【連載第264回】ゲームライフに役立つグッズをレポート


方向パッドをグリッと回して切り替え! 「Xbox 360 ワイヤレスコントローラーSE」を試してみた
PS3用の安価ながら機能豊富なコントローラーもチェック!


 当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。


 Xbox 360の純正コントローラーと言えば、おおむね満足度が高いものの、方向パッドの感触や斜め方向への誤入力が出るところが弱点という声が多かった。そこをユニークなギミックで解消しているのが、今回試してみた「Xbox 360 ワイヤレスコントローラーSE」だ。方向パッドが可変式になっていて、グリッと回すと十字型に、元に戻せば円形の全方向型に変わる。このギミックを中心に、基本的な使い勝手を含めて使って試してみた。

 また、プレイステーション 3用のコントローラーグッズから、アンサーの「PS3用コントローラー 操-SOU-」も試してみた。こちらは安価な有線タイプのコントローラーながら、豊富な連射機能やアナログスティックの感度調整機能を搭載している。こちらも実際の使い勝手を試してみた。

【今週のおしながき】
Xbox 360 日本マイクロソフト 「Xbox 360 ワイヤレスコントローラーSE プレイ& チャージパック」
PS3 アンサー 「PS3用コントローラー 操-SOU-」

 




● 方向パッドを回して、円形と十字に切り替え! 可変式方向パッドを搭載したXbox 360ワイヤレスコントローラー

「Xbox360 ワイヤレスコントローラーSE プレイ& チャージパック」

    メーカー:日本マイクロソフト
    価格:6,279円


「Xbox360 ワイヤレスコントローラーSE」本体のほか、乾電池ボックスや、「プレイ& チャージパック」のバッテリーパックとチャージケーブルがセットになっている
最大のポイントは可変式の方向パッド。写真のようにぐりっと90度回すことで、「全方向操作」と「十字操作」に切り替えられる

 可変式の方向パッドを搭載し、方向パッドを回転させることで従来のものに近い円形のパッドと十字型のパッドとを切り替えることができる「Xbox360 ワイヤレスコントローラーSE」。こちらはコントローラー本体のほかに、バッテリーパックとチャージケーブルも同梱されたセットになっている。チャージケーブルはクイックリリースコネクターがないストレートな作りだ。

 コントローラーの外観は、全体のシルバーを基本に、グレーやブラックを使ったモノトーンのデザイン。方向キーの十字部分やXboxガイドボタンにはメッキパーツが使われていて、「SE」モデルならではの高級感を感じる。A/B/X/Yボタンの配色は独自のもので、Yボタンがクリアー、Aが薄いグレー、Bが濃いグレーで、Xはクリアブラックになっている。重量やサイズなど基本的な作りは従来のワイヤレスコントローラーと違いはない。

 最大の特徴である可変式の方向パッドは、十字型のメッキパーツの部分と、斜め方向を埋めるパーツとが分離した作りになっている。左に90度回すと斜め方向のパーツがせりあがって円形の「全方向操作」に、そこから右に90度回して戻すと斜め方向のパーツが沈んで、十字のパーツだけが残った「十字操作」になる。

 回転させるときは十字パーツのフチに指をかけ、ぐりっと直接的に回すことになる。回転させるとカチッと音が鳴って固定される作りで、回転させる感触はけっこう堅め。そのためプレイ中に不意に回ってしまうようなことはまったくなさそうだが、回すのには少しコツがいる感じだ。上から押しながら指のフチを十字にかけるように回すとうまく回せる。

 「全方向操作」時は、従来のコントローラーの方向パッドに非常に近い形状。十字部分が約1mmほど高くなってはいるが、斜め方向も指に当たってくる。パッドの感触が円形で斜めにも押下しやすい。反面、上下左右の感触がぼやけるため、斜めに入りやすいのは変わらない。

