【特別企画】

超大ボリュームのエリアと依頼! 「黒い砂漠」大型アプデ「果てしない冬の山」を先行プレイ

一撃一撃が重くド派手なスキルが楽しめる新クラス「ドラカニア」も堪能

【「黒い砂漠」大型アップデート「果てしない冬の山」】

4月6日 実装予定

 Pearl AbyssのPC用オンラインRPG「黒い砂漠」において、4月6日に大型アップデート「果てしない冬の山」が実装される。このアップデートの目玉は新エリア「果てしない冬の山」と、新クラス「ドラカニア」の実装だ。

【新クラス「ドラカニア」トレーラー 【黒い砂漠】】

 「果てしない冬の山」はマップの南部にあるエリアだ。「黒い砂漠」では初の雪が降り積もるエリアである。果てしない冬の山は高所に登るほど強力な吹雪に遭遇することになる。特に標高の高い一部のエリアでは強力な吹雪が吹き荒れており、長時間その場に居続けると「凍傷」デバフがつくことがある。

 また「果てしない冬の山」の実装に合わせてストーリーも追加されており、そのボリュームは依頼の数でいうと170以上、超大規模なストーリー追加だ。またメイン依頼に登場するNPCの会話やカットシーンはすべてフルボイスになっている。より没入感が上がり、ストーリーを楽しめるようになっているのでそこも楽しみのポイントだ。

 もう1つの目玉が新クラス「ドラカニア」だ。その名前から雰囲気が出ている通り「ドラゴン」が鍵になっているキャラクターだ。ドラゴンの血が混じっている人間という設定で、そのためスキルの中にもドラゴンやマクタナンが関連する名前やエフェクトのスキルが存在する。

【新クラス「ドラカニア」戦闘映像 【黒い砂漠】】

 既存クラスの「ダークナイト」に似ている部分があるが、比較すると若干一撃が重めになっている。やや攻撃が重い印象があった。だがスキルのエフェクトなどが派手で、一撃の重さと相まって一撃一撃の爽快感を感じられるようなクラスになっていた。

 今回はこの2つのコンテンツについて先行して体験することができたのでその様子をお届けしていきたい。

フルボイス&大量の依頼追加、そして新狩場でたっぷり楽しめる「果てしない冬の山」

 「果てしない冬の山」はロケーション的にはマップの南部、「ドリガン」の南東部で「ドベンクルン」の右側に位置している。「黒い砂漠」では初の雪が降り積もるエリアだ。イベントなどを除いて常時雪が降っているというエリアはこれまで実装されておらず、新鮮な感覚でエリアを探検できた。

 このエリアは高所に登るほど強力な吹雪に遭遇することになる。特に標高の高い一部のエリアでは強力な吹雪が吹き荒れており、長時間その場に居続けると「凍傷」デバフがつくことがある。モンスターも強いので相応の準備をして挑む必要があるだろう。

「黒い砂漠」では初の雪が降り積もるエリアが今回実装される「果てしない冬の山」だ

 ここには「エイル村」という中心都市があり、村の住民達は険しい地形にふさわしい小さなキャンプを作って暮らしている。すべての獣人族の故郷と呼ばれるエイル村は小さいが、どの地域よりも膨大な知識が埋もれており、村のあちこちを回ってみると、興味深い知識を見つけることができる。

 また果てしない冬の山でしか採取できない鉱物、宝石、草木などもあり、これらは木材・鉱物加工所を通して貿易品としても製作可能だ。

 そして本エリアの追加にあわせて140以上のメイン依頼が追加される。他のエリアの依頼数と比較してもかなり多く、超大規模なストーリー追加だ。また会話やカットシーンはもちろん、町で喋っているNPCの多くにもボイスが導入されており、これまで以上にリッチなコンテンツとなっている。

 この多くの依頼には新しく「ランド」というNPCが登場する。白い狐のキャラクターなのだが最初はおマヌケというかコミカルな印象を受ける言葉遣いや喋り方をしている。このキャラクターが全体的にシリアスなストーリーにアクセントを加えており個人的にかなり楽しめた。

 また過去のストーリーにも登場した「ジョルダイン」がキーになるNPCとしても登場する。プレーヤー、「ランド」、「ジョルダイン」という3人の人物が中心になって進んでいくのが今回追加されるストーリーの特徴だ。彼らは異なる目的で「果てしない冬の山」を目指していく。

序盤はコミカルな印象を受ける狐のNPC「ランド」。ストーリーにアクセントを加えてくれる存在だが、後半では……?
もう1人のキーNPCが「ジョルダイン」だ。すでにメインストーリーにも登場しているので存在を知っているプレーヤーも多いかもしれない。

