして非常にやり応えを感じる素晴らしい完成度だったと強く感じる事ができた。アップデートまで目と鼻の先だが、気になるプレーヤーはぜひTGSにて本クエストに挑戦してみてはいかがだろうか。