【連載第218回】ゲームライフに役立つグッズをレポート
当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。 |
今週は、プレイステーション 3用スティックコントローラ、DSi用のプレイスタンド、PSP go用のケースグッズと、バラエティ豊かに取りそろえてみた。
PS3用スティックコントローラは、HORIからお馴染みのファイティングスティックが新設計で登場。筐体だけでなく使用パーツも新開発されたものだ。DSi用のプレイスタンドはこれまでありそうで出ていなかった縦置きスタイルが可能な物がついに登場した。
PSP go用のケースグッズからは、ちょっとスタイリッシュに携帯できるケースと、一体感の高いオススメのレザーケースの2種類、さらにSCEJ製のポーチ類3製品を試してみた。
【今週のおしながき】 |
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・PS3 HORI「ファイティングスティックV3」 ・DSi HORI 「プレイスタンドDSi 」 ・PSP go サイバーガジェット 「CYBER・レザーケース(PSP go用)」 ・PSP go カンタービレ 「PSP GO 用ソフトレザーケース」 ・PSP go SCEJ PSP go用の純正ポーチ3種類をチェック! |
● デザイン一新、スティックとボタンに新型パーツを使った新ファイティングスティック
- メーカー:HORI
価格:5,500円
連射機能:あり(連射/連射ホールド)
連射速度:約10、20回/秒
スティック機能切替スイッチ搭載
全幅:約335mm 奥行き約230mm 高さ約108mm 重量:約1,2kg
ケーブル長:約3m 接続端子:USB
アナログ入力、モーションセンサーおよび振動機能は非対応
筐体デザインを一新。主流のアーケード筐体「VIEWLIX」をモチーフにしていると思われる、薄型でスマートな印象だ。カラーはブラックとグレーで統一されている |
HORIのスティックコントローラーと言えば、ハイエンド向けの「リアルアーケードプロ」シリーズが有名だが、“そこまでは必要ないがスティックコントローラーが欲しい”という人には、「ファイティングスティック」シリーズが用意されている。
今回試す「ファイティングスティックV3(以下、FSV3)」は、そのスタンダードスティックコントローラ「ファイティングスティック」シリーズの最新モデルだ。前モデルの「ファイティングスティック3(以下、FS3)」が発売されたのは2007年2月のことで、2年半以上の歳月を経ての最新モデル発売となった。筐体デザインや内部仕様など、前モデルよりも大幅に変わっている。
「FSV3」はアーケード筐体(VIEWLIX)を参考に本体デザインが一新されたほか、スティックとボタンも新たに開発された新型パーツが使用されている。なおこの「FSV3」はPS3用で、Xbox 360用には「ファイティングスティックVX」の発売が予定されている。
まずは外観から見ていこう。やはり新デザインの四角いボックス型が目を引くところで、非常にスマートな印象を受ける。サイズは約335×約230×約108mm(幅×奥行き×高さ)で、余計な凹凸のない薄型の形になっている。前モデルの「FS3」は約295×約210×約100mm(幅×奥行き×高さ)だったので、幅は広くなり高さも増している。重量は約1.2kg(「FS3」は1.25kg)。接続ケーブルは上部の左上から伸びていて、長さは約3m。
筐体の材質はプラスチック質の素材で構成されていて、基本的に金属のパーツは使われていない。天板は少しひんやりとした感触のする素材で、筐体の素材とは手触りが違う。操作面を含め上面はプラスチック質のパーツで成型されており、そこに天板パーツがはめ込まれている形で、ボタン類は天板側にはめ込まれている(下の分解写真を参照いただきたい)。カーボンシートのような天板は、サラサラとした感触で滑りはいい。また、「FS3」は前方向に傾斜がついていたが、「FSV3」は平らになっている。
ボタン数が特徴的で、前モデルの「FS3」をはじめこれまでのHORIのスティックコントローラは8ボタン構成が基本だったが、「FSV3」では1スティック6ボタンの構成になっている。天板にあるメインボタンは○、△、□、×、R1、R2ボタンの6個で、L1/L2ボタンはPSボタン(電源オンはできない)、セレクトボタン、スタートボタンの左横に配置されている。L1とL2をサブに回した作りだ。そのぶん、天面のスペースを広く確保したのかもしれない。ボタンのレイアウトは左上から□、△、R1、下段の左から×、○、R2という配置で右上がりになっている。
