Windows 10 ゲームマラソン

【Windows 10海外ゲーム特集その1】Windows 10は最強のレースゲームOSだ!

ファンが押さえるべきレースゲー&レースシム3連発

 Windows史上、最もゲーマーフレンドリーなOS、Windows 10。DirectX 12やユニバーサルアプリといった新機能ももちろんだが、Windows 8時代から引き続き多彩なゲームやデバイスが対応していることによる、遊びの広さと深さが何よりもの強み。

 例えばコンソールマシンとのマルチ展開が多いアクション・スポーツ系タイトルの中でも、レースゲーム・レースシムはWindows版ならではのメリットがいっぱいだ。幅広いチョイスの中から、ファンにオススメの最新タイトルをピックアップしてみよう。

高FPS・高視野角・VRでプレイしたい、ハイエンドレースゲーム&レースシム!

 昨今人気の高いリアル系レースゲームやレースシムは、「リアルであればリアルであるほど良い」というシンプルな評価軸が割りとストレートに適用できるジャンル。もちろん遊びやすさとかとっつきやすさも大事だが、まず映像や挙動のリアリティが充分に高くなければ選択肢にすら入らない。

 その点で言うと、各種レースゲーム・レースシムをWindowsでプレイするだけでも大きなメリットがある。使用モニターの限界に合わせて設定できる柔軟な解像度設定や、マルチスクリーンで実現する高視野角の映像、あるいはこれからさらに注目されるであろうVRヘッドセットへの対応などなど、好きなだけハイエンドな環境でプレイできることが何よりもの強みだ。

 最新の環境では120Hz、144Hzといったハイリフレッシュレートでのなめらかな動作が実現できるタイトルも多く、リアルを追求するバーチャルドライバーにとってWindows以上のゲーム環境は存在しない。その“違い”をよりよく体感できる、最新レースゲーム・レースシムの例をご紹介しよう。

Assetto Corsa

Windows 10への対応状況(9月1日現在)
動作状況★★★★(快適に動作)
メーカー対応正式対応(英語版)
Windows 10独自機能Game Bar(ウィンドウ表示時のみ)
不具合報告特に無し
サポート情報Steamページ

 長年のレースゲームファンを自認する筆者の、一番のお気に入り。本作を開発するイタリアのインディーデベロッパーKunos Simulazioniはプロ向けのシミュレーターも手掛ける実力派で、本作の車両挙動の気持ちよさや説得力の高さは文句なし。特にGTクラス車両のグリップ感は非常に奥深く、気持ちがいい。MODシステムをビルトインしており、豊富なUI-MODを利用できるのも素晴らしい点だ。

 グラフィックスは写実性を重視した絵作りで、スッキリと見やすく迫力も充分。収録コースはやや少なめだが、全てレーザー測定による正確なモデリングが行なわれているというのも、レースシムとして本作の強みとするところだ。特にDLCでアクセスできるニュルブルクリンク北コースの作りこみは必見。

 個人的に本作のスパ・フランコルシャンサーキットを1,000週以上は走っているが、コースレイアウトはもとより縁石の高さや形状など、実写映像と見比べたときに一番シンクロ度が高いのはおそらく本作だ。これに慣れてしまうと他のタイトルでは再現度が気になって走れなくなるレベルである。

 Windows 10で快適に動作する本作はハイエンドレースシムの例に漏れず、高解像度モニターやマルチスクリーン環境にも対応。アルファバージョンからOculus Rift DK2への対応も試みられていて、ヘッドセットを被ってプレイすれば緻密に作られた車中視点の出来ばえが光る。来年春に各種VRヘッドセットが本格ローンチする頃にはVRへの本格対応も期待でき、様々な面でオススメの1本だ。

Project Cars

Windows 10への対応状況(9月1日現在)
動作状況★★★★(快適に動作)
メーカー対応正式対応(英語版)
Windows 10独自機能Game Bar(ウィンドウ表示時のみ)
不具合報告特に無し
サポート情報Steamページ

 経験豊富なレースシム開発者たちが2009年に設立し「Need For Speed: Shift」を世に送り出したSlightly Mad Studiosによる、渾身のレースシム最新作。天候変化も緻密に描写するグラフィックスシステムは業界最高クラスの出来ばえ。操作性にややクセがあるもののドライビングモデルも説得力高く、特にハーフグリップ時の情報量が豊かだ。

 何より「Need For Speed: Shift」時代から頑なに守られている、スピード感やレースの迫力を高めるカメラ挙動やスクリーンエフェクトへのこだわりが素晴らしい。単純にフォトリアルというよりは雰囲気や印象を重視した作りで、リプレイシーンをひとつとっても退屈な画になるということがほとんどない。

 フェラーリがないなど収録車種の偏りがあるのは弱点だが、車種やコースなど収録ボリュームそのものはPCで遊べるレースゲーム界隈においては圧倒的なレベル。使いやすく整理されたインターフェイスも含め、ゲームの節々から「Forza」シリーズや「GT」シリーズへの強いリスペクトと競争意識を感じさせてくれる。

 本作もWindows版ではワイドスクリーン、マルチスクリーン等様々なモニター環境に対応しているほか、Oculus Rift DK2にも対応済みなどVRヘッドセットへの取り組みも意欲的。WMD(World of Mass Development)という、ユーザーコミュニティと深く連動した開発体制を取る本作だけに、フィードバックを活かした改善・拡張にも大きな期待が持てる。

F1 2015

Windows 10への対応状況(9月1日現在)
動作状況★★★★(快適に動作)
メーカー対応正式対応(日本語あり)
Windows 10独自機能Game Bar(ウィンドウ表示時のみ)
不具合報告特に無し
サポート情報Steamページ

 レースゲームの老舗Codemastersが手掛けるF1公式ライセンスゲームシリーズの最新作。本作から次世代機向けに刷新されたゲームエンジンを採用し、グラフィックス、挙動の説得性ともにシリーズ最高の出来ばえに仕上がった。

 国内でもマルチプラットフォームで展開する本作だが、贅沢すぎる作りのためPS4/Xbox Oneといったコンソール版では60fpsを維持できないシーンもあるところ、Windows版ならPCスペック次第で無制限の解像度・フレームレートでプレイできる。Windows 10での動作も快調そのものだ。

 トップスピードもコーナリングスピードも別次元の速さで展開するオープンホイール最高峰の競技を扱うゲームであるだけに、120Hz/144Hzといったハイリフレッシュレートモニターで得られる動きの滑らかさやレスポンスの良さは、一度体験すると戻れないレベル。

 新エンジンでシム製も高められており、タイムを出すためには緻密なステアリング・スロットル操作が求められるシチュエーションが非常に多いので、ぜひ幅広いラインナップから選べるWindows対応のステアリングコントローラーでプレイしてみてほしい。

ロジクールからの最新ホイール「G29」。PC対応で入手性の高さも◎。幅広いレースゲームファン層にオススメだ。
ThrustmasterのPS4/PC両対応「T300 RS」。高品位かつ価格的に低めなので、並行輸入品からチョイスするなら筆頭。
高級ハンコン専門メーカーFanatecの構成例。ベース、ホイール、ペダルを自由に組み合わせてオーダーできるが、およそ10万円からの価格帯なので本当のコア向け。

(佐藤カフジ)