 一方、「十字操作」時は、斜め部分が沈んでメッキパーツの十字パッドだけになる。斜め方向との段差は約3.5mmほどになり、指の感触も上下左右だけがくっきり感じられるようになる。例えば斜め方向で右上に入れようとすると、下に沈んでいる斜め方向のパーツには指が当たらず、右と上を同時押ししているという感覚はわかりやすい。

 このほかのボタンレイアウトや基本的な作りは、従来のコントローラーと同様だが、アナログスティックの先端の形状は少し異なっている。従来のものだと中心が段差なくくぼんでいて、上下左右には小さな突起が付いていた。それに対してSEでは先端に円状の段差があって、そこから中心にむかってくぼんでいくという作りになっている。


 
【切り替えの様子】

コントローラー全体の作りは従来のものと共通しているが、ボタンの独自のカラーリングやXboxガイドボタンや十字キーのメッキパーツなどに、特別製ならではの高級さを感じる。アナログスティック先端の形状も円形の段差がついた形になっている
従来のワイヤレスコントローラーと並べてみた。上のアナログスティックをアップにした写真は、中央がSE、右が従来のものだ。先端の形状が変わっているのがわかる。下の3枚は、左がSEの「十字操作」、中央がSEの「全方向操作」で、右は従来のコントローラーの方向パッドだ。外観からしても角が残ったソリッドな作りになっていて、枠との隙間も余裕が取られている

 実際にゲームプレイに使って試してみた。写真を見てもわかる通り、基本的なホールド感や使用感は従来のコントローラー同様だ。ボタンの配色に関しては独自のカラーリングになっているため、画面の標準色でのボタン表示とは色が合わないので、最初は少し迷ってしまうかもしれない。

 方向パッドを触ってみる。「全方向操作」と「十字操作」の切り替えは前述のように直接的に指で90度回すので、感触にも堅さがあり、慣れが必要だ。ただ、回転に堅さがあるぶん、使用中に不意に回転してしまうようなことはないのは安心感がある。

 方向パッドのそれぞれの状態を触り比べると、やはり斜め方向のパーツに指が当たってくるかどうかというところに大きな違いを感じる。「十字操作」にすれば十字型のパーツだけが指に当たるので、押下するための力が上下左右にきっちり入る。その反面、波動拳コマンドのような斜めを通過するような回す動きでは斜め通過時に段差があってひっかかる。

 「全方向操作」は従来の方向パッドに近く、回すような操作や斜め入力を頻繁に使うものに向いている。従来の方向パッドと形状的に近いが、十字パーツがメッキ処理され、その感触があるぶん、指のずれによるミスも感触で修正できるようになっている。

 また、方向パッドを押下したときのクリック感が改善されているのもポイント。従来のものだとグッグッという鈍い感触だったのに対し、SEでは適度な堅さの引っかかりがあってからクンッと押し込まれるようなメリハリがある感触になっている。この点はどちらの操作で使う場合にも大きなメリットだ。

基本的なフィーリングは従来のもの同様だが、方向パッドの改善はしっかり効いている。アナログスティックも滑りにくくなっているのが嬉しい

 そもそも、Xbox 360のコントローラーはほとんどのタイトルで移動操作のメインに左アナログスティックを使っている。これはボタンレイアウトからして、方向パッドがサブの位置にあるためだ。そのため、左アナログスティックと方向パッドの使い方はゲームジャンルによって大きく2つにわかれてくる。

 ひとつは、「移動は左アナログ、武器やアイテム変更などを方向パッドで切り替える(FPS/TPSタイトルに多い)」というもので、このケースだと方向パッドは補助的に使われていて、上下左右が重要になる。斜め入力は必要ない場合が多く、斜めに入力が入ってしまうと誤入力になる可能性もある。すなわち、このSEモデルの「十字操作」が活きてくる。

 もうひとつは、「移動操作が左アナログでも方向パッドのどちらでもできる(アーケード移植等のシューティングなどに多い)」というタイプで、こちらはアナログスティックでも方向パッドでもプレイできるが、スティックではストローク幅がある分、俊敏な操作がしづらく、方向パッドを使うという人もいるだろう。これに関しては従来のものに近いフィーリングを求めるなら、クリック感が良くなった「全方向操作」を使っても良いし、「十字操作」を使ってもいいだろう。