機能面では、連射機能とスティック機能の入れ替えスイッチが搭載されている。連射機能は、上部のスライドスイッチで2段階に連射速度の切り替えが可能。連射設定できるボタンは、○、×、△、□、R1、R2ボタンの6ボタンになっている。ここでもL1/L2ボタンは完全に割り切った作りになっている。
スティック機能の入れ替えスイッチではスティックの操作割り当てを、コントローラーの方向キー、左アナログスティック、右アナログスティックの3つに切り替えられる。ただし、入力はデジタルのみでアナログ入力には対応していないため、タイトルによっては切り替えてもアナログスティックの入力ができない場合がある。
最大のポイントはメインボタンを6ボタンにしてL1/L2ボタンがサブになったこと。主流のアーケード移植タイトルならだいたい6ボタンで済むし、キーコンフィグもあるという判断だろう。そのぶん、天板のスペースに余裕ができている |
実際に使ってみる。「FSV3」の筐体を手に持ってみると、角張った形状と薄めのスマートな大きさが好印象。小さすぎず、大きすぎず、天面の広さも確保されているという、扱いやすいバランスを感じる。背面にはゴム足が4個あるが、ゴム足の中心でネジ止めされているタイプになっていた。取り外して台に固定したりといった使い方ができそうだ。
セッティングしていて気になったのは接続ケーブルの位置で、左上から伸びているこの位置に慣れないうちは、とまどうところがあった。なにか操作に影響するということはないので、ここは好みと慣れの問題いったところだろう(ちなみにこれは「FS3」も同じではあるのだが、筐体の幅が広がった分、際だっている)。
実際にゲームプレイを試す。今回主にプレイしたのは株式会社バンダイナムコゲームスの「鉄拳6」やカプコンの「ストリートファイターIV」などだ。新型パーツが使われているというスティックとボタンの感触だが、これは明らかに今までのHORI製パーツとは異なっている。スティックは入力時の嫌な重さが消えて軽さを感じ、ボタンもボテボテとした感触が薄くなり軽快になった印象だ。
さすがに本格的なアーケードパーツを使っている製品と比べてしまうと、スティックのストロークが浅く感じたり、ボタンもガタつきを感じるところはあるのだが、「FS3」と比べるとだいぶ変わったと感じられて、特にボタンは相当に感触が良くなっている。
プレイステーション 2ソフトの互換機能がある60GB版のPS3で、PS2ソフトのプレイにも使ってみた。結果は特に問題なく動作し、快適にプレイできた。また、PS1ソフトやアーカイブスのタイトルにおいても、問題なく動作した。「REAL ARCADE PRO.3」や、「ファイティングスティック3」では、PS3でのPS2タイトルプレイ時に利用できない問題があったが、「FSV3」では解消されたかっこうだ。
「FS3」と「FSV3」を並べてみた。角張ったフラットな形状になったこともあるが、単純にサイズは増している。高さもだいぶ変わった |
デザインが一新され、スティックやボタンも新型のパーツになった「ファイティングスティックV3」。ブラックとグレーで統一したシックな外観が好印象で、手頃な価格と扱いやすいサイズながら、十分なフィーリングを得ることができたのが嬉しいところだ。L1/L2ボタンをサブにまわした6ボタン設計になったところがポイントになるが、おおかたのタイトルは6ボタンで問題なくプレイできるように思う。「RAP」に手を出すほどではないのだが……という人にオススメできる、スタンダードスティックコントローラーといえるだろう。
内部を見てみたところ、これまでのファイティングスティックシリーズ同様にボタンは基板に半田付けされていた |
- メーカー:HORI
価格:1,480円
カラーバリエーション:ホワイト、ブラック
横置きの「グリップ操作ポジション」手で持ってボタン操作メインのタイトルをプレイする |
DSiをスタンドにセットして使いたい!DSiを縦向きにセットしてタッチペン操作を楽に行ないたい!こうお考えの方は非常に多かっただろう。DS Liteまではスタンドグッズが出ていたのだが、DSiでは実はスタンドグッズが出ていなかった。そんな待望の縦置き可能なプレイスタンドがついに登場した。カラーバリエーションはホワイトとブラックがある。
スタンドは土台部分とスタンド部分を可動式のパーツで繋いだ作りだ。土台部分は幅が広く、幅が約10.5cm×奥行きが約13cmとなっている。スタンド部分は上下に4個のラバーがついたストッパーがあってDSiまたはDS Liteをはめ込んで固定する作り。スタンドの左右が引っ張り出せるようになっていて、閉じている時はDS Liteが、引っ張り出すとDSiの幅に合うようになる。
