「プリンス オブ ペルシャ 失われた王冠」はジョーダン・メックナー氏のお墨付き！

　「プリンス オブ ペルシャ」シリーズの最新作「プリンス オブ ペルシャ 失われた王冠（Prince of Persia: The Lost Crown）」は、オリジナル作品「プリンス・オブ・ペルシャ」への10年越しのリスペクトが込められていると、本作Game DirectorのMounir Radi氏が語った。

　「プリンス オブ ペルシャ 失われた王冠」は、戦士のサルゴンを操作して、ペルシャ神話から着想を得たエリアの探索と様々な怪物と対峙していく2Dアクション。メトロイドヴァニアのような探索要素と、スピード感のあるコンボアクションを組み合わせた内容が特徴となっている。発売予定は2024年1月18日で、プラットフォームはPC/Nintendo Switch/プレイステーション 5/4/Xbox Series X|S/Xbox One。

「プリンス オブ ペルシャ 失われた王冠」Game DirectorのMounir Radi氏

メトロイドヴァニアスタイルで展開する「プリンス オブ ペルシャ 失われた王冠」

　Radi氏は、もともとジョーダン・メックナー氏が開発したオリジナル版の「プリンス・オブ・ペルシャ」の大ファンであり、現代風にアレンジしたタイトルの開発をずっと願っていたという。企画がスタートしたのは2014年で、一度はキーとなるスタッフが集められずに中断していたが、3年半ほど前からいよいよ本格的に開発がスタートした。企画のスタートにあたり、Radi氏は原作者のメックナー氏にも本作のアイデアについて相談をしたそうだ。

　ちなみにだが、「プリンス オブ ペルシャ 失われた王冠」発表時、ジョーダン・メックナー氏は自身のブログを更新している。そのなかでメックナー氏は、本作開発の経緯を記載するとともに、「これが私の望んでいた『プリンス・オブ・ペルシャ』だ」と絶賛。まさにお墨付きの「プリンス・オブ・ペルシャ」タイトルというわけだ。

■メックナー氏のブログ「Prince of Persia Takes a Mighty New Leap」のページ

ジョーダン・メックナー氏も発売が楽しみだという

　Radi氏が本作で特に大切にしているのは「アクションの動き」で、プレーヤーが「こう動かしたい」と思ったことを実際に表現できるような自由度の高いアクションを目指したという。

　また現実にはあり得ないようなペルシャ神話の怪物や物語、主人公の超人的な動き、それを最大限表現するためのアニメーションなどにもこだわって、Radi氏が理想とする今の「プリンス・オブ・ペルシャ」を実現している。

　本作ProducerのAbdelhak Elguess氏によれば、ゲームの基礎部分はほとんど完成しており、現在はポリッシュ（磨き）とフレームレート向上の調整に入っているという。

　Radi氏に「やりたいことはすべて実現できている？」と質問したところ、「ペルシャ神話で語りたい部分はもっといっぱいあるけど」と前置きした上で、「このゲームで実現したかった私の思いはすべて詰め込んだ」と言い切ってくれた。Radi氏渾身の自信作になっているようなので、その発売をぜひ楽しみにしておきたい。

「プリンス オブ ペルシャ 失われた王冠」ProducerのAbdelhak Elguess氏

理想を詰め込んだ現代の「プリンス・オブ・ペルシャ」だという