着弾の衝撃を体感できる光線銃 トミー「サバイバーショットリボルブ」
サバイバーショットリボルブ |
発売 |
トミー |
価格 |
2,980円 |
電源 |
単4アルカリ電池×5 |
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発売日 |
発売中 |
高校時代にサバイバルゲームをかじったこともあって、エアガンや光線銃の新商品が発売されると、つい目を奪われてしまう。しかし、毎日それなりに忙しく、サバイバルゲームに費やす時間をなかなか取れないため、商品を実際に買うことはなかった。ところが今回紹介するトミーの「サバイバーショットリボルブ」だけは、目にした瞬間に「買おう」と決心させられた。
赤外線を利用した光線銃はこれまでにもたくさん発売されてきたが、この「サバイバーショットリボルブ」は色々と面白いアイデアが採用されているからだ。頭に「サイココンバーター」と呼ばれる装置をセッティングすることで、着弾の衝撃を体感できる、というのだ。
エアガンと比べると光線銃は対象年齢が低いため、どうしても甘い仕上がりになりがちだ。しかし「サバイバーショットリボルブ」なら、着弾を体感できるという仕掛けによって、エアガンさながらのハードな銃撃戦が楽しめるだろうと予想したのだ。
■ 銃と着弾装置がセットになっている
パッケージに入っているアイテムは、光線銃の「サイコブラスター」と、着弾装置の「サイココンバーター」、そして「サイココンバーター」を頭に装着する「ヘッドバンド」の3種類だ。
このうち「サイコブラスター」と「サイココンバーター」は完成品だが、「ヘッドバンド」のみパーツにベルトを通すなどの組み立て作業がある。とはいえ、取り扱い説明書を参考にして、正確に作業を進めれば、5分程度で完了する。
これらの3種類のアイテムでひとり分なので、対戦プレイを行なうためには人数分のパッケージを用意する必要がある。パッケージは1個2,980円だが、あらかじめ2セット入って値段も5,800円に抑えられた「VS.セット」も発売されている。
■ ギミック満載の銃。ちょうどいい振動の被弾装置
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「サイコブラスター」。大人の鑑賞にも十分耐えるデザインだ |
遊ぶ前に、アイテムをくわしくチェックしてみよう。光線銃の「サイコブラスター」は、未来型のデザインが施されている。サイズやディテールに玩具然としたデフォルメはなく、手にするとその大きさや迫力が頼もしく感じられるほど。
グリップは大人の手にも握りやすく、滑り止めが付いていて安全面への配慮もバッチリだ。光線銃という設定ながら、シリンダーが付いているのは、玩具としての面白さを追求した結果だろう。引き金を引くたびにシリンダーが回転し、銃を撃つ醍醐味が味わえる。
銃のアクションは他にもある。弾は10発制になっており、すべてを撃ち終えると、銃の後部にあるスライドを引き、リロードする仕組みになっている。
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電源をオンにするとライトが点灯し、雰囲気を盛り上げる |
弾を10発撃ったあとはシリンダーを引いてリロードする |
セットによってカラーリングが変わる。カラーは現在3種類ある |
【ムービー】 銃弾発射~リロード |
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「サイココンバーター」を「ヘッドバンド」にセッティングした状態 |
着弾装置の「サイココンバーター」は、その最も先端にあるパーツがセンサーになっている。ここで銃口から放たれた赤外線を感知すると、内蔵された体感衝撃センサーが作動するようになっている。
いったいどれくらいの衝撃を受けるのだろうか。商品を手にしてから、これが一番気になっていたので、さっそく体験してみることにする。「サイココンバーター」を頭にセットして、自分の頭上めがけて引き金を引いてみる。すると、「サイココンバーター」から振動が伝わり、頭全体に響き渡った。同時に「キュウィィィィィン」という警告音も鳴り響く。
振動自体は、強くもなく弱くもなく、ちょうどよい調整具合だ。銃弾を受けた! と十分に認識できるが、けっして不快感はない。これならバトル中にどんなに走っていようが、どんなに息が上がっていようが、着弾を感知できるので公平なプレイを楽しむことができる。
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上部にある赤いパーツが、赤外線を感知するセンサー |
このように頭にかぶって使用する。サイズはバンドで調整可能 |
「サイココンバーター」のカラーバリエーション |
【ムービー】 被弾のリアクション |
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■ 対戦はもちろん、ひとり用の遊びも用意されている
さて、それではいよいよ対戦をしてみよう。事務所のスタッフに1セットを与え、ふたり対戦にチャレンジしてみた。10発被弾すると「サイココンバーター」が停止する機能を利用して、「先に相手に10発命中させた方が勝ち」というルールを設定。仕事場のすぐ近くにある公園を舞台に、対戦を開始した。
お互いに離れた場所からスタートし、物陰に隠れながら接近していく。相手の動きを伺おうと、茂みから顔を出した瞬間、「ズゴォォォン」という音が鳴り響き、頭に振動が響き渡った。しまった、顔を出すタイミングを狙われていたのだ。
しかし、それ以上に驚いたのが、「サイコブラスター」の有効射程距離だ。相手は10メートル以上も離れた遠くの場所から撃っているのに、「サイココンバーター」はそれを見事に感知したのだ。
必勝テクニックとしては、赤外線が白い壁や鏡に反射することを利用して、物陰から姿を見せずに撃つ方法が非常に有効だ。これなら自分が相手に狙われる心配はない。筆者ははじめこの方法で着弾数をかせいでいたのだけれど、「おかしい」と気づいた相手から問い詰められ、優位性は失われてしまった。
多人数で遊ぶのが基本だが、ひとりでも楽しめる仕掛けが用意されている。「サイココンバーター」を「ヘッドバンド」から外してテーブルの上などに置くことで、ターゲットシューティングを行なえるようになっているのだ。
取り扱い説明書には、「サイココンバーター」の上に何か物を置くといい、と書いてあるので、缶ジュースを乗せて実行してみた。離れた場所で銃をかまえ、「サイココンバーター」に狙いを定めて、引き金を引く。すると振動につられて、缶がブルブルと震えながら倒れ、予想以上の迫力に興奮させられた。
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センサーの識別範囲は距離15メートルだが、天候などによって若干変わる |
赤外線なので白い壁や鏡に反射させて、隠れながら敵を撃つこともできる |
【ムービー】 ターゲットシューティング |
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いくつになっても、男は銃で遊びたいもの。“拳銃ごっこ”で童心に返りたいのなら、ビルの谷間でも公園でも、場所を選ばずに遊べる、この「サバイバーショットリボルブ」をおすすめする。
□トミーのホームページ
http://www.tomy.co.jp/
□「サバイバーショットリボルブ」のホームページ
http://www.tomy.co.jp/survivor_shot/
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(2003年7月24日)
[Reported by 元宮秀介]
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