スタンドと土台の間にある可動部分は、垂直の状態から背面側まで、前後に10度ずつの区切りで14段階可動する。さらにスタンド部分は360度回転するようになっていて、90度ごとに4箇所の区切りがついている。角度調節、縦置き、横向きと、自由に調節可能だ。
360度に回転するスタンド部と、前後に140度動く可動部分によって、非常に自由度の高い調整ができるようになっている |
背面側にスタンドを倒して回転させた「タッチペン操作ポジション」 |
縦画面のゲームプレイに最適な「縦置き操作ポジション」 |
縦置き時にちょっと角度がずれるのが気になった |
実際にDSiをセットして使ってみる。スタンド部分のラバーでがっちりと本体が挟み込まれ、しっかりと固定される。取り外す時には両手でしっかりと押さえながらでないと外れないぐらいで、固定力はしっかりとしている。角度調節が細かにできるところが嬉しいポイントで、視線の高さにピッタリの角度にできる。
「プレイスタンド」という名称のとおり、様々なプレイスタイルに活用できるのがポイントで、正面に横置きで向けているとき「グリップ操作ポジション」になる。土台との間にスペースがあるのでそこに手を入れて、DSi本体を持ってボタン操作メインのタイトルをプレイするポジションだ。本体の重さが無くなり、楽にプレイできる。
スタンドを180度回転させて反対側に倒せば、「タッチペン操作ポジション」になる。土台との間にあったスペースが無くなり、角度も30度ぐらいになる。本体が低い位置にくるのでタッチペン操作がしやすいポジションだ。
さらにスタンド部分を回転させれば、DSiを縦置きにした「縦置き操作ポジション」にすることもできる。こちらも横置き時のように前後に向けられるし、回転させる向きによって、タッチパネルを右にも左にもできる。利き腕の設定があるソフトなら、右利き、左利きどちらにも対応するというわけだ。
実際に使っていて気になったのは、縦置きポジション時にDSi本体と土台までの距離が詰まってしまうため、角度を垂直にはできなかったところ。一番低くしても約30度から40度が限度なので、少し上から画面を見る位置でないといけない。もう少し縦置き時の調節幅が欲しかったところだ。
また、縦置き時の回転部分が少しゆるくて曲がってしまうところも少し気になった。DSiを広げた時に上画面側の重さでほんの少しだけ斜めになってしまう。土台ごとずらして自分に対してまっすぐになるようにすればいいのだが、ちょっと気になってしまった。
可動域が広く、縦置きも自在にできるのは嬉しい限り。作りもしっかりとしていて、DSiだけでなくDS Liteにも対応するところも嬉しいところ。唯一、縦置き時に垂直にならずちょっとだけ斜めになるところが気になったが、前述のように土台ごと動かせば済む。それ以外には気になったところはなく、不満の少ない製品だ。
- メーカー:サイバーガジェット
価格:オープンプライス(購入価格:1,980円)
カラーバリエーション:ブラック、ホワイト
フェイクレザーを使ったコンパクトなPSP go用のレザーケース |
ケースに入れたままイヤフォンを使ったりマルチユース端子を使える |
背面のベルトループを使えばこのようにカバンやベルトに付けられる |
フェイクレザー素材を使ったPSP go用のレザーケースだ。全体が柔らかなレザーで作られていて手触りがよく、高級感のあるケースになっている。様々な工夫で携帯性、利便性を高めているところが特徴になっている。
本体をスッポリと包むタイプのケースながら、コンパクトで外観もスタイリッシュだ。フタの部分はマグネットのフリップになっていて、スマートに開閉できるのが嬉しい。ケースの背面にはベルトループとフックが付いていて、ベルトやカバンなどに取り付けることもできる。ケースの内側は柔らかな起毛素材になっていて、PSP goにキズをつけないよう配慮されている。
ケースの底面側3箇所は開口されている。開口されている部分は、左隅のワイヤレススイッチ部分、底面のイヤフォン端子とマルチユース端子部分、右隅の電源スイッチ部分で、ケースに閉まったままイヤフォンで音楽を聴いたり、Bluetoothイヤフォンを使うのにもスイッチをケースに入れたままスイッチを触れるのが嬉しいところ。帰宅時にはケースに入れたままで充電を行なうこともできる。
実際に使ってみると、まずはケース質感や手触りに好印象を受ける。柔らかでサラサラとしたフェイクレザーの手触りが良く、適度に厚さもあるので衝撃吸収力も期待できる。表面の素材は柔らかではあるが、中にはしっかりとした堅さのある型が入っていて、型くずれしない。それが扱いやすさと高級感を高めている。