 というわけで、まずはTPSタイトルの「Gears of War 2」で、武器の切り替えに方向パッドを使う“サブで方向パッドを使うタイプ”での使い勝手を試してみた。これはもう、「十字操作」時が使いやすいことが実感できる。前述のように上下左右で武器の切り替えをするので、斜め方向がそもそも必要ない。方向パッドを触る指の感触に斜め方向が入ってこない「十字操作」の方がミスなく操作できる。

 斜め方向に誤入力されてしまうというのは、元の方向パッド側の問題もあるが、親指の角度も無関係ではないだろう。方向パッドがサブ的な位置にあって親指は斜めに置く事になるので、夢中でプレイしていると知らず知らずのうちに角度がずれて斜めに入ってしまうのではないだろうか。それが、指に当たる方向パッドの感触が十字になることでわかりやすくなり、ミスが軽減されるというわけだ。

 続いて、「斑鳩」などのシューティングゲームで試してみる。これはアナログスティックでも方向パッドでも移動操作ができる、メイン移動操作に方向パッドを使えるタイプだ。こちらはクリック感の向上や十字パーツのメッキ化などで「全方向操作」時でも遊びやすくなっているし、それでも斜めに誤入力が出てしまうなら「十字操作」を使えばいい。好みで選んでもいいだろう。選べるというのは可変式の利点だ。

 ただし、この可変式の方向パッドでも根本的な不満点はある。それは前述した“方向パッドに親指を添える角度が斜めになってしまう”ことだ。サブ的な位置にレイアウトされているため、方向パッドの向きに対して大きく斜め方向に指を添えるわけで、それがそもそもの斜め方向誤入力の一因でもある。

 この点に関して、せっかく方向パッドが90度に回転するのだから、45度ぐらいのところでも使用できたら面白かったかもしれない。実際にそういう使い方ができないものかと方向パッドの可変を45度ぐらいにしてみたのだが、この可変式の方向パッドはスイッチの位置はそのままで上のパッドだけが回るという作りなので、中間の状態でも方向パッド自体は使用できる(45度を超えたあたりから上下左右が変わる)のだが、方向パッドは90度でしか固定されず、可変を中間で止めてもすぐにどちらかにずれてしまう。実用には向かないので、斜め向きで使える中間モードが欲しかったところだ。

 方向パッド以外では、細かなところではあるがアナログスティック先端の形状の違いも見逃せない。従来のものだと段差のないくぼみがついていて、上下左右に小さな突起があるという作りだったのだが、SEではくぼみのフチに円形の段差が付いている。くぼみに親指の腹がしっかりと収まり、段差によって指が滑るのを防止してくれる。上下左右の突起と比べて段差が円形なので、全方向の滑り防止になっているのもポイントだ。


左は「全方向操作」時の親指の状態、右は「十字操作」時の親指の状態だ。「全方向操作」では指の腹に斜め部分が当たってきて、指にも円形を感じるし、力加減が変わってくる。一方で「十字操作」では十字にしか指は当たらないので、力も上下左右にきっちり入る

 全体的な感想としては、方向パッドを十字型に切り替えられることから、形状の変化による操作のしやすさはもとより、方向パッド押下のクリック感も良くなっているのは従来品からの大きな改善点。これは従来のものに近い「全方向操作」時も操作性の向上を感じられる。ただし、この改良点は劇的な効果とは言えず、可変式というちょっと派手なギミックからすると実際の使用感は地味に感じられるかもしれない。価格も高価なだけに、指を置く斜め角度に対応するなど、もう1歩何か工夫が欲しかったという気持ちがある。

