【連載第210回】ゲームライフに役立つグッズをレポート


PS3 Ver3.00のコンバータ動作をチェック!
方向キーの配置を変更できるXbox 360用「CYBORG RUMBLE PAD」など


 当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。


【今週のおしながき】
PS3 システムソフトウェアVer3.00でのPS2コントローラー用USBコンバータ動作結果
Xbox360 MSY 「CYBORG RUMBLE PAD」
DSi/DSL サイバーガジェット「CYBER・アシストコイン」

 

 今回の研究所では、バージョンアップされたプレイステーション 3のシステムソフトウェアの検証、そしてXbox 360向けの方向キーとアナログスティックを入れ替えられるコントローラ、さらに、DS用十字ボタンのアシストアダプタを取り上げる。

● PS3 システムソフトウェアVer3.00でのPS2コントローラー用USBコンバータ動作結果
XMB画面の外観を中心に様々な機能強化が行なわれたPS3用システムソフトウェアVer3.00

 9月1日に最新のプレイステーション 3用システムソフトウェアVer3.00が公開された。Ver3.00ではXMB(クロスメディアバー)画面が更新され、動画などを使った背景のテーマ、メニューから最新の配信コンテンツ等をチェックできる「What's New」のアイコンの追加など、メニュー画面を中心に機能の強化が行なわれている。

 それ以外の実用的な強化としては、「音声同時出力」が追加されたことが大きい。HDMI出力、光デジタル出力、AVマルチ出力端子に音声を同時出力できるようになっていて、設定した出力以外は2chで音声が出力される。メイン以外は2chになるのは少し寂しいが、出力の切り替えを行なわなくともとりあえず音が出るのは嬉しい。

 そのほか、詳しい内容についてはこちらの記事を参照いただきたい。

 当研究所ではシステムソフトウェアのメジャーバージョンアップがある度に行なっている、恒例のPS2コントローラー用USBコンバータ動作を行なってみた。使用したPS3本体はPS2互換機能のある60GB版(CECHA00)。使用したコントローラーはDUALSHOCK2。各種PS3、PS2、PS1ソフトでの動作を確認した。

 個別の結果は下記の表をご覧頂くとして、全体的な結果としては大きな変化は見られなかった。前回に調査をしたVer2.70とほぼ同様で、9月3日より販売された新型のPS3においても基本的には同様と考えて良さそうだ(新型PS3にはPS2互換機能はない)。一応、前回の調査と比較して細かな違いはあって、サンワサプライの「JY-PSUAD1」はPS2ソフトの「Rez」においてDUALSHOCK2が振動しなかったのだが、振動するようになっていた。汎用のコントローラードライバに微調整が入っているかもしれない。

・サイバーガジェット「CYBER・プログラマブルアダプタ」

システムソフトウェアVer3.00における「CYBER・プログラマブルアダプタ」の動作

PS3ホームメニュー

○ アナログモードで動作

PS3規格ソフトウェア

○ アナログモードで動作 振動あり

PS2規格ソフトウェア

○ アナログモードで動作 振動あり

PS規格ソフトウェア

○ アナログモードで動作

PSボタン操作

△ コンバータ本体のPSボタン、コントローラーのモード切替ボタンで可能。PSボタンはXMB表示と長押しメニューの両方に対応、モード切替ボタンは長押しメニュー表示のみ

アナログボタン感度

○ 1%〜100%までをリニアに認識
○……動作、△……動作すれども何らかの違いがある、×……動作しない

・サイバーガジェット「CYBER・コントローラーアダプタ」

システムソフトウェアVer3.00における「CYBER・コントローラーアダプタ」の動作

PS3ホームメニュー

○ アナログモードで動作

PS3規格ソフトウェア

○ アナログモードで動作 振動あり

PS2規格ソフトウェア

○ アナログモードで動作 振動あり

PS規格ソフトウェア

○ アナログモードで動作

PSボタン操作

△ コンバータ本体のLinkボタン、コントローラーのモード切替ボタンで可能。LinkボタンはXMB表示と長押しメニューの両方に対応、モード切替ボタンは長押しメニュー表示のみ

アナログボタン感度

○ 1%〜100%までをリニアに認識
○……動作、△……動作すれども何らかの違いがある、×……動作しない

・ゲームテック「ツナイデント3PRO」

システムソフトウェアVer3.00における「ツナイデント3PRO」の動作

PS3ホームメニュー

○ アナログモードで動作

PS3規格ソフトウェア

○ アナログモードで動作 振動あり(若干弱め)

