【特別企画】
『真・三國無双8 Empires』TGS先行プレイレポート&開発者インタビュー
うごめく戦況を制して勝利を掴む!多彩な作戦が魅力の新しい攻城戦
2021年10月2日 21:00
- 【真・三國無双8 Empires】
- 発売日:2021年12月23日
- プラットフォーム:PS4/PS5/Xbox One/Xbox series S|X/Nintendo Switch/PC(Steam)
株式会社コーエーテクモゲームスは、2021年9月30日から千葉県幕張メッセで開催される東京ゲームショウ2021にて『真・三國無双8 Empires』を出展する。今回、それに先駆けて同じバージョンをプレイすることができたので、その内容をお届けしよう。なお、後半には本作ゼネラルプロデューサー鈴木氏へのインタビュー記事も掲載している。
今回触ることができたTGS2021バージョンは、PS5を使用してのプレイ。体験可能なのは、武将を自由にエディットできるエディットモードと、攻城戦が体験できる争覇モードの2つとなっている。まずは、エディットモードから触ってみた。
今では、数多くのタイトルでキャラクターエディットができるだけでなく、それらでもかなり細かい部分まで作り込むことが可能になっている。しかし、本作のエディットモードでは、より深くまで作り込むことができるのがわかった。例えば顔に関してであれば、あらかじめ設定されたパターンから選ぶだけでなく、額や頬骨の位置、輪郭の位置までもを自由に変更することができる。肌色や髪色が変えられるのは当然で、カラーリングもカラーパレットから選択可能。化粧も、アイラインやアイシャドウ、口紅、チーク、おしろいなどを施すことができるので、常日頃から化粧している女性なら、男性が行うよりもキャラクターを素敵なメイク姿に仕上げられるのではないかと感じられた。
顔や体といった場所だけでなく、身に着ける衣装もエディットができるようになっている。男性キャラなら、上半身裸にして頭や胸にのみ防具を身に着けるといった怪しい姿にすることも(笑)。
また、戦闘時以外に鎧を脱ぐ設定を行うこともできるようになったので、なぜか散策時に鎧を纏っているといった不自然さを解消することも可能になった。もちろん、従来通りにしておく設定にもできるので、プレイヤーのスタイルに合わせて選べる。これだけアレコレと手を入れられるので、自分だけのオリジナルエディットキャラクターで『真・三國無双8 Empires』を遊べば、面白さが何倍にも増すだろう。
作戦を遂行しながら城を攻め落とす攻城戦は、かなり奥が深し
一通りエディット武将を体験したところで、いよいよ攻城戦が体験できる争覇モードのプレイに突入。用意されていたのは、難易度が易しい・普通・難しいの3種類のデータだった。初プレイなので、ここはもちろん“易しい”を選択することに。実際のゲームでは、出陣に際して周囲の勢力のことを考えたりしなければならないが、体験バージョンでは深いことを考えずに戦いに出てみた。
続けて、侵攻時に展開する作戦秘計と呼ばれるものを選ぶことになる。自分が操作する武将を含め、参戦者が提案する作戦が表示されるのだが、採用して計画通りに実行できれば成功となり、戦闘を有利にすすめることができるのだ。反対に失敗してしまうと、何らかのマイナス要素が自軍に降りかかってしまう。選ばなければプラスマイナスゼロとなるものの、作戦を選択すれば提案した武将との友好度がアップするだけでなく名声を獲得することも可能なだけに、リスクを取るか無難に侵攻するか悩まされるところだ。
作戦秘計が決まれば、いよいよ出陣となる。ここから先はシリーズお馴染みの戦闘シーンへと移行し、プレイヤーの操作テクニックが物を言う戦いが繰り広げられることに。まずは、選んだ作戦秘計の夜襲が成功するよう、敵拠点の制圧を目指す。道中ではL1を押すと防御態勢になると同時に、「無双」シリーズをプレイしてきたユーザーにはお馴染みの秘計カードが表示されるので、これを有効活用しながら作戦を遂行していくのが無難な進め方だ。
今回は無事に敵拠点を制圧することができたので、作戦秘計は成功。敵である韓玄軍は弱体化するので、これ以降は戦いをグッと楽に進めることができるのだ。なお、侵攻中には敵も作戦秘計を展開してくることがある。その場合は、相手の作戦実行を阻害すべく行動しないと、戦況をひっくり返されてしまう場合もあるので注意したい。
自軍が衝車拠点を制圧できると、敵城の城門を攻撃する衝車が出現する。ここからは、城門突破するための戦いに。当然ながら、武将の攻撃では門へダメージを与えることはできないので、衝車が城門を開けるまでは周囲にいる邪魔な敵の排除に専念しよう。
城門を突破すると、最後は決戦モードへと突入する。ここでは敵総大将が出現するので、撃破すれば勝利となるのだ。撤退していた敵武将も再登場するため、互いに死力を尽くした戦いが繰り広げられるが、敵勢力の首都を攻めている場合、総大将を倒すことができれば配下武将を捕縛できる。秘計や必殺技を駆使して攻撃し、勝ちどきを上げよう!
こうして初の体験プレイで勝利を収めることができたので、調子に乗って今度は難易度“難しい”で出撃してみた。出陣前の時点で、既に相手勢力の方が強いだけでなく、地図を見る限りでも自軍がほぼ包囲されているのがわかる。今回操作する武将は呂布だが、その力をもってしても戦いをひっくり返すのが容易ではなさそう……そう感じながらも戦いを始めると、とにかく敵の数が多いことに驚かされる。倒しても倒してもきりがないため、なかなか作戦秘計を実行させることができない。しかも、敵からの投石がバンバン飛んでくるため、味方がもの凄い勢いで減っていってしまうのだ。いかに呂布が一騎当千の力を持っているとしても、単騎で城を落とすというのはかなり困難。敵の攻撃でジリジリと体力を削られ、結果として最後には討ち取られてしまった。
2つの難易度でプレイしてみたが、難易度が“易しい”の場合はアクションが苦手でも味方が何とかしてくれるため、気づいたら攻城戦が終わっていた。つまり、難易度設定さえしっかり考えておけば、アクションゲームがそれほど得意ではないというユーザーでも、戦略面で本作を楽しくプレイできるだろう。
反対に、“難しい”難易度の場合は敵が本当に手強く、テクニックだけで何とかするのはハードルが高いと感じた。この場合、各武将をしっかりと育てておく必要があるだけでなく、秘計作戦を確実に決めながら攻めていくのが重要なのかもしれない。しかし、一線を越えてしまえば“難しい”難易度の方が遊びごたえがありそうなので、シリーズをプレイし慣れているユーザーやアクションゲームが得意な人は、ぜひ高難易度でプレイして欲しいと感じた。
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