使って試してみました! ゲームグッズ研究所

連載第315回

任天堂製のWii U GamePad大容量バッテリー&Wiiリモコン充電式バッテリー登場!

ファミ○ン風Wii U GamePadフェイスプレートも試してみた

 当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。

 今回はWii U GamePad関連のグッズを3製品試してみた。ついに任天堂から公式の周辺機器として発売された、Wii U GamePad用の大容量バッテリーパック、Wiiリモコン用の急速充電セットをチェックしてみた。また、先日にファミコンが30周年を迎えたこともあって、レトロデザインの保護カバーが登場している。そのうち先駆けて発売された、Wii U GamePad用のフェイスプレートを試してみた。

【今週のおしながき】

任天堂製のWii U GamePad大容量バッテリー&Wiiリモコン充電式バッテリー登場!


ついに任天堂からWii U GamePad用の大容量なバッテリーパックが登場!

メーカー:
任天堂
価格:
3,150円
内蔵バッテリー容量:
2,550mAh
パッケージには大容量のバッテリーパックのほかに、バッテリーカバーを外すための小型プラスドライバーが付属している
上が大容量のバッテリーパック、下が標準のバッテリーパックだ。サイズが大きくなり、収納枠いっぱいに入れるよう横向きの形になっている

 Wii U GamePadでより長時間のプレイを可能にする大容量のバッテリーパックが、ついに任天堂から発売された。以前に同様の製品でゲームテック「メガバッテリーパックU」が発売されているが、いよいよ任天堂公式の純正オプションが登場した。

 バッテリーの容量は、純正バッテリーの容量が1,500mAhだったのに対し、この大容量バッテリーパックは2,550mAhと約1.7倍。動作時間では標準バッテリーは約3〜5時間だったところが、約5〜8時間の動作が可能になる。

 バッテリーパックのサイズは標準バッテリーと比べると1.5倍ぐらい大きくなり、標準バッテリーが縦に収納するのに対し、大容量タイプは横向きに収納するようになっている。Wii U GamePadのバッテリー収納スペースぎりぎりの大きさだ。

 パッケージにはバッテリーパックのほかにプラスドライバーがセットになっている。バッテリーパックの厚みは標準バッテリーと変わらず、中身のバッテリーを入れ替えるだけなので、カバーはそのまま使える。Wii Uはシロとクロのカラーがあるが、バッテリカバーはそのまま標準のものを使うので、色がチグハグになるようなこともない。

 取り付けは、背面のバッテリカバーを止めているネジを付属のドライバーで回して開け、まず標準のバッテリーのコネクターを外して取り出す。次に大容量のバッテリーパックのコネクターを繋げ、収納枠に収める。標準バッテリーが縦長に収まっているのに対して、この大容量バッテリーは横長。収納枠をほぼ埋めるぐらいにバッテリーがぴったりと収まってくれる。あとはバッテリーカバーを閉じれば完了だ。

 中身のバッテリーを入れ替えるだけなので外観の変化は全くない。重量においては、標準バッテリーが約44gなのに対して、この大容量バッテリーは約74gと、約30g増すことになる。手で持った時にはわずかに重くなったのを感じるかどうかというところ。標準バッテリーの時と使用感はほとんど変わらないと言っていいだろう。

 気になるのはやはり動作時間。というわけで、テストを行なった。Wii U GamePadの輝度を最高の5、省電力機能と焼き付き防止機能をオフ、振動機能はオンという状態で、カプコンの「モンスターハンター3(トライ)G HD Ver.」のタイトル画面を延々と映し、音量は最大にした。この状態で、充電完了時から電源が切れるまでを計測してみた。

 結果、約5時間12分で電源が切れた。標準バッテリーでは約3時間で電源が切れていたところが5時間以上もつようになったわけで、これなら必要充分という印象を受ける。Wii U GamePad画面のバッテリー残量表示は3時間までは満タンの表示が続き、そこから電源切れまで段階的に減っていくという挙動だった。残量表示は標準バッテリーの容量が基本になっているのだろう。

 バッテリーの充電時間も測定した。完全にバッテリー残量がなくなってから充電を開始したところ、4時間48分で充電が完了した。標準バッテリーの充電時間は2時間26分だったので、容量が増した分だけ比例して充電時間が増している。

装着は簡単だ。バッテリーカバーのネジを外し、標準バッテリーの接続コネクタを外して入れ替えるだけ。カバーは元のものをそのまま使うので、外見は変化しない

 任天堂から発売された純正オプションとしてのWii U GamePad用バッテリー。収納枠に隙間なくバッテリーが収まり、5時間近い動作が可能になって、バッテリーを気にせず遊べる安心さを実感すると、これがバランスの取れた本来の姿、ベストパフォーマンスとすら思える。標準バッテリーで遊んでいると充電を意識する機会がよくある……という方にオススメだ。