 このほか使い勝手の面では、方向パッドの可変のさせ方に少し慣れが必要かなとは感じたが、全体的な質感は高く、アナログスティック先端の工夫も細かながら嬉しい。バッテリーパックとチャージケーブルがセットということもあって少々値段が高めになっているが、より快適なプレイを求める人にはぜひチェックして頂きたい。




● 安価ながら連射機能、連射ホールド、アナログスティック感度調整など、機能豊富なPS3用コントローラー

「PS3用コントローラー 操-SOU-」

    メーカー:アンサー
    価格:2,499円
    カラーバリエーション:ホワイト、ブラック、レッド、ブルー


新たに追加されたレッドとブルーのカラーバリエーション。中央のカバーを交換できるよう、本体色以外の3種類のカバーが付属している

 アンサーが発売中のPS3用の有線コントローラー。特徴として、低価格ながら震動機能や連射機能、アナログスティックの感度調整機能など、多彩な機能を搭載しているところがポイントだ。こちらのコントローラーはもともと2010年末にホワイトとブラックが発売されていたが、今回新たにブルーとレッドが追加されたということで、この機会に使って試してみた。

 全体に丸みを帯びた形状で、グリップも丸くて厚みのある作り。グリップの向きはハの字ではなく真下に伸びている。サイズは約14.4×10.5×4.8cm(横×縦×高さ)で、重量は186g。USBケーブルのケーブル長は約3mとなっている。DUALSHOCK 3と比べると横幅は多少コンパクトになっているが、縦の長さは約1.8cmほど長く、全体の丸みによる厚みもある。

 方向キーは十字型で、アナログスティック先端の形状はくぼんでいるタイプ。○/△/□/×ボタンは直径はDUALSHOCK 3のものに比べると約0.5mmほど小さいが、ボタンが丸く膨らんでいる形なので、数値以上に小さく感じられる。L1/R1ボタンはコントローラー筐体の丸みに沿って斜めについている。L2/R2ボタンは押し込みのあるトリガータイプだが、ストロークが浅めなのと押下の抵抗が強めで、繊細な操作が難しい。通常のボタンのようなオン/オフ式のような使い勝手に近い。

 コントローラーの中央部は、正面のカバーを交換できるようになっていて、コントローラーに購入時から装着されているカバーのほか3色のカバーが付属している。取り外し時はコントローラー上部から指をかけてカバーを手前に引いて外すが、カバー裏の3本の突起を差し込んで固定する作りで、手荒に外すと突起が折れてしまう可能性が高いので、着脱交換は慎重に行ないたい。

 中央部には、中心に「コネクトボタン(PSボタン)」、右上にアナログスティックの感度設定を切り替える「アナログボタン」、左上にアナログスティック感度の状態を示すLED、下側の左右にスタートボタンとセレクトボタン、アナログスティックの間には連射設定に使う「ターボボタン」がある。

 連射機能の設定は、ターボボタンを押しながら設定したボタンを押す方式。連射設定は○/△/□/×/R1/R2/R3/L1/L2/L3/十字キーに設定可能で、1度目でボタンを押している間連射される設定になり、2度目で連射ホールドになる。また、ターボボタンを押しながらセレクトボタンを押す事で連射速度の切り替えができ、押すごとに12回/秒、24回/秒、33回/秒、5回/秒と4段階に設定できる。連射ホールドの設定や多彩な対応ボタンと速度切り替えなど、機能は豊富だ。

 アナログスティック感度の切り替え設定は、アナログボタンを押すごとに左右両方のスティックが切り替わる作りで、標準の状態、感度強(LED点灯)、感度弱(LED点滅)という3段階に設定できる。


まっすぐ下に伸びているグリップの形状もあり、DUALSHOCK 3と比べて横幅はコンパクトになっているが、厚みは増している。全体に丸みを帯びた形状で、L/Rボタンも丸みに沿った斜めの向きになっている
コントローラー中央正面のカバーは写真左のように取り外して好きな色のものと交換できる

手に持ったフィーリングは、一見横幅がコンパクトに見えるが、厚みのぶん手には肉厚に感じるところがある
グリップが背面の中央に向かって斜めに細くなっているため、手が少し内向きな持ち方になってくる

