【特別企画】

【Nintendo Live】たっぷり1時間! 「あつ森」「スプラ3」の音楽ライブを堪能

「DJ K.K」と「すりみ連合」+スペシャルゲストによる贅沢エンタメ時間

【Nintendo Live 2022】

開催日:10月8・9日

会場:東京ビッグサイト(南1~3ホール)

 任天堂は、10月8日より開催しているイベント「Nintendo Live 2022」において、音楽ライブ「あつまれ どうぶつの森 DJ K.K PARADISE MIX!!」と「スプラトゥーン3 バンカライブ」を開催した。

 「あつまれ どうぶつの森 DJ K.K PARADISE MIX!!」と「スプラトゥーン3 バンカライブ」は、「Nintendo Live 2022」のメイン会場とは別の会場で実施される音楽ライブ。「あつまれ どうぶつの森」からは「DJ K.K」、「スプラトゥーン3」からは「すりみ連合」が登場し、合計1時間のパフォーマンスを行なう。

 「Nintendo Live 2022」では10月8日に全3回、10月9日に全3回が公演され、最終となる10月9日18時からの公演は「Nintendo Live 2022」公式サイトにてライブ配信も実施予定。本稿では初日1回目の公演を現地で体験してきたので、その模様をお伝えしたい。なお会場内は撮影禁止となっており、写真でのライブの様子は残念ながらお伝えできないのでご了承いただきたい。

まさかのノンストップミックス! 「DJ K.K」による怒涛のDJプレイ

 ライブは前半と後半に分かれており、前半は「DJ K.K」が約30分、後半は「すりみ連合」が約30分のパフォーマンスを行なった。

 「DJ K.K」のライブは、「あつ森」らしくしずえさんの島内放送からスタート。放送でライブ開催が宣言されると、そのまま「DJ K.K」の登場となった。

「あつまれ どうぶつの森 DJ K.K PARADISE MIX!!」ポスター画像。中央にいるのが「DJ K.K」

 「あつ森」の追加コンテンツ「ハッピーホームパラダイス」でもライブパフォーマンスをしてくれる「DJ K.K」だが、今回のパフォーマンスは最初から最後まで、約30分ノンストップ。「あつ森」テーマ曲「みんなあつまれ」のアレンジ版にはじまり、休憩もMCもなしで「けけフュージョン」、「けけフーガ」、「けけパレード」とどんどん繋いでいく。

 ときおり「まだまだ行くよ」などと声をかけてくれるが、ビートは途切れないままアレンジ版の楽曲が次々と繰り出される。その数、手元のメモでは42曲。節目ではテンポを変えたり、曲調を一変させたりして緩急もつけつつ、スタートから一気にクライマックスまで駆け抜けたようなプレイだった。

 また見ていて楽しかったのは、しずえさんを始めとした島の住民たちが時々ステージ上に現われて、ダンスを踊ってくれるところ。フータやまめきち、つぶきちといった「あつ森」の顔的存在だけでなく、ブーケやちゃちゃまるなど様々な住民が登場してライブを盛り上げてくれる。

 ほかにも「DJ K.K」のスクラッチプレイなど多くの見どころがあったが、個人的にやられたのは「DJ K.K」の笑顔。常にクールな表情でパフォーマンスを続ける「DJ K.K」なので今回も最後まで表情を変えずに行くのかなと思いきや、ある時点で一瞬だけ笑顔を見せてくれた。あのクールな「DJ K.K」が笑顔になった! という感じのギャップに見事にハートを掴まれてしまったので、これからライブを見る方はぜひ注目していただくといいだろう。

バラバラなのに一体! ゴキゲンで生き生きとした「すりみ連合」が超楽しい

 そして後半は、「スプラトゥーン3」の「すりみ連合」による「バンカライブ」だ。楽曲はバンドによる生演奏で、この迫力とライブ感のある音をバックに「すりみ連合」のフウカ、ウツホ、マンタローの3人がパフォーマンスをしていく。

「スプラトゥーン3 バンカライブ」ポスター画像。上から順にマンタロー、フウカ、ウツホ
【スプラトゥーン3 バンカライブ リハーサル映像 [Nintendo Live 2022]】
ライブの参考となるリハーサル映像

 注目は、やはり3人が生き生きと踊って歌う姿で、ゲーム内でのフェスよりももっと躍動感のある印象を受ける。細やかで指先まで綺麗に見えるようなダンスをするフウカ、低い重心からはしゃぐように踊るウツホ、そして中央で楽しげにヒラヒラと動くマンタローとまさに三者三様で、一人ひとりに注目してもいいし、全体のアンサンブルを見ていても楽しめる。

 そして3人ともバラバラなのに、決めの場面では踊りがピッタリ重なって3人ならではの一体感を表現したりと、見れば見るほど発見の連続のステージとなっていた。

 すりみ連合がパフォーマンスした楽曲は「蛮殻ミックスモダン」、「衝天プチョフィンザ」、「疾風怒濤カチコンドル」(新曲?)の3曲。いずれもバラバラでありながら一体でもある3人らしいゴキゲンな楽曲で、もう終わっちゃうの? というくらいにあっという間に時間が過ぎていった。

 ちなみにライブはこれだけで終わらない。何がどうなるかは実際に見てみてのお楽しみだが、「スプラトゥーン」ファンなら納得のスペシャルゲストとパフォーマンスが待っている。チャンスがあるならぜひ注目していただきたい。

 これはあくまで個人的な感想だが、ライブ会場に実際に訪れて体感するパフォーマンスはかなり良かった。体の芯にも響くような大音量の楽曲も、視界全体を覆い尽くす光の演出も、そして生で見られる「DJ K.K」や「すりみ連合」のパフォーマンスも、すべて現地ならでは。オフラインでのイベントは素晴らしいなと改めて感じさせてくれた。

 なお繰り返しになるが、10月9日18時からの公演はライブで配信される予定。こちらも合わせてぜひチェックしていただきたい。