開発/発売元 ユービーアイソフト
ユービーアイソフトが3月13日に発売を予定しているアクションシューティング「XIII(サーティーン) 日本語版」の体験版。昨年8月12日版で紹介した英語版Playable Demoに比べ、ファイルサイズが倍以上になっているが、オープニングムービーとプロローグシーン、回想シーンなどが新たに盛り込まれ、クライアントのバージョンも製品版同等に上がっているようだ。実際のゲーム内容はそれほど長くないが、プレイして損はない内容だ。
「XIII」は、親会社であるUbi Softの本国フランスで人気のコミックを題材にしたアクションシューティング。すでに何度も紹介してきているように、Unrealエンジン初のセルシェーディング作品というところが最大の特徴。プレーヤーは、記憶をなくした謎のエージェントXIIIとなり、我が身に迫る危機を脱しつつ、自分が何物かを探っていくことになる。
体験版では、オープニングムービーを挟み、XIIIが記憶をなくした状態で砂浜に打ち上げられた状況からスタートする。傍らには水着姿の女性がいて、XIIIを親切に介抱してくれる。ところがXIIIは再度頭がふらついてそのまま気絶し、回想シーンに入る。こうした部分は、英語版のDemoにはなかった製品版オンリーの要素であり、英語版体験者ならなおさらちょっと得した気分になる。
その後の展開は英語版Demoと同様で、救護室で武器を調えて、敵の包囲を武力で脱しつつ、ステージの奥にあるバンを目指して駆けていくことになる。敵は上空のヘリから、崖の上から、ボートからとさまざまな場所から出現し、XIIIを執拗に狙ってくる。難易度としてはそれほど高くないが、スピード勝負のステージだ。
ステージをクリアすると、次のステージへ繋がる短いアニメーションが再生される。今回盛り込まれている動画映像はいずれも極端に圧縮率が高いようで、画質はよくない。かろうじて見られるクオリティといっていいが、セリフはすべて日本語化されており、ゲーム内テキストもすべて日本語化が施されている。ローカライズ部分を見てください、とそういうことなのだろう。
同作は、漫画のような、アニメのような、そしてFPS仕立てのシングルプレイモードが軸となっているが、マルチプレイモードもユニークな要素満載でなかなか楽しめる。残念ながらこの体験版にはマルチプレイモードは搭載されていないが、英語版は公開されているので、こちらも合わせてプレイしてみるといいだろう。
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