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発売 | タカラ |
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価格 | 5,800円 (税別) |
電源 | 単3×4本 (別売) |
付属品 | 専用ケーブル |
別売ソフト | e-kara専用カートリッジ (18曲入り2,480円) |
■ オモチャによるカラオケ文化大革命
前回紹介したトミーの「キッスサイト」に続き、今回はタカラの家庭用カラオケ「e-kara (イーカラ)」をレポートする。「e-kara」は、曲の音量やテンポの調整といったカラオケに必要な機能を搭載したマイクに、曲データの入ったソフトカートリッジを差し込んで使うカラオケシステムだ。専用のソフトカートリッジは、18曲入りで1本2,480円。
カラオケ機器の機能を備えたマイク。裏面にはカートリッジ差込口があり、底面にテレビと接続するケーブルを差し込む | 専用のソフトカートリッジ。ゲームボーイ用のソフトと同じ程の大きさで、厚みはわずか約5ミリ。中のチップに曲のデータが入っている |
「e-kara」から外部に接続するケーブルは1本だけ。他には必要なものは何もない |
今回試したカートリッジは、人気の高い「J-POP MIX vol.1」。収録されている曲は、宇多田ヒカルの「Automatic」や倉木麻衣の「Stay by my side」、GRAYの「Winter,again」など、メガヒット曲ばかり。その中から、宇多田ヒカルの「First Love」と「Wait & see~リスク~」を、CDと聴き比べながら歌ってみた。さすがにCDと比べてみると、音色や低音部分に違いがある。ただしこれはカラオケの曲特有の軽さで、さして気にはならない。またテレビ画面には曲にあわせて歌詞とイメージ画像が表示される。歌詞表示のタイミングはバッチリ。イメージ画像は、歌詞やテーマにあわせたものが用意されている。ただし「First Love」の場合、宇多田ファンの筆者には、もうひとつピンとこない画像だった。
それより驚いたのは、カラオケ機器としての豊富な機能だ。曲の音量設定はもちろん、7段階のテンポ調節、3種類のエコー、3種類のエフェクト、12段階のキーの変更ができる。思っていた以上に本格的だ。特にエコー機能はいい。カラオケボックスにあるようなボリューム式のエコーの場合、なかなか思ったように設定できないことがある。一方「e-kara」では、「フロ (風呂) エコー」「ホールエコー」「やまびこ」の3種類が用意されている。画面上のアイコンを選ぶだけで、ちょうどいい具合のエコーがかけられるのだ。もちろん、ノドに自信のある人はエコーを切って歌うことも可能だ。
画面右上には、エコーとエフェクトのアイコンが表示されている。切り替えはマイクのボタンで行なう | 画面には歌詞とともにイメージ画像が表示される。中には、あまり曲と関係のないものも…… |
■ たとえばこんな使いかた
演奏中のマイク表面。液晶窓に、演奏中の局番号が表示される |
3月の時点で、本体の累計100万台の出荷数を見込んでいる「e-kara」。今後も毎月コンスタントに、ソフトカートリッジの発売を予定している |
複雑な操作を必要としない「e-kara」は、10代から20代のカラオケファンはもちろん、それより上の年齢のカラオケファンにも十分に楽しむことができるだろう。
(C)2000 SSD CO., LTD.
(C) TAKARA CO., LTD.2000
□タカラのホームページ
http://www.takaratoys.co.jp/
□「e-kara」のページ
http://www.takaratoys.co.jp/e-kara/index.html
(2001年1月26日)
[Reported by 依田智雄 (ワンナップ)]
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