ゲームテック「メガバッテリーパックU」と比較

左はゲームテックの「メガバッテリーパックU」、右が任天堂のバッテリーパック。大きさはほぼ同じで、ゲームテックのものは突起部分にもバッテリーが入っている

 Wii U GamePad用の大容量バッテリーと言えば、ゲームテックの「メガバッテリーパックU」というグッズが先に販売されており、当研究所でも試している。任天堂のバッテリーパックと比較してみよう。

 まず容量は、任天堂のバッテリーパックが2,550mAhで動作時間は約5〜8時間。ゲームテックの「メガバッテリーパックU」は、3,000mAhで動作時間は6〜10時間となっている。ゲームテックの「メガバッテリーパックU」の方が多いが、そのぶん価格にも差はあり、任天堂製は3,150円、ゲームテック製はオープン価格で購入価格は4,200円だ。

 重量は任天堂製が約74g、ゲームテック製が約72gとほぼ同等。「容量が増しているのに重量がほとんど同じなのはなぜ?」と感じる方がおられると思うが、それはバッテリーの中身の違いだ。任天堂製はリチウムイオン電池、ゲームテック製はリチウムポリマー電池を使用している。この2種類は材料に違いがあり、リチウムポリマーのほうが密度が高く、形状も自由に作りやすいとのこと。ただし、コストダウンが難しいと言われている。このあたりは先ほどの価格差にも表われているだろう。

 2製品の違いはだいたいこのようになっている。「どうせ交換するのなら……」と、より大容量を求めるならゲームテック。価格や公式グッズならではのサポート面の安心を取るなら任天堂というところだ。


Wiiリモコンも公式周辺機器として充電セットが登場!急速充電の速さがポイント

メーカー:
任天堂
価格:
4,200円
Wiiリモコン急速充電セットの中身。バッテリーパックと充電台のほか、専用のジャケットも付属する

 これまで数多くのWiiリモコン用バッテリーグッズが登場してきたが、ついに任天堂製のリチャージャブル充電セットが登場した。パッケージにはWiiリモコン用バッテリーパックのほか、急速充電台、バッテリーパック用Wiiリモコンジャケット、ストラップ、ACアダプタ(3DS用ACアダプタ)がセットになっている。

 バッテリーパックは、容量1,150mAhのニッケル水素充電池を使用。バッテリーカバーと一体化した作りで、カバー側には充電用の金属接点がある。また、最新のWiiリモコンのカバー同様に、バッテリーを装着したままでSYNCボタンを押せるようにもなっている。

 バッテリーパック用Wiiリモコンジャケットは、この充電用の金属接点の部分が開口されている専用のものだ。金属接点の左右にも開口部があるが、これは充電台の固定用フックをひっかける箇所になっている。ジャケットの色は透明だ。ストラップは特に専用の作りのものではなく、標準のものになっている。

 急速充電台は、Wiiリモコンを寝かせて置く形状になっていて、中央の金属接点で給電をする。左右にフックがあり、Wiiリモコンをセットすると「カチッ」という音ととも固定される。手前側(Wiiリモコンの底面側)には充電状態を示すランプがあって、充電中は赤く点灯。充電が完了すると消灯する。奥側の底面には、ACアダプターのコネクタを差し込む端子がある。なお、ACアダプターは3DS用のものが使われている(取扱説明書にも「ニンテンドー3DS用ACアダプタ」とある)。

バッテリーパックを着け、その上から付属のジャケットを装着。ジャケットは金属接点の部分が開口されていて、着けたままで充電できるようになっている
充電台は縦長でコンパクトな形状。ACアダプターは3DS用のものが付属している
充電中はLEDランプが点灯する。急速充電の名の通り、充電は非常に速い
充電する時も取り外す時も手軽に扱える

 実際に使用してみた。まずバッテリーパックを装着したWiiリモコンだが、基本的に電池を入れている時と違いはない。重量でみると、電池2本とカバーでは約53g、バッテリーパックは約60gなので、7g増してはいるのだが、その違いはわずかなもので、ほとんど感じられない程度。

 急速充電台へのセットや取り外しは手軽で扱いやすい。固定も適度で、セットする時には軽く押し込めばカチッと音がし、しっかりとセットできた感触がある。取り外す時は力を入れずとも外せる。充電台もそれほど大きなものではなく、縦長のスマートな作りになっているので、置き場所の面積もそれほど必要としない。手前側が枠がなく空いているので、Wiiリモコンに拡張コントローラーを付けたままで充電できるのも嬉しいところだ。

 気になる動作時間をチェックしてみた。バッテリーパック付きのWiiリモコンを扇風機に固定して首振り状態にし、Wii Uメニューの画面を左右にポイントさせ続け、電源が切れるまでを測定するという方法だ。その結果、13時間32分でWiiリモコンの電源が切れた。取扱説明書にある公称値でも「13時間以上」と書かれている通りの結果で、充分な動作時間と言える。これまでWiiリモコン用のバッテリーグッズでは、短いものでは5〜6時間、長いものでも10時間程度の製品がほとんどだったが、この「Wiiリモコン急速充電セット」のバッテリーはかなり長時間動作が可能のようだ。