PS2規格ソフトウェア

○ アナログモードで動作 振動あり

PS規格ソフトウェア

○ アナログモードで動作

PSボタン操作

△ コンバータ本体のPSボタンやコントローラーのモード切替ボタンで可能。PSボタンはXMB表示と長押しメニューの両方に対応、モード切替ボタンはXMBメニュー表示のみ

アナログボタン感度

○ 1%〜100%までをリニアに認識
○……動作、△……動作すれども何らかの違いがある、×……動作しない

・ゲームテック「シンプルツナイデント3」

システムソフトウェアVer3.00における「シンプルツナイデント3」の動作

PS3ホームメニュー

○ デジタル/アナログ両方問題なし

PS3規格ソフトウェア

○ デジタル/アナログ両方問題なし 振動なし

PS2規格ソフトウェア

△ アナログモードで動作、振動あり(「Rez」では振動せず)

PS規格ソフトウェア

○ デジタル/アナログ両方問題なし 振動なし

PSボタン操作

× PSボタン操作が無いため不可

アナログボタン感度

△ 50%、80%、100%の3段階で認識
○……動作、△……動作すれども何らかの違いがある、×……動作しない

・ゲームテック「ツナイデント3」

システムソフトウェアVer3.00における「ツナイデント3」の動作

PS3ホームメニュー

○ デジタル/アナログ両方問題なし

PS3規格ソフトウェア

○ アナログモードで動作 振動なし

PS2規格ソフトウェア

○ アナログモードで動作 振動なし

PS規格ソフトウェア

○ アナログモードで動作

PSボタン操作

△ モード切替ボタンで長押しメニュー表示が可能

アナログボタン感度

○ 1%〜100%までをリニアに認識
○……動作、△……動作すれども何らかの違いがある、×……動作しない

・サンワサプライ「JY-PSUAD1」

システムソフトウェアVer3.00における「JY-PSUAD1」の動作

PS3ホームメニュー

○ デジタル/アナログ両方問題なし

PS3規格ソフトウェア

△ 振動なし、タイトルによっては動作しない

PS2規格ソフトウェア

△ アナログモードで動作 振動あり

PS規格ソフトウェア

○ アナログモードで動作 振動あり弱め

PSボタン操作

× PSボタン操作が無いため不可

アナログボタン感度

△ 50%、80%、100%の3段階で認識
○……動作、△……動作すれども何らかの違いがある、×……動作しない

・エレコム「JC-PS201USV」

システムソフトウェアVer3.00における「JC-PS201USV」の動作

PS3ホームメニュー

○ デジタル/アナログ両方問題なし

PS3規格ソフトウェア

△ 振動なし、タイトルによっては動作しない

PS2規格ソフトウェア

△ アナログモードで動作 振動あり弱め(「Rez」では振動せず)

PS規格ソフトウェア

○ アナログ/デジタル両モードで動作

PSボタン操作

× PSボタン操作が無いため不可

アナログボタン感度

△ 50%、80%、100%の3段階で認識
○……動作、△……動作すれども何らかの違いがある、×……動作しない




● アナログスティックと方向パッドの位置を入れ替えられる変わり種Xbox 360用コントローラー

「CYBORG RUMBLE PAD」



スティックと方向パッドが配置されている灰色の部分が、取り外して入れ替え可能な部分だ
取り外すと写真のような状態になる。ここから好みの向きにしてはめ込むだけで使用できるようになる。プレイ中の交換も可能だ
背面の灰色の部分を押し込めばスティックと方向パッドのパーツが外れる

 海外メーカーのMad Catz(Saitek)がリリースしているXbox 360用コントローラーだ(ブランドロゴはSaitekだが、Saitekは2007年11月、Mad Catz傘下となった)。日本ではMSYが販売を行なうことになり、今後もMad Catzのコントローラーを発売する予定になっている。日本ではXbox 360用の周辺機器が少ないだけに嬉しいところだ。

 この「CYBORG RUMBLE PAD」はアナログスティックと方向パッドの場所を入れ替えられるのが最大の特徴だ。純正のXbox 360コントローラーと同じ配置でも使えるし、入れ替えてアナログスティックを横並びにすることもできる。配置を変える時はコントローラーの背面にある丸い部分を押すとアナログスティックと方向パッドのパーツを外す。それを向きを変えてはめ込むだけだ。

