■ マキシの「構え」
●七星転生3(タイプB)ステップキャンセルから七星転生1、2はどうなる
前回で検証した七星転生3(タイプB)ステップキャンセル。もう一度七星転生のメカニズムを見てみると、共通する構えがいくつかあることに気づく。
七星転生1()
|
禄存→巨門→(玉衝→文曲→天枢) ()内繰り返し 前進
|
七星転生2()
|
巨門→禄存→(文曲→玉衝→天枢) ()内繰り返し 後退
|
七星転生3(タイプA:+) (タイプB:or+)
|
文曲→禄存→玉衝→(巨門→天枢) ()内繰り返し その場(タイプA)、前後以外の8Way-Run(タイプB)
|
とくに注目したのは、巨門。巨門が存在すると言うことは、七星転生3(タイプB)を使い、天枢を最速ステップキャンセルで巨門へシフトさせた場合、その後に素早く七星転生1で玉衡、七星転生2で禄存にシフトすることもできるのかも? といった疑問が出てくる。
【下の画像をクリックすると動画を見ることができます】 |
| 最速キャンセルからの七星転生、そして最速キャンセルの実用例を収録した |
実際に試してみたところ、最速ステップキャンセルから巨門へシフトした場合、巨門からの技は発動するが、モーション的には、巨門にはなっておらず天枢として認識されているので天枢経由後の構えにシフトしてしまう。
だが、ステップキャンセル時は巨門は巨門と認識されている為、巨門後に構えシフトすることは可能だ。可能ではあるが、普通に七星転生3へシフトし、巨門時に七星転生1か2にシフトさせ巨門後の構えに移行する時と時間はさほど変わらないので、無理をして使う必要性はない。
○ガードブレイクとステップキャンセルが交わった時、夢は広がるか
龍影割り()、巡り海龍(禄存中)、浪華弾き(8Way-Runor)はチャージ1でガードブレイク技に変化する。巡り海龍と浪華弾きは技後、玉衡へシフトするため、最速ステップキャンセルが出来ない。最速でキャンセルが出来ないので、ガードブレイク状態になってもステップキャンセルを使っての確定攻撃は存在しない。唯一、龍影割りは技後に巨門へシフトする。巨門へシフトすると言うことは、ガードブレイク後最速キャンセルで架け黒浪(天枢中.)に繋がる可能性が……。可能性を追い求めて検証してみたが、架け黒浪は確定しないといった残念な結果に終わった。
○技が暴発するのはなぜか?
これは七星転生に限ったことではないが、七星転生3へシフトするために、+を同時押しでホールドしているのに、構えからの技が発動してしまうことがある。これは単純に同時押しをミスっているからではない。マキシの構えには。各構えごとに優先される攻撃ボタンが存在するのだ。天枢の場合はボタンが優先され、巨門の場合はボタンが優先されるといった感じで優先される攻撃がある。七星転生3(タイプB)からのキャンセルを行なった場合、巨門からの攻撃が比較的出しやすく感じるのはこのためである。
● 今週の小ネタ
○特殊なガードインパクト
乱れ翔龍(..)という技は、対処法方を知らない相手には乱れ翔龍のゴリ押しで勝ててしまうほどの技だが、相手が対処方法を知っている場合、簡単に割り込まれてしまうため、突然使えない技となってしまう。
【対処方法】
・8Way-Runで避ける 右側に軸を移動することで、3発目のキックを避けることが出来る。簡単に避けることができるキャラクタは、ユンスン、タキ、タリム、ラファエル、キリク、シャンファ、セルバンテス。
・ガードインパクト能力を持つ技で割り込む 2発目の攻撃をガードしたら、ガードインパクト能力のある技で割り込む。割り込むことが可能な技は、御剣の+、カサンドラの、ラファエルの+、キリクの、シャンファの+、ナイトメアの、アイヴィーの+、吉光の+、セルバンテスの+、8Way-Runor中。
・ガードインパクトで割り込む 全キャラクタがガードインパクトで割り込むことができる。
【下の画像をクリックすると動画を見ることができます】 |
| インパクトでキャンセルしているところを収録 |
これらの対処方法の中でも、ナイトメアのは非常に強烈で、乱れ翔龍の2発目をガードされた段階で、大半の行動がで潰されてしまう。だが、Ver.Dからは乱れ翔龍の3発目をキャンセルした場合は、キャンセル後、瞬時にガードインパクトを出すことが可能になった。ガードインパクト後の確定攻撃はないが、乱れ翔龍を出し切る=ダメージを喰らうといった図式は崩れるのではないだろうか。
もう一つVer.Dで変化した技がある。それが龍影割り()だ。この技、ヒット時は問題ないが、ガードされると33フレーム不利となり使い所が難しい。33フレーム不利な状況を作ってしまう原因の一つとして、技後、巨門へシフトすることも加わるが、このシフトはガードインパクトでキャンセルが出来ることを御存じだろうか。これを利用することにより、相手の反撃を誘いガードインパクトで切り返すいった戦術が可能になる。
前回、今回とも七星転生3に関する検証には、Web上に掲載されている、REX氏のレポートを参考にさせていただいた。REX氏のレポートは、びっく氏の運営する「BIGCITY Project 熱闘」に掲載されているので、気になる方はリンク先のマキシ掲示板を参考にされたい。
□BIGCITY Project http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=soljyo
|