【特別企画】
気になる操作感もチェック!スマホ版「不思議のダンジョン 風来のシレン」インプレッション
ローグライクの金字塔がスマートフォンに登場! 高難易度ダンジョンが待ち構える
2019年3月14日 19:02
スパイク・チュンソフトは、3月12日にAndroid/iOS用RPG「不思議のダンジョン 風来のシレン」の配信を開始した。「風来のシレン」シリーズといえば国産ローグライクの金字塔的作品で、初代となるスーパーファミコン版も未だに根強い人気のある作品だ。本作はそんな初代にいくつかの変更を加えてニンテンドーDS向けに発売された「不思議のダンジョン 風来のシレンDS」をベースに、モバイル移植を行なった作品だ。
多くのファンにとって待望のスマホ版といえ、筆者も実は未だに「初代シレン」をプレイしているということもあって、さっそく購入。まだ「風来のシレン」をプレイしたことのない人や、熟練プレーヤーのために、ゲーム性や気になる操作感についてお伝えしていこうと思う。
相変わらずの難易度……!操作感は良好
本作は見下ろし方のダンジョンRPGで、入るたびにマップが変わるダンジョンを落ちている武器や防具、アイテムなどを拾い、駆使しながらモンスターに対処して進んでいくゲームだ。出現するモンスターの強さや特殊な攻撃、凶悪な罠の存在に加え、死んだらアイテムを全てロストしてレベル1の状態で最初の村に返されるなど、昨今のゲームではなかなか味わえない難易度と緊張感を味わうことができる。スマホ版でも難易度は相変わらず高く、たった1回のミスで積み上げてきたもの全てが失われる……なんてことも日常茶飯事だ。
モバイル版ということで気になる操作性だが、本作は縦持ち、バーチャルパッドで操作する。斜め移動もそのまま入力することができるほか、攻撃、足踏み、矢を撃つといった行動もボタン1つで入力可能となっており、全ての動作を片手で実行することが可能だ。キャラの向きはパッドの中央を押しながらスライドすることで変更することができる。
また、タップ操作も可能となっており、その場合タップした地点までシレンが移動し、モンスターをタップすると対象を攻撃する。こちらは直感的に操作することができるので、好みに合わせた操作法を選ぶのがいいだろう。
少し気になるのは、慣れるまで押し間違いが起きやすいインターフェイスだろう。アイテムを使用する際、ボタンの配置の関係で間違えてアイテムを投げつけてしまうことも多い。特に「保存の壺」など他のアイテムを入れられる壺を使用する際は、投げてしまうと壺が割れて甚大な被害が出てしまうので、慣れるまでは慎重にタップする必要がある。
だが、この点を踏まえても基本的な操作感は悪くなく、古参プレーヤーにとっては慣れの問題の方が大きいのかもしれない。
倒れても復活できる「救助依頼」
本作はDS版からの移植という事もあり、「初代」にはなかった「救助依頼」のシステムも実装されている。これは倒れた際に表示されるパスワードを友達に送ったり、SNSで共有することで他のプレーヤーに助けを求められるシステムで、救助が成功するとアイテムロストを回避することができる。ほかにも、DS版での追加ダンジョンやアイテム、モンスターへの変更等も実装されている。
昨今のスマホ用RPGでは感じることのできないスリルを味わえる本作、シリーズ未経験者には是非ともこの機会にプレイして欲しい。もちろん旧作からのプレーヤーも、スマホでいつでも気軽に、かつ操作感も問題なく遊ぶことができるので是非再びチャンレンジしていただきたい。最初のダンジョンをクリアすれば新しいダンジョンに挑むことができるほか、タイムアタックなども実装されているのでやりこみ要素も十分だ。
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