 パッドの表面はラバーコーティングが施されていて、サラサラながらしっとりとした手触りになっている。ボタン数やスティック、方向パッドなどの基本的な機能は純正のコントローラーと同じ。連射機能などは備えておらず、ボイスコミュニケータを接続する端子は純正コントローラー同様に下部に備えている。機能面ではまさしく純正と変わらない。

 純正コントローラーにサイズ面も近いのだが、比べると一回りほど大きめになっている。形状もほとんどは純正コントローラーに近いが、背面のくぼみが控えめで平たくなっている。そのため、グリップ部分が非常に大きく感じられる。そうしたサイズと形状の理由から、手に持ってみると相当大きく感じられる。研究所員は成人男性で手がそこそこ大きいのだが、それでもこのコントローラーは大きいと感じるほどだ。

 重量は約256g。バッテリーパックを装着した無線式の純正コントローラーが約274gなので、それよりは少し軽いが、有線式の純正コントローラーは約223gなので比較するとだいぶ重い。

 各種ボタン、アナログスティック、方向パッドに関してだが、まずA/B/X/Yボタンは材質や押下したときの感触が純正コントローラーに非常に近い。純正よりもクリック感が少し強い程度だ。LB/RB、LT/RTも基本的には純正に近いのだが、材質の違いから少しパサついた手触りになっている。

 Xboxガイドボタンの作りも基本的には純正の作りに沿ったものになっていて、コントローラー番号に応じてボタンのフチが光るのも同様だ。

 アナログスティックはスティックの高さが純正よりも約3〜4mmほど高い。また先端の形状も純正がくぼみ型なのに対して丸形になっており、感触はかなり異なっている。1番影響が出ているのは高さの違いで、元々大きいコントローラーなのに加えて高さがあるため、さらに手を大きく広げて持つようになる。スティックを倒したときの重さや感触は純正に近くていい具合だ。ただ高さがある分だけ倒しきるまでのストロークが深めになっている。

 方向パッドは純正と同様の丸形で十字の型がついているところも同じ。直径もほとんど同様となっている。ただ押した時の感触には違いがあって、純正よりも少し重くてグニッとした感触になっている。

 本体との接続ケーブルは約3mとかなり長め。この長さは海外メーカー製ならではの作りと言えるだろう。また、ケーブルの先端側には純正コントローラーのケーブル同様に途中で分離するソケットが備えられている。


スティックと方向パッドが入れ替えられる以外、基本的な機能は純正の有線コントローラーとほぼ同じ。形状も同じように作られている。だが、下段の写真を見るとわかるように、純正コントローラーと比較すると一回りほど大きいサイズになっている
横幅が大きいだけでなく、背面の反り返りが少ないためグリップがかなり大きくなっている。手の大きい人でも大きいと感じるサイズだ

 実際にゲームプレイを試してみた。手に持ったときのホールド感は純正コントローラーに近い形状をしているだけにその感触に近いのだが、やはり大きさがネックだ。手が小さい人だと扱いにくいと感じるのではと思う。だが操作しづらいと感じるほどではなく操作感は悪くない。ボタンやスティック等の操作感は、全体に少しグニッとした感触になっているものの、基本的には純正コントローラーに近い。

 ただ、はっきりと純正コントローラーと違う点もある。それは振動機能だ。このコントローラーの振動は音が大きくて振動の感触が独特。「ヴーン!」という、はっきりとモーター音とわかるような大きい音が鳴る。振動もかなり強めで強い振動のあとにモーターが止まるまでの余力が伝わってくるほど。音が大きくてその音自体もモーター音とはっきりとわかるところがちょっと残念だ。だが、ダイナミックな振動はいかにも海外グッズという味わいがあって独特な面白さも感じる。

 最大の特徴であるスティックと方向パッドの位置を入れ替えられることだが、標準位置にしているときの使い勝手や機能は純正コントローラーとほぼ同じ。言うなればちょっと大きめの純正有線コントローラーみたいなものだ。だが、これを入れ替えてみるとプレイステーション系コントローラーの配置に近くなる。

 使い始め当初はXbox 360のゲームをPS系コントローラーの配置で遊ぶのには慣れが必要かとも思ったのだが、案外すんなりと扱えた。ソフトのジャンルや好みに合わせて変えられるのは大きなメリットで、特にPS3やWii(クラシックコントローラー)とXbox 360を併用している人にとっては配置を統一できるのは嬉しいところだろう。だがそれだけに、方向パッドの感触がちょっとグニグニしていて重いところは残念。方向パッド自体は入力の精度もそこそこに良くて、斜め方向入力なども操作ミスはでにくいのだが、もう少しクリック感が欲しいと感じた。