気になったのは取り出しのしづらさで、少しケースがPSP goを締め付ける固定力が強い。隙間が少ないため、指を差し入れて引っ張りだすのがしづらく、また液晶画面を触ってしまうのでそもそもそれはできない。そこで、底面の開口部から上へ押し出すという形になった。その方法なら簡単に取り出せるのだが、両手を使わないと行ないにくいのがネックだ。
ただ、この固定力の強さには理由がある。それは、ベルトやカバンのヒモにケースを装着するスタイルを想定してのことだ。特にカバンのヒモに取り付けた場合、ケースが横向きになる場合があって、固定力が弱いと揺れたときにPSP goが飛び出してしまうだろう。そこを配慮してのことだろう。この固定力であればその点はほとんど心配いらない。
ただ、フタがマグネットのフリップなところもあって、走ったりといった激しい揺れだとちょっと怖いところはある。万が一の時のために取り出し口をカバンの内側に向けて装着するのが良さそうだ。
フタはマグネットのフリップタイプ。ケースの圧迫力が強めで、カバンなどに付けてもPSP goが飛び出てしまうような心配はないが、その分取り出しが少ししづらいのは気になった。だが、利用スタイルを考えるとうまいバランスと感じた。なかなか難しいバランスをうまく成立させた製品と感じる |
手触りのいいフェイクレザーとスマートな外観、携帯性の良さ、ケースに入れたままポータブルオーディオとして使えるよう開口されているところなど、作りのいいケースだ。固定力の強さはインナーケースとしてのみ使う分にはネックだが、ベルトやカバンに付けるスタイルを考慮すれば納得がいく。利用シーンをしっかり配慮したケースと感じた。
● PSP goを装着したままゲームプレイ可能!好印象のレザーケース
- メーカー:カンタービレ
価格:オープンプライス(購入価格:1,140円)
カラーバリエーション:ブラック、ホワイト
本体に装着するタイプのレザーケース |
ケースに装着したままゲームプレイが可能。ケースのおかげで持ちやすさもアップする |
PSP go本体を挟み込むようにして装着するカバータイプのレザーケースだ。ケースを付けたままゲームプレイが可能になっている。主な素材はフェイクレザーで、カラーバリエーションはブラックとホワイトがある。
ケースは表側と背面側の2枚が細い部分で繋がっている作り。そのため上部と底面以外の側面は覆わない。底面側から背面へと固定部分が伸びていて、マグネットホックになっている。ケースの内側は柔らかな起毛素材になっていて、画面をしっかりと、キズをつけずに保護してくれる。
ケース内には、PSP goを装着する透明のパーツがある。PSP goを上下4箇所のツメでひっかけて固定する作りだ。この固定用のパーツも側面は覆わないように配慮されていて、側面にあるスイッチ類、上下にある端子やボタン類には干渉しない。ケースを付けたままいずれの機能にもアクセス可能だ。
実際にPSP goを装着してみると、固定部のパーツの出来がとても良いことに驚かされる。プレイの邪魔にならないよう、側面の後ろ半分だけを支えるように配慮されていて、固定部のツメも小さめになっている。それでいて固定力はしっかりとしていて、ガタつきは感じさせない。一体感が非常にいい。
ケースを開いてPSP goをスライドさせれば、そのままゲームをプレイできる。ケースごと持つことで操作部分に厚みが加わり、フィット感は非常に良くなった。柔らかな手触りながら滑り止め効果もあって感触がいい。操作もしやすくなった。また、側面に余計な突起などがないため、手に固定部が当たるような刺激もない。上部のツメでボリュームスイッチが少し触りづらくはなるのだが、そこもそれほど気にかかるというものではなかった。
さすがに、前側にダラリとケースが垂れ下がるのはちょっと気になるのだが、そのまま裏返してホックで固定することもできる。あとは、ケースのフタの部分でイヤフォン端子は覆われてしまうため、ポータブルオーディオプレーヤーとして使うのには不向きだ。
PSP goを装着するパーツが非常に良くできていて、余計な突起を出さないようにして、操作している手に干渉しないよう配慮されている |
シンプルな本体装着型のケースだが、非常に好印象だ。手触りはサラサラと、適度な厚みもあって良く、特に本体装着部のパーツの配慮は非常にいい。側面の固定を控えめにしたことで手に余計な負担が掛からない。ケース本体の厚みのおかげで操作もしやすくなる。不満点がなく、非常に満足度の高い、個人的にも利用し続けたいと思ったグッズだ。
● SCEJからはお馴染みのポーチ2種類のほか高級感のある本革ケースが登場
- メーカー:SCEJ
価格:1,000円
