「モンハン」×「ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 東京汐留」コラボ宿泊プラン発表会レポート

　ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 東京汐留は、カプコンのハンティングアクションゲーム「モンスターハンターライズ：サンブレイク」とのコラボ宿泊プランを6月15日より9月15日にかけて実施している。料金は1名利用で44,500円〜、2名利用で51,600円〜。

　本日6月15日より実施されるコラボ宿泊プランでは、「モンスターハンターライズ：サンブレイク」をイメージした「塔の秘境」ルーム、「城塞高地」ルーム、「密林」ルームの3つの特別な客室が登場。壁紙や装飾が「モンハン」仕様となるほか、使用後に持ち帰ることができるオリジナルデザインのカードキーや、ゲーム内に登場する「茶屋のうさ団子」を再現した串団子とお茶セットなども提供される。

　また、各客室の装飾にはARマーカーが隠されており、スマートフォンのARサービスアプリ「COCOAR」を起動してマーカーを読み取ると、画面にモンスターなどのARが出現し、写真撮影が楽しめる。

　期間中は客室だけでなく、ホテル館内の至る所に「モンハン」の装飾が登場し、コラボ宿泊プランの利用者以外の人も「モンスターハンターライズ：サンブレイク」の世界観を楽しむことができるようになっている。

　今回、コラボ宿泊プランの実施に合わせメディア向けの発表会が開催。客室をはじめ「モンハン」尽くしとなったホテル内を実際に見てまわることができたので、本稿ではそのレポートをお届けする。

ホテルをあげての一大プロジェクト！ 共有スペースも「モンハン」尽くし

　まずホテルに到着して驚いたのが、今回のコラボ宿泊プランは客室だけでなく、ホテル全体が「モンハン」仕様となっていること。エレベーターホールではさっそくモンスターの足跡を発見。足跡の先を見ると大迫力のメル・ゼナの姿が。さらに、エレベーター内の壁にまでモンスターのイラストが配置されており、これにはメインとなる客室に辿り着く前にテンションが上がってしまった。エレベーターは全部で3基あり、それぞれ違うモンスターのイラストを見ることができる。

B2Fエントランスに設置されていたモニターではコラボ実施の案内が。フィオレーネやチッチェ、バハリなどゲームでお馴染みのキャラクター達がお出迎え

最初に発見できたモンスターはシャガルマガラ

エレベーターホールで巨大な足跡を発見

足跡の先に居たのはメル・ゼナ。かなりの迫力だ

デカい…！照明のおかげか神々しささえ感じる大迫力

エレベータの中で待ち受けていたのではアオアシラ

こちらはロアルドロス。3基あるエレベーターそれぞれで異なるモンスターが配置されている

攻略本もしっかり完備。「モンハン」の世界で一夜を過ごせる特別な客室

　今回のコラボ宿泊プランで用意されるのは、「モンハンライズ：サンブレイク」に登場するフィールドをイメージした「塔の秘境」ルーム、「城塞高地」ルーム、「密林」ルームの3部屋。基本的な部屋の大きさや家具の配置などは変わらないが、それぞれ壁紙や装飾が異なっており、それに合わせた照明により雰囲気ががらりと変わる。

　部屋には2つのベッドが用意されており、テーブルとソファが1つずつ配置。2人部屋としてはじゅうぶんな広さで、1人で利用する場合にはかなりゆったり過ごせそうだ。公式ガイドブックと設定資料集も常備。ここで誰にも邪魔されず心ゆくまで「モンハン」をプレイするもよし、「モンハン」好きな友達とひと晩中語り合うもよし、「モンハン」の世界観をたっぷりと味わえる特別な空間を是非体験していただきたい。

