「モンスト」シリーズから派生した「謎解き×協力」が斬新！ 「ミステリーレコード」発表会レポート

　MIXIは、Android/iOS用謎解きアドベンチャー「ミステリーレコード」のメディア向け発表会を開催した。

　「ミステリーレコード」は「謎解き」×「協力」をテーマとし、最大4人のプレーヤーが協力してプレイするアクションアドベンチャーとして開発が進められている本作。そのタイトルロゴに「モンスターストライク」の名が冠され、その世界観を一部共有していることも明らかになっていた。

　今回の発表会では、プロデューサーの奥原佑貴氏が登壇し、本作の詳しい内容について解説した。その模様を新たに公開された画像などとともにお届けしていきたい。

発表会に登壇したモンスト事業本部 新規事業開発部の奥原佑貴氏。新作のサービス開始にあたり公式Twitterも開設している

プレーヤー4人が協力して謎解きに挑むアクションアドベンチャーが展開。モンストはサポートキャラとして登場する

　本作の舞台となるのは、“現実世界（リアル）”と呼ばれる世界。かつて人が住んでいたが放棄され、「ノウム」と呼ばれる異形の存在がはびこっている。プレーヤーはこの世界で「絆」を頼りに、真実を解き明かしていくこととなる。その世界観の監修には、漫画家の麻生羽呂氏（代表作「今際の国のアリス」、「ゾン100～ゾンビになるまでにしたい100のこと～」原作等）を据え、現在同氏原作の本作の読み切り漫画が「サンデーうぇぶり」にて無料公開中だ。

　そのジャンルは「協力謎解きアドベンチャー」と設定されていて、プレーヤー最大4人がマッチングされ、謎解きを主体としたアクションアドベンチャーを他のプレーヤーとともに協力して進めていく仕組みだ。

ゲームのストーリーはプレイに直接影響せず、別の画面で読むことができる

　ダンジョン内で展開するゲームは「謎解きパート」と「ボスバトル」と称された2つのパートに分かれている。まずは謎解きパートで、謎解きを絡めたアクションゲームが展開謎にの解答に準じてブロックの押し引きやスイッチのタッチなどのギミックを準じて動かすことでゲームを進められるようになっている。

ギミックは様々で見た目はパズルのようだが、謎解きに紐付いた解答をしなければならない

　謎解きのジャンルは様々だが、その全てはプレイヤーが協力しながらクリアしていくものだ。出題される謎解きの制作は、リアル脱出ゲームなどのイベントや謎解き企画を手がける「SCRAP」、「Tumbleweed」、「東京大学AnotherVision」が行なう本格的なもので、これをアプリで手軽にできるのが本作の売りとなっている。

謎解きの内容はかなり本格的。対面でのプレイも楽しくなりそうだ

　謎解きが出題されるフィールドにはノウムなる敵キャラクターが登場する。謎解きの邪魔をする敵だが、これをたくさん倒すと謎解きのヒントが表示されるという、救済処置としての意味合いもあり、プレーヤーはノウムと戦うための武器も持っている。

　そしてこのノウムとの戦いをサポートしてくれるのがモンスト達だ。モンストは最大3体まで連れていくことができるキャラクターで、ダンジョン内でノウムと自動的に戦ってくれるので、プレイーヤーはその間に謎解きに集中できるというわけである。

モンストは必殺技を使うこともできる

　謎解きを制限時間内にクリアするか、ノウムを全滅させてゲームを進めるとボスバトルへと突入。こちらでは主に戦いよりも脱出することがメインとなり、道中で手に入れた「遺物（レコード）」と呼ばれるアイテムを手に入れて、追いかけてくるボスから逃げ切るというゲームが展開。ここもまた他のプレーヤーと協力することが重要で、道を作ったりブロックを壊したりして互いに進む道を切り開いていくのだ。ちなみにこのボスバトルに関しては、先のステージではボスと戦うシーンもあるそうだ。

ボスバトルに登場するボス

仲間と協力して、ボスを回避しよう

プレイヤーの武器やモンストの育成要素もある。毎日出題される「デイリー謎解き」で素材の入手も可能

　ゲーム攻略のポイントとなる育成要素ももちろんあり、モンストとプレーヤーキャラクターの装備武器が対象で、ゲーム中に入手した「強化アイテム」を消費して行なうことになるという。強化アイテムは通常のゲームプレイだけでなく、モンストを派遣して戻るのを待つ「探険クエスト」と、日替わりの謎解きに挑戦する「デイリー謎解き」もあり、特に後者は毎日違った問題が出題されるという、謎解きファンにとって嬉しい要素で、本編のゲームプレイができないときにも進められるのもいいところだ。

この2項目の強化が、プレーヤーの強さに繋がる

通勤通学中など、ゲーム本編を進められないときにも楽しめる要素だ

　育成だけでなく、キャラクターの見た目を変更する着せ替えの要素もあり、マッチングも楽しくなるはず。ちなみにマッチングはランダムのほか、フレンド同士やパスワードを利用した部屋を作ってのプレイも可能となっている。

キャラクターの3カ所の部位を変更できる。ゲーム内容には影響しない

　本作は「モンスト」の冠はつけられているものの、それとはまったく違うマルチプレイの体験ができるタイトルであり、プロデューサーの奥原氏も新たなプレーヤー層の拡大を目的としているとのことで、これまで「モンスト」を遊んだことがない人も楽しめる1本となりそうだ。リリースはこの3月中を予定しているとのことだが、具体的な日程はまだ未定。また現在事前登録キャンペーンも実施中で、登録者数は既に7万人を突破していて、10万人を突破すればオーブ1,200個（ガチャ4回分）のプレゼントもあるという。気になった人は今からでも遅くないので、ぜひ事前登録してサービス開始を待っていただければと思う。