「アナキン・スカイウォーカーライトセーバー」 | |
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発売 | HASBRO |
価格 | 3,000円 |
電源 | 単2電池×2(別売) |
すっかり「スター・ウォーズ」熱に浮かされた身とあって、数あるグッズの中からe-toyものを探すのも必然といえよう。そこで、見つけ出したのが、HASBROの「アナキン・スカイウォーカーライトセーバー」だ。
個人的な話になるが、「スター・ウォーズ 新たなる希望」が公開され、空前のブームが巻き起こった'78年ごろに、同じようにライトセーバーのトイを手にした。ところが、これが残念な出来映えだった。くわしいディテールは忘れてしまったが、がっかりしたことだけはハッキリと覚えている。
あれから24年。新しいライトセーバーのトイはどれだけ進化したのかに期待したい。
■ アナキン独自のグリップデザインを再現
まずはグリップのディテールから。ご存知の通り、ライトセーバーのグリップは、ひとつひとつが異なるデザインになっている。師弟関係にあるオビ=ワン・ケノービとアナキンでも、大きく違っているのだ。
ムックなどの書籍の写真と見比べてみると、再現度は高く、特徴をよく捉えている。ただしトイゆえか、ネジ穴が目立つ。これは残念。光の剣もクリアブルーのパーツを使い、劇中同様のアナキン・カラーを表現している。この剣の部分は、普段はパーツをたたんで短くしておき、遊ぶときはパーツを伸ばす仕組みになっている。通常時は60センチだが、最大限に伸ばすと1メートルの長さになり、とても映える。
パッケージ。縦型のデザインでギミックの内容が異なる別バージョンもある | 通常時。光の剣は折りたたんで収納している |
グリップのディテール。シャープなイメージのボディに、黒いラインが映え、様々なパーツを加えたデザインを再現している |
光の剣を伸ばしきると、全長は約1メートルに達する |
ギミックは、これだけにとどまらない。スイッチがオンの状態は、あの独特の「ブウンブウン」というサウンドを奏でており、剣を壁や机などにぶつけると、「ガッァァ、ザッァァ」という衝突音が鳴り響く。劇中でライトセーバー同士がぶつかりあったときの独特のサウンドまでもが再現されているのだ。2本のライトセーバーを用意して、互いに剣と剣をぶつけ合えば、ライトセーバーで戦っているという気分が盛り上がりそうだ。
再びスイッチを押して、電源をオフにすると、「ズゥゥゥゥン」と今までとはまた異なった、剣が短くなるときのサウンドが聞ける。ライトセーバーを特徴付けているサウンドの表現は、非常に健闘しているといっていいだろう。忠実に再現されたグリップと、音と光のギミックのおかげで、ライトセーバーを握っているという感激は確かにある。2002年のライトセーバーのトイは確かに進化していた。あとは実際に光の剣が出るようになるのを待つだけだ(……出ませんって)。
スイッチをオンにすると内蔵されたライトが点灯する。光量が弱いのは否めないが、あるとないとでは気分が違う |
30代前後のスターウォーズ世代にとって、ライトセーバーは、やはり特別な存在らしい。筆者の仕事場を訪れた人たちは誰もが、ライトセーバーを見つけるやいやな、手に取りたがる。一度握ったら、夢中になって振るう。おかげで、仕事がなかなか進みません。
大人でもこうなのだから、「エピソード2」に興奮した今の子供が手にしたら、それこそ収まりがつかないのではないだろうか。このアイテムを販売している劇場もあるので、鑑賞のおみやげにいかがだろう。
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□HASBROのホームページ
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(2002年7月4日)
[Reported by 元宮秀介 (ワンナップ)]
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