【特集】
「水星の魔女」の次に観たい「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」【夏休み特集】
全11+1話を勢いよく楽しめる“宇宙世紀”入門にオススメの1作
2023年8月13日 00:00
- 【OVAシリーズ「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」】
- 1996年1月25日 第1巻発売
- 1999年4月25日 最終巻発売
- 1998年8月1日 劇場版公開
- 1999年7月25日 追加巻発売
「ガンダム」シリーズ最新作のTVアニメ「機動戦士ガンダム 水星の魔女」が2023年7月に放送終了した。同作で初めて「ガンダム」シリーズを見たという人も多いはず。本稿では「水星の魔女」で新たにガンダムファンになったという方に向けて、筆者がオススメしたいOVA作品「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」を紹介しよう。
「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」は、「機動戦士ガンダム」と同じく宇宙世紀0079年(U.C.0079)の出来事「1年戦争」を描いた作品。今作の舞台は地球の東南アジア戦線。モビルスーツの戦場への本格投入を開始した地球連邦軍と、地球上の版図拡大を狙うジオン公国軍が激突している最前線だ。OVAシリーズとして1996年1月25日に第1巻が発売、本編全11話と後日談の特別編「ラスト・リゾート」で構成される。
「ガンダム」シリーズの宇宙世紀を描いたOVA作品といえば、「ポケットの中の戦争」や「0083」などに代表される。いずれも名作であるが重いストーリー展開が特徴で、前提知識もあったほうが楽しめる作品だ。「水星の魔女」を視聴した新規ファンかつ「夏休み」というタイミングで筆者がおすすめしたいのは「08小隊」だ。
「08小隊」のストーリーはほぼ地球上で東南アジアの密林地帯が主。常夏の戦場で、地球連邦軍の軍人で第08MS小隊を率いる主人公・シロー・アマダと、ジオン軍のアイナ・サハリンのボーイミーツガールを描きつつ、戦場の泥臭さやミリタリー色の濃いメカ描写が魅力的だ。
「1年戦争」という題材であるものの、ストーリー上凄惨なシーンはほぼなく、主人公のシローも直情的に行動する熱血漢であるため観る側も勢いで楽しめる。また、局地戦を描いた作品なので「ガンダム」シリーズの前提知識を持っていなくてもよいという点でもオススメでき、今作から宇宙世紀を描いたシリーズに入っていく入門に最適な作品の1つだ。
「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」は8月現在Amazonプライムビデオにて全11話と特別編「ラスト・リゾート」を見放題配信で視聴できる。1話約25分でちょうど1クールアニメと同等の視聴時間となるので、この夏休みに是非イッキ見して欲しい。
OVA「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」(全11話)メインスタッフ
- 監督 : 神田武幸、飯田馬之介
- キャラデザイン : 川元利浩
- メカデザイン : 大河原邦男、カトキハジメ、山根公利
- 脚本 : 桶谷顕、北嶋博明
- 音楽 : 田中公平
OVA「機動戦士ガンダム 第08MS小隊 ラスト・リゾート」(全1話)メインスタッフ
- 監督:森 邦宏、仕舞屋 鉄
- キャラクターデザイン:川元利浩
- メカニカルデザイン:大河原邦男、カトキハジメ、山根公利
- 脚本:北嶋博明
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