 特筆すべきは充電だ。このセットは“急速”充電セットであり、充電時間が短時間ですむことがポイント。取扱説明書には、バッテリー残量なしから満充電までは約90分、9分の急速充電で約1時間のプレイが可能と書いている。実際に試してみると、満充電を示す充電ランプが消えるまでは約94分という結果になり、9分の充電でも約57分のプレイができた。どちらもほぼ公称値どおりで、短時間で済むのはありがたい限りだ。

 こうして試してみて、充電式バッテリーの扱いやすさを実感できたわけだが、カラーバリエーション対応の点が惜しい。カバー一体型のバッテリーパックはクロで、シロのセットや他のカラーバリエーションのWiiリモコンにはあわない。その一方で、ジャケットやストラップはオールカラー対応の透明色やグレー色で、こちらは逆にクロにあわない。細かなところではあるが、色の取り合わせについては、もう一歩、カラーバリエーションに個別対応して欲しかったというのが、正直なところだ。


Wii U GamePadを金とえんじ色のファミ○ン風デザインにチェンジ!

メーカー:
デイテルジャパン
価格:
1,980円
えんじ色のベースに金色のアルミ板で、レトロなファミ○ン風に外観を変えられる

 2013年7月15日でファミコンは30周年を迎えたが、それに合わせるようにデイテルジャパンがリリースしたのが、ファミ○ン風の「レトロフェイスプレート」だ。エンジ色に金のプレートを組み合わせた、まさにレトロテイストのデザインプレート。Wii U GamePad用のプレートが発売されたので、これを試してみた。

 プレートは前面のみを保護するフェイスプレートで、側面はL/Rボタンやボリュームスイッチの手前までを覆う作りになっている。素材は、えんじ色の部分のベースはポリカーボネートで、そこに表面に金色のアルミニウム板が組み合わさっている。重量は約62gとアルミ素材を使っていることもあってか、多少重さがある。厚みは約2.3mmで、少々厚みのあるフェイスカバーだ。

 前面の操作部分は、アナログスティック、十字ボタン、A/B/X/Yボタン、+/−ボタン、電源ボタン、TVコントロールボタン、内側マイクとセンサーバー、さらにスピーカーやLEDランプ部分もしっかりと開口されている。フェイスプレートを付けたままで、どの箇所も触れるようになっている。

ボタン周りの開口部は段差をつけて薄くしてあり、フチに指が当たらないよう工夫されている。前面に着けるフェイスプレートなので、側面やL/Rボタンにはほとんど影響がない作りだ
保護カバーグッズ全般がそうだが、純正の充電台では充電できない。写真のゲームテック「そのまま充電スタンドU」のように、保護カバーを着けたままで充電できる充電台を併用するのがオススメだ

 実際に装着してゲームプレイ等を試してみた。フェイスプレートをつけてその外観をみると、それだけでずいぶんとファミ○ン風に思えてくるというか、雰囲気が大きく変わるのがユニーク。手で持ってみると、金色のアルミニウム部分がひんやりとするのも独特だ。

 十字ボタンやA/B/X/Yボタンなどの操作ボタン周りの開口は、開口部のフチに段差をつけて薄くしてある。開口のフチが操作する指にあたらないようにしてある。それもあって、ほとんどのボタンは問題なく操作できた。L/Rボタンもフェイスプレートはその手前までしか覆っていないので、そのままに押せる。

 ただ、気になったのは+/−ボタンや電源/TVコントロールボタン、ホームボタンなどの開口部だ。特に電源/TVコントロールボタンは誤操作を防ぐためにボタンの突起がなく、開口部から押しづらい指先や爪先で押す感じになった。もう少し大きめに開口してあったら嬉しかった。

 もうひとつ残念なところに、純正の充電スタンドが使えないという点がある。フェイスプレートの厚みが充電スタンドの枠にひっかかってしまい、充電が行なわれなくなる。これについては、保護カバー系のグッズほぼ全てに共通するネックなので致し方ないところ。充電スタンドを使うなら、本連載310回で試しているような、保護カバーを着けたままでも充電できるスタンドを併用するのがいいだろう。ちなみにゲームテックの「そのまま充電スタンドU」では、このレトロフェイスプレートを着けたままで充電ができた。

 レトロ風の雰囲気はばっちりと出ていて、操作周りも電源ボタン周り以外は問題なし。指紋などの汚れや、傷がつくのを防ぎたいという用途としても、もちろんちゃんと役割を果たしてくれる。やっぱりこのカラーが好きという人は、ぜひチェックして頂きたい。

 なお、デイテルジャパンでは、このWii U GamePad用に続いて、PS Vita用、3DS LL用の発売が予定されている。そちらも順次、当研究所にて試してお伝えする予定だ。

上はPS Vita用のレトロフェイスプレートで、8月上旬発売予定(本稿掲載の頃には発売されているはず)。下は9月発売予定の3DS LL用のフェイスプレートだ

(ゲーム環境向上委員会)