 実際にゲームプレイに使ってみた。まずは手に持ったときのフィーリングだが、全体に丸みが強くて厚みもあるので手の大きな人だとほどよいが、手の小さめな人には少し持ちづらそうだ。横幅こそコンパクトだが、肉厚な作りだ。

 グリップは外側の側面がもっとも太く、背面の中心に向かって斜めに薄くなっていくので、手を内側に巻き込むような持ち方になる。そのわりにL1/R1ボタンが少し上(コントローラーの表面側)に位置しているので、人差し指を添えるのが若干きつい。L/R部に人差し指と中指を添える持ち方だとしっくりくるが、人差し指だけを添える持ち方だとL1/R1ボタンが押しづらくなる。

 ボタンの感触は、十字ボタンがパコパコとしたガタつきが感じられ、○/△/□/×ボタンに関しても堅さはほどよいが感触は“ポスポス”としていて、もう少し手触りのある反発感が欲しいところだ。逆にL/Rボタンに関しては1、2ともに反発感が強めでしっかり押し込まないといけない。このあたりには、ボタンを押すために必要な力と、ボディ形状からくる力のかけやすさのバランスがかみ合っていないところを感じる。

 また、コントローラー中央部のスタートボタンやセレクトボタンの触りにくさも気になる。スタートとセレクトはアナログスティックの上脇ぐらいに位置しているので、斜め下から指を入れようとすると指がスティックに当たってしまう。真横より上側から指を入れていかないと触りづらい。ターボボタンぐらいの上の位置なら触りやすいので逆の配置でも良かったように思う。

 アナログスティックについては基本的な感触はいいのだが、DUALSHOCK 3と比べるとスティックの軸の高さが約1.5~2mmほど低く、そのぶんストローク幅(倒す距離)が浅くなっている。そのため傾けた際の中間部付近で微調整がしづらいところがある。FPS/TPSタイトルでのエイム(照準合わせ)で主に試したが、一気に動いてしまうことが多かった。

 ここを感度調整機能でなんとかしていきたいところなのだが、物理的にストロークが短いため、調整ではカバーしきれない領域があるのは確かだ。FPS/TPSタイトルでの照準の動きでいうと、右スティックを同じ角度で横に倒しているとき、標準だとゆっくり動くものが強にすると1.5倍ぐらい速く動く。さらに弱では、標準の動きの半分ほどとなる。

 また、アナログスティックに関しては若干動作に問題がみられ、スティックに触れていなくても左右に微妙な入力が入りっぱなしになるという現象があった。今回はレッドとブルーの2個の製品で試しているのだが、左アナログスティックがレッドが左、ブルーは右にほんの少し入力されてしまう。

 最後に、Windows 7 64bitのPCに繋いで、PCで利用してみた。接続後は「EX10 GAMEPAD」というデバイス名で認識され、そのまま使用可能になる。左右アナログスティックのX軸/Y軸とZ軸/Z回転の動作、十字キーのPOV動作、各種ボタンなど、特に特殊な動作は見られない。汎用的なPSコントローラータイプのものと同様の動作だった。


全体に手触りや動作に気になるところがあった。写真左と中央はL2/R2ボタンの写真だが、押し込みが浅く、それでいて反発が強めなため、中間ぐらいの押し込みが難しい。写真右はスタートボタンを押しているところだが、アナログスティックに邪魔されてしまう。こうしたバランスの悪さを全体に感じる結果となってしまった

 低価格で多彩な機能を搭載するというコンセプトは非常に魅力的なのだが、各所に詰めの甘さが見られる。特に手の力の入れ加減とかみ合わず持ちづらくなってしまっているボタン配置や手触り、アナログスティックのストロークの浅さや動作の不具合などが残念だ。コンセプトには魅力を感じるので、今後の製品の登場に期待していきたい。





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(2011年 6月23日)

[Reported by ゲーム環境向上委員会]