【特別企画】

「O・TO・GI ~御伽~」が復活! Xbox20周年を記念して後方互換タイトルを大幅追加

「Dead or Alive Ultimate」、「Max Payne」など懐かしのタイトルも対応に

【Halo20周年デジタル配信】

11月15日配信

 Microsoftは米国時間の11月15日、Xbox20周年を記念した配信「Xbox Anniversary Celebration」を実施し、Xboxの後方互換ライブラリに、70以上のタイトルを加えたことを明らかにした。対象は初代Xboxおよび、Xbox 360で、対応タイトルのディスクもしくはデジタルダウンロード版の所有者は、Xbox One、Xbox Series X|Sの後方互換機能でゲームが楽しめるようになる。

 Xboxシリーズの強みである後方互換機能に、20周年の節目に強力な援軍が到来した。ご存じのようにXboxの後方互換機能は、Xbox Series X|SやPS5が備えている前世代のゲームに対する後方互換とは性質が異なり、今回ラインナップが拡充された2世代前のXbox 360や3世代前の初代Xboxなど、アーキテクチャがまったく異なるプラットフォームのゲームを、メーカーの許諾を得て、ひとつひとつ人の手を介して後方互換を実現している。

 このためメーカーの許諾が得られなかったり、そもそも権利関係が複雑に入り乱れてるような場合は対応したくでもできないというケースがあり得る。Microsoftでは、Xboxファンの要望を聞きながら、要望の上位に位置するタイトルの対応を粘り強く行なっている。

【Xboxの後方互換】

 今回20周年を記念して実施された後方互換のラインナップ拡充は、単体のアップデートとしては、2015年のローンチに次ぐ規模で、初代Xboxタイトルが20以上、Xbox 360タイトルが50以上となっている。そのフルラインナップについては、本稿を書いている時点ではまだ受け取っていないため、ぜひ直接後方互換ページで確認していただきたいが、リリースから判明した範囲内だと、以下の通りだ。

【Xbox後方互換新規対応タイトル(一部)】
・「Max Payne」シリーズ全作
・「F.E.A.R」シリーズ
・「Skate」シリーズ
・「Dead or Alive Ultimate」
・「O・TO・GI ~御伽~」シリーズ
・「Star Wars: Jedi Knight II」
・「Star Wars: Starfighter」

 日本のゲームファンとしては、フロムソフトウェアの「O・TO・GI ~御伽~」シリーズ、そして当時のMicrosoftとテクモの蜜月時代を思い出させてくれる「Dead or Alive Ultimate」などが目を惹くタイトルだろうか。海外ゲーム好きには、「Max Payne」シリーズや「F.E.A.R」シリーズなど、PCゲーム骨太のタイトルも対応を果たしており、ゲームファンには嬉しいニュースだろう。

【O・TO・GI ~御伽~】
「O・TO・GI ~御伽~」はフロムソフトウェアが2002年12月にリリースしたXbox向けアクションゲーム
【Dead or Alive Ultimate】
「Dead or Alive Ultimate」は、「最強のハードへ、最強のソフトを」のキャッチフレーズで2004年にXbox向けにリリースされた対戦格闘ゲーム
【Max Payne(初代)】
2001年7月に登場した伝説のPCゲームのXbox移植版。日本未発売

 さらに嬉しいのは、今回対応した70以上のタイトルすべてで、自動的にHDRが適用される「Auto HDR」に対応し、多くのタイトルで解像度が向上する。この解像度向上は、マシンスペックに応じてスケーラブルに変わるようになっており、Xbox Series XおよびXbox One Xでは最大4倍、Xbox One、Xbox One Sでは最大2倍となる。

 加えて、30フレームから60フレームに増やすFPSブースト機能も、新たに37タイトルが対応した。本日追加された70タイトルからは11タイトルが新たに対応となり、既存タイトルについては26タイトルが新たに対応となる。代表的なタイトルは以下の通り。

【新規後方互換タイトルのFPSブースト対応タイトル(一部)】
・「F.E.A.R」
・「F.E.A.R 2: Project Origin」
・「F.E.A.R 3」
・「Binary Domain」
・「Nier」

【既存後方互換タイトルのFPSブースト対応タイトル(一部)】
・「Gears of War」シリーズ全作
・「Fallout 3」
・「Fallout: New Vegas」
・「Elder Scrolls IV: Oblivion」
・「Dragon Age: Origins」
・「Dead Space 2 & 3」、「Alan Wake」、「Sonic Generations」

 なお、FPSブースト機能については、Xbox Cloud Gamingでのプレイにも対応し、かつて30フレーム固定だったクラシックゲームが、クラウド環境で60フレームでプレイが可能となる。こちらは新たに34タイトルが対応となり、対応タイトルは以下の通り。

【Xbox Cloud GamingでのFPSブースト対応タイトル(一部)】
・「Fallout 4」
・「Fallout 76」
・「The Evil Within 2」

 念のためだが、サブスクリプションサービスであるXbox Game Passへの対応ではなく、後方互換の対応となるため、プレイするためにはディスクもしくはデジタル版の所有が必要となる。後方互換機能への対応は、言い換えるとデジタル版の販売開始も意味しており、この機会に手に取ってみても良いだろうし、往年のXboxファンは、押し入れからディスクを引っ張り出してプレイしてみても良いだろう。ぜひ自分なりのアプローチでXbox20周年を祝いたいところだ。

【デジタル販売もあり】
後方互換タイトルを所有していなくても、デジタル版を購入すればプレイできる。後方互換タイトルはかなりのバリュープライスで販売されているため、この機会にプレイするのはありだ
【Xbox Game Passに加入する】

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