 アナログスティックと方向パッドの位置を交換できるところが魅力のコントローラーで、着脱も簡単。配置を入れ替えても案外しっくりくるところが実際に試してみて面白かったところだ。だが、全体サイズの大きさや振動時のモーター音が大きいところはちょっとネック。海外メーカーのグッズらしさと言えるが、特にモーター音についてはプレイに没頭するのには邪魔に感じられてしまうところがあった。

 なお、この製品も、PC用に利用することができる。公式サイトで対応をうたっているのはWindows XP/Vista。利用する場合は、公式サイトより、コントローラーのドライバとSSTソフトウェアをダウンロード、インストールする必要がある。



● DSi/DSLの十字ボタンに貼って操作性を向上! 収納時はストラップにつけておけるアタッチメント

「CYBER・アシストコイン」



ストラップ型ケースに収納して持ち運べるコイン型の十字ボタンアタッチメント
実際にケースとコインを装着したところ。接地面にシリコン粘着素材を使うことで何度でも貼り直しができるようになっている

 DSiやDS Liteの十字ボタンに被せて操作性をアップできるアタッチメントグッズだ。DSは折りたたみ形状の筐体ゆえに、こうしたボタンに被せるタイプのグッズは難しく、数も少なかった。このグッズでは、接着面にシリコン素材を使い繰り返し使えるようにして、普段はストラップのケースに収納しておくという方式を採っている。

 十字ボタンに被せるパーツはコイン型で、丸形の土台に十字の型がついている。背面には十字にシリコン粘着素材が最初から貼り付けられていて、そのまま本体の十字ボタンに貼り付けるだけですぐに使えるようになっている。コインの厚みは約3mmほどで、プレイを終えた後にはストラップ型ケースに収納する。

 ストラップ型ケースは約5cmほどの長さのストラップに四角い収納部がくっついている。収納部には丸いくぼみがあって、十字ボタン用のコインを差し込むようにしてはめ込むと固定される。取り出す時は土台を少し反らせるようにすると簡単に外せる。

 実際にDSiに十字ボタン用のコインを付けてゲームをプレイしてみた。もともと何も付けていない状態のDSiは十字ボタンにあまり高さがなく、本体自体の厚みも薄いため、アクション性の高いゲームの操作はちょっと厳しいと感じるところがある。そこでこうしたアタッチメントを併用するわけだ。この十字ボタン用コインを付けることで高さも出て操作しやすくなった。また厚みも加わるため若干だが持ちやすくもなる。

 ただ、十字ボタン用コイン越しに十字ボタンを押し込む感覚は、少し気になるところがある。コイン越しに本体十字ボタンのプチプチとしたクリック感が響いてくるようになり、コイン越しなのでクリック感や操作の感触は鈍くなる。感触が鈍くなった分だけ細かな操作がちょっとしづらくなったように感じた。そのあたりにはだいぶ慣れが必要かもしれない。

 また、接着面のシリコンは頻繁に着脱することを考慮してか、あまり粘着力が強くなく、アタッチメントをしっかりと貼り付けないと、コインの隅を押した時に浮いて剥がれてしまうことがあった。せっかくのアイデアなのだが、もう少し粘着力を高めるか、もしくは別の固定方式だったほうがよかったかもしれない。

 プレイしていない時にはストラップ型ケースに閉まっておくという方式で十字ボタン用のアタッチメントを持ち運ぶというユニークなグッズ。だが、装着時の操作感に少し慣れが必要に感じたところや、粘着力が弱めで使用中に剥がれることがあったのも気になったところだ。方向性としては面白く、グリップアタッチメント系のグッズと併用するとさらに効果がアップできる。十字ボタン操作が中心のアクションタイトルなどをプレイするときに試してみるのも良いかもしれない。


十字ボタンの高さにコインの高さが加わって適度に高さが出て、本体を持ちやすくなる。丸型のコインなので十字ボタンよりも斜め方向が入れやすくはなるのだが、操作感や押下感が少し鈍くなるところがある。また、頻繁に着脱するためか粘着力が弱めで、使用中に剥がれてしまうときもあった




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(2009年 9月 9日)

[Reported by ゲーム環境向上委員会]



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