【特別企画】
ハワイで自由に爽快ドライブ! 「The Crew Motorfest」先行体験
レトロな不便さをあえて楽しむ「Vintage Garage」がオススメ
2023年6月13日 03:15
- 【The Crew Motorfest】
- 9月14日(現地時間) 発売予定
- 価格:未定
Ubisoftが9月14日(現地時間)に発売予定のプレイステーション 5/4/Xbox Series X|S/Xbox One用オープンワールドレースゲーム「The Crew Motorfest」について、開発中のデモ版をプレイすることができた。
「The Crew Motorfest」は、オープンワールドレースゲーム「ザ・クルー」シリーズの最新作。ハワイのオアフ島が舞台となっており、用意されたコースから草木が生い茂るオフロードまで、自由にドライブを楽しむことができる。
プレイできたデモ版では、ゲーム内に登場するイベント「プレイリスト」から「Made in Japan」、「Vintage Garage」、「Lamborghini」、「Motor Sports」の4種類を体験できた。今回は特に印象的だった「Vintage Garage」に注目してお伝えしたい。
車種もシステムもクラシックスタイル! 「Vintage Garage」を体験
「プレイリスト」は、オアフ島全体に散りばめられた特定の場所に向かうことで開始できる特別イベント。手持ちの車で自由に走るフリー走行とは別に用意されており、クリアすることで資金などを得ることができる。各プレイリストは複数の連続イベントになっていて、すべてクリアすればさらに特別な車両がもらえる。
中でも「The Crew Motorfest」ならではのプレイリストとなっていたのは、「Vintage Garage」だ。「Vintage Garage」は、1950年代から80年代まで、4つの世代を代表するクラシックカーがテーマとなっている。
面白いのは、このプレイリストをプレイ中はGPS(マップやミニマップ)が一切表示されないこと。また普段はスピードをブーストできる「ニトロ」も強制オフになるほか、車の挙動もクラシックカーごと独自のものとなる。
今回プレイしたのは、示される風景写真だけを頼りに最終目的地まで走っていくというプレイリスト。画面は普段よりも彩度が落ち、ナビゲーションの声は古いラジオ放送のように少しくぐもって、ヴィンテージ感が醸し出される。
ドライブを始めると、いつもはミニマップが表示される画面右下に風景写真が表示される。写真には大きな看板など目印になりそうなものが映り込んでいて、行くべき道には矢印が書き込まれている。
この写真に合致する道路がチェックポイントになっていて、チェックポイントを過ぎると次々と新たな写真が提示されていく。やることはシンプルだが、これが思いのほか緊張感が高い。
というのも、「ザ・クルー」のみならず他のゲームでもそうなのだが、少なくとも筆者は車などはナビゲーションに従って進むことがすでに当たり前になっているからだ。手がかりが写真だけ、目印を見逃したら取り返しが付かないという不便さは逆に新鮮に感じられた。
おそらく、色々ひっくるめて「不便さをあえて楽しむ」というのが「Vintage Garage」のコンセプトだと思う。グリップか効きづらいなど、車の挙動は最高とは言い難いし、風景に注目しながら走るのでそこまでスピードが出しづらい。オアフ島の海、海、山、道路、ときどき看板! みたいなのんびりした景色も相まって、脱力しながらレトロな雰囲気を楽しむくらいでちょうどよさそうだ。
「Vintage Garage」はそんな感じだったが、「Made in Japan」はネオンが光りまくる夜のレースが展開されるし、「Lamborghini」は名前の通りランボルギーニをブイブイ言わせながら爆走できる。「Motor Sports」はF1マシンさながらの車に乗ってレース専用コースを駆け抜けるなど、プレイリストごとにまったく体験が異なる。
プレイリストはこの4種類以外にも多くの種類が用意されているそう。オアフ島の風景だけに留まらず、遊びの豊富さという点でも魅力がたっぷりありそうな体験となった。