「城塞高地」ルーム。窓にはメル・ゼナの姿も確認できる

ブラインドをおろして夜の雰囲気も確認。城塞高地の紫がかった色合いがいい感じのムードを出している

壁にはルナガロンのイラスト

アイルーのイラストが付いた鏡台には公式ガイドブックと設定資料が常備

ベッドの上に置かれたぬいぐるみもかわいい

「密林」ルームの窓にはライゼクス

壁にはタマミツネのイラストも

こちらは「塔の秘境」ルーム。リオレイアがお出迎え

壁紙一面がそれぞれのフィールドに沿ったものになっており、まるで「モンハン」の世界に入り込んだような体験ができる

今回の宿泊プランではオリジナルデザインのホットアイマスク（全3種）とカードキー（全4種）が用意されており、1人につき1つ持ち帰ることができる

　各部屋にはARマーカーが隠されており、スマートフォンのARサービスアプリ「COCOAR」を起動してマーカー読み取ることで画面にモンスターなどのARが出現する。ARマーカーは壁紙の中や、部屋番号が記載されたNo.プレート、客室扉に付いている避難経路図や金庫など様々なところに隠されており、中には難易度が高いものもある。まるで宝探しのようなゲーム感覚で楽しめるので、ぜひコンプリートを目指してチャレンジしてみてほしい。

扉に付いている避難経路図といったユニークな場所にARマーカーが隠されていることも

こちらはドアノブにぶらさがっているプレートで発見

部屋の外にあるNo.プレートにも

壁紙からバルファルク！

茶屋の串団子が食べられる！ モンスターをイメージしたオリジナルカクテルも

　期間中、ホテルの24Fバー・ラウンジではゲーム内に登場する茶屋をイメージした装飾が用意されており、コラボ宿泊プランのチェックイン時にもらえる「うさ団子」食券を使うことで、串団子とお茶セットが提供される。団子は1つ1つシェフによる手作りというこだわりようで、その再現度はかなりのもの。甘さは控えめで、素材の味をしっかりと感じることができるとても上品な団子となっていた。添えられたあんこを乗せて食べるとまた違った味を楽しめる。

　また、ホテルの一般利用客も注文できるモンスターをイメージしたオリジナルカクテルも用意されており、ラムベースの「棘茶竜エスピナス亜種」（1,573円）、ウォッカベースの「冰龍イヴェルカーナ」（1,573円）、カンパリベースの「渾沌に呻くゴア・マガラ」（1,573円）、グレープフルーツ・レモンフレーバーのノンアルコールカクテルの「月迅竜ナルガクルガ希少種」（1,331円）の4種が期間限定で販売される。

　せっかくなので筆者はオススメだという「冰龍イヴェルカーナ」を注文。グラスの表面には白いパウダーが散りばめられており、見た目的にも涼しくこれからの季節にぴったりな一杯だ。ウォッカベースということでアルコール度数は少々高めだが、フルーティーな香りがすーっと鼻から抜けるすっきりとした味わいでとても飲みやすいカクテルとなっていた。

ゲーム内の茶屋をイメージした装飾。なんだかテンションが上がる

串団子セット。大きな団子はディスプレイ用だが、手に持ちながら記念撮影できるとのこと

ウォッカベースの「冰龍イヴェルカーナ」（1,573円）。冰龍をイメージした涼し気なカクテルとなっていた。かなり飲みやすい

　ホテル内にはフォトスポットが用意されていたり、エントランスからエレベーターホールへ向かうコンコースには巨大なリオレウス、メインエントランスには「モンハンライズ：サンブレイク」の主要キャラクターが勢ぞろいしたパネルが設置されるなど、至るところに「モンハン」の世界観を楽しめる展示が用意されている。

　また、期間中はホテルに宿泊していない人でも無料で楽しめるARスタンプラリーも実施されており、スタンプをコンプリートすることでホテル特製「モンハン」ステッカーがプレゼントされるので、この機会にぜひ立ち寄ってみてはいかがだろうか。

　今回のコラボ企画は、コロナ禍が明けてからなんとか活気を取り戻せないかと考え実施に至ったとのこと。最近は外国人観光客も多く訪れるようになり、ワールドワイドで知られる「モンハン」への反応も多くもみられるという。今や日本を代表するエンタメコンテンツの1つであるゲームとホテルの相性はかなり良さそうだ。「モンハン」コラボを皮切りに、今後もまた面白い企画が実施されることをゲームファンとして期待したい。

巨大なリオレウス。外からも見え、かなり目立つ

記念撮影ができるフォトスポットも設置。宿泊客以外も利用できる