【特別企画】
より美しく、恐ろしく。リマスター版「零 ~濡鴉ノ巫女~」試遊プレイレポート!
新要素フォトモードで怨霊さんたちもじっくり眺められる
2021年10月2日 15:48
- 【零 ~濡鴉ノ巫女~】
- 10月28日発売予定
- 価格:
- 5,280円(税込、通常版)
- 5,280円(税込、ダウンロード版)
- 7,480円(税込、Digital Deluxe Edition)
美しくも恐ろしいジャパニーズホラーが今鮮明に蘇る。今回はプレイステーション5/プレイステーション 4/Xbox Series X|S/Xbox One/Nintendo Switch/PC向けに新たにリマスターされた「零 ~濡鴉ノ巫女~」をTGS2021にて試遊する事ができた
本作は2014年にWiiU用ソフトとして発売された作品のリマスターとなっており、様々なキャラクター達を操作して死の山として畏れられる「日上山」を探索していく和風ホラーアドベンチャーだ。「零」シリーズではお馴染みの「射影機」と呼ばれる特殊なカメラを用いて襲い来る幽霊の撃退や謎解きを行なう独自のアクション性や、ジャパニーズホラーらしい冷や汗をかくような静かな恐怖感を演出するストーリーが話題を呼び、非常にファンの多い作品となっている。またキャラクターグラフィックスのクオリティが高く美しいのも特徴であり、操作キャラクターに様々なコスチュームを着せてゲームをプレイできるのも本作の魅力の1つだ。
そんな今作はリマスターするに当たって新コスチュームの追加や、キャラクターや霊にポーズを付けて自由に画面写真を撮影できる「フォトモード」が追加されていたりと、美しいグラフィックスを存分に生かした新要素が追加されている。豊富なコスチュームを着た可愛らしい女の子を様々なシチュエーションで撮影できるのはもちろん、普段襲ってくる怨霊の皆さんとも一緒に撮影できるのが面白いポイントだ。ゲームプレイ中は怨霊の姿をじっくり見るのも難しいので、敵味方問わずじっくり観察できる本モードの意義は大きい。
今回の試遊会では物語の最序盤である「一ノ雫」をPS4版にてプレイする事ができ、基本の操作やゲーム全体の雰囲気を体験する事ができた。まず何と言っても取り上げたいのはマシンパワーの向上により画面全体の解像度が上がったことで、恐怖感が増している点だ。可愛らしいキャラクター達のグラフィックスがより鮮明に見えて嬉しさもあるが、怨霊等の襲い掛かってくるキャラクターの姿もハッキリ視認できるのでより恐ろしさを感じる。その上で「零」らしいフィールドの怪しい雰囲気はそのままなのが非常に素晴らしい。
本作のバトルアクションは襲い掛かってくる怨霊を「射影機」を用いて上手く撮影することで攻撃ができるシステムになっている。「射影機」を構えると撮影対象には〇のついた「撮影箇所」が現れ、この撮影箇所を可能な限り多くカメラに収めた状態で撮影をすることで大きなダメージを与えられる。ダメージを受けた怨霊からは「霊片」が飛びだすが、この「霊片」も「撮影箇所」として認識され、撮影する事で消す事が可能。ただし、一定時間「霊片」を放置すると怨霊の体力が回復してしまう。よって1回の撮影でいかに多くの「撮影箇所」を捉えることができるかが攻略のカギとなる。
この戦闘パートで試遊時間は終了したが、筆者がビビりなのもあり、最序盤のバトルなのに怯えて慌ててしまうほどホラーゲームとしてしっかりと楽しめた。リマスターされた事で補強されたグラフィックスはキャラクターの可愛らしさ、物語の恐怖的演出など「零」シリーズの良さをさらに引き出しており、新モードである「フォトモード」もかなり面白い。「零 ~濡鴉ノ巫女~」は新たな恐怖と面白さが内包された作品となりそうだ。
(C)2014-2021 Nintendo / コーエーテクモゲームス
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※画面は開発中のものです。