カラーバリエーション:ブラック、ホワイト
オフィシャルライセンス製品
- メーカー:SCEJ
価格:4,200円
オフィシャルライセンス製品
- メーカー:SCEJ
価格:1,600円
カラーバリエーション:ブラック、グレー
オフィシャルライセンス製品
・「ポーチ&ハンドストラップ」
PSP用ポーチの標準的なポジションの製品、そのPSP go用がこちらの「ポーチ&ハンドストラップ」だ。基本的な特徴はこれまでのPSP用の物となんら変わらず、違いはPSP go用に合わせたサイズであること、刻印がPSP goになっていることぐらいだ。
横から差し入れるスリット式の出し入れ、手軽さ、モコモコとした厚みのある素材によるキズへの配慮や衝撃の吸収など、安定したポーチになっている。ただ、PSP go用で気になったのは収納口の切れ込みの大きさで、下部のスリットがポーチ全体の約4割ほどまである。そのため、収納口の端が少しめくれやすくなっている。カバンにしまう時はポーチがめくれないよう配慮したほうが良さそうだ。
ストラップは全長が約19.5mm(ヒモ含む)とそこそこに長め。シンプルなストラップで、端に△○×□のマークが刻印されている。
PSPユーザーにはお馴染みのスリットタイプのポーチ。PSP goに合わせて横幅が小さくなっているため、スリット部がめくれやすく感じられたところが気になった |
・「本革ポーチ&ハンドストラップ」
上下1枚ずつ液晶保護フィルターが封入されている |
本革素材を使った高級感溢れるケースと、同じく本革素材のストラップのセット。ケースは本革2枚をシルバーの糸で縫い合わせた作りで、しっかりとした厚みと堅さがある。横からPSP go本体を差し入れるスリット型。片面にPSのロゴマークが、もう片面にPSP goのロゴが刻印されている。
ストラップは全長などは「ポーチ&ハンドストラップ」のストラップとほぼ同等だが、素材が本革なこと、あと「PSP go」というロゴが刻印された飾りが加わっている。
ケース内側は起毛素材になっていて、特に両面は低反発素材のようなモコモコとした厚みのある素材が使われている。画面への配慮、ケースの出し入れだけで画面が拭き取られるような効果があるというわけだ。取り出し時は露出しているPSP goの端を持って引っ張り出すだけと簡単。ケースの圧迫力がそこそこ強いので、両手でしっかりと引っ張り出さないといけないが、そのぶんケースから飛び出てしまうような心配がない。
大きな特徴こそはないが、キズへの配慮、衝撃への配慮がしっかりとしている、基本をおさえたケースだ。使い勝手としては「ポーチ&ハンドストラップ」に近く、それの高級版という印象を受けた。
高級感溢れる本革ケース。シンプルな作りだが、写真左でわかるように内部には厚みのある柔らかな素材を仕込むなど、キズや衝撃への配慮がしっかりなされている |
・「ポーチ」
PSP-3000/2000からお馴染みのポーチ。サイズが小さくなっているぶん、ファスナーの大きさが目立つ |
こちらのポーチはPSP-3000/2000からお馴染みのタイプのポーチ。それのPSP go版だ。幅がPSP goに合わせて短くなっている。ナイロン地のポーチで、本体収納口はダブルファスナー、前面にもスリットタイプのファスナー付きポケットがある。また、背面にはカラビナ通しもあるが、カラビナは付属していない。
ポーチは厚みがそこそこにあって、内部にスポンジ状の素材が入っている。衝撃吸収力は期待できる。また、中は柔らかな起毛素材の布地が使われていて、キズへの配慮がされている。本体収納の中はポケットなどはなく、PSP go本体のみを入れる場所になっている。
前面のポケットは、ポーチ全体のサイズが小さくなっていることもあって、収納スペースにあまり余裕がない。メモリースティックマイクロ等の薄い物ならかなり入りそうだが、イヤフォンあたりは一応収まるものの、ポーチがかなり膨らんでしまうので見栄えはよくないかもしれない。カード類が無難そうだ。
本体収納部に柔らかな素材を使うなど配慮はしっかりとされている。ただし前面のポケットはポーチのサイズが小さくなったぶんポケットのスペースも小さくなっているため、イヤフォンがギリギリ入るぐらいになっている |
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http://www.hori.jp/index.php
http://home.cybergadget.co.jp/
http://www.cantabile.co.jp/
http://www.jp.playstation.com/psp/go/
[Reported by ゲーム環境向上委員会]