 そしてこれまでの地域アップデートとは異なり、新規キャラクターがいきなり「果てしない冬の山」からスタートできる。クラスの追加にあわせて新たにキャラクターを作成するユーザーも多いと思うが、既存のストーリーを一気に飛ばして、いきなり今回の追加ストーリーから楽しめるというわけだ。メインストーリーをすでに知っているなら、あえて新規のキャラクターで「果てしない冬の山」からスタートするのも選択肢の1つだろう。なお「果てしない冬の山」から始めても最終的にストーリーの内容は収束するので、ストーリーに矛盾は発生しないので安心してほしい。

 このアップデートにあわせて複数の狩場も追加される。ここではその一部を紹介しよう。まず「翡翠星の森」だ。ここは雪獣人の群れが自分達を保護するために作った強大な力を秘めているトーテムがある。このトーテムを破壊すると、そこに宿っていた力によって雪獣人がマイナスの影響を受け、より効率よく倒すことができる。このエリアで雪獣人を倒し続けると、周囲が「<薄暗い冬の守護者>エレボク」の暗い闇に染まり、より手強い「<薄暗い冬に侵食された>雪獣人」が出現する。

 もう一つが「ムロウェクの迷宮」だ。ここは「果てしない冬の山」地域の黒い山「シェレカン廃鉄鉱山」で発見される狩り場だ。ここには様々な迷宮が存在し、6人まで同時に入場できる。迷宮に入場すると「ムラスカ」の群れが自分の巣を守るため、侵入者を攻撃してくる。また「ムラスカ」を多く倒していくと、迷宮の主人「ベルセデス」が危機を感じ、侵入者を排除するために動き出すのだ。

新しい狩場ではもちろん新しい敵も登場する。雪山らしい敵キャラクターが登場する

重い一撃を決めて敵を着実に沈めていく新クラス「ドラカニア」

 今回のアップデートのもう一つの目玉が新クラス「ドラカニア」の実装だ。

 ドラカニアは女性キャラクターの容姿だ。その名前の通り「ドラゴン」が鍵になっており、ドラゴンの血が混じっている人間という設定になっている。そのためスキルの中にもドラゴンやマクタナンが関連する名前やエフェクトのスキルが存在している。

新クラス「ドラカニア」が実装される

 武器はメイン武器は「スレイヤー」という大剣、補助武器は「シャード」という細剣を使って戦う。「スレイヤー」は少し重めで一撃一撃が大きい攻撃を繰り出せる。

 太刀を振るって戦う既存クラスの「ダークナイト」に似ている部分があるが、比較すると若干一撃が重めになっている。だがスキルのエフェクトなどが派手で、一撃の重さと相まって一撃一撃の爽快感を感じられるようなクラスになっていた。

 クラスの特性的にはタンクに近い。自身を強化するバフスキルは他のクラスに比べると少なめだが、回復スキルを持っており敵の攻撃に耐えダメージを受けながら一定のところまでHPが減ると、相手のエネルギーを奪い自身のHPを回復するという戦い方ができる。そのため他のクラスに比べると少し操作難易度が高いかもしれない。

 PvPでもその特性は活かせるとのことで、拠点戦などでは前線で敵の攻撃を受けながら戦うというスタイルになるだろう。

 また他のクラスと違う特徴として「イオンゲージ」という特殊なゲージを持っている点にも触れたい。敵を攻撃することで溜まっていくゲージで、このゲージを溜めると、普段はチャージが必要なスキルをチャージなしで使用できる。例えば弱い敵でゲージを溜め、強力な敵にこのゲージを消費する強力なスキルを放つといった戦い方をするなど、このゲージを上手く管理していくのも「ドラカニア」を使いこなすには有用だ。

 プレイした印象では、とにかくエフェクトの派手さが強く残る。元々本作の戦闘はアクション性の高さから生まれる爽快感、ド派手なエフェクトから生まれる楽しさにあり、「ドラカニア」はそれらがまた一段階突き抜けている印象だ。

 最初は一撃が重いため爽快感はあまり楽しめないかと思っていたが、逆に1つ1つの攻撃が敵に当たっている感触、そしてリズム感から独特な爽快さを感じられた。ここに本クラスならではの炎と雷のエフェクト、そしてドラゴンが浮かび上がるスキルのエフェクトなどが乗ることで、ドラゴンがルーツにある「ドラカニア」ならではの楽しさを感じられた。

 大きくこの2つのコンテンツが実装されるアップデートは4月6日を予定している。事前キャラクター作成キャンペーンなども行なわれているので、プレイ予定の方はぜひ公式サイトをチェックしていただきたい。

一撃の重さ、そしてド派手なエフェクトで操作しているだけで楽しいのが「ドラカニア」の印象だ