山村智美の「ぼくらとゲームの」

連載第51回

「ポケモンGO」のエーフィ・ブラッキー進化方法が本家ゲームを現実で再現するかのようで面白い話

この連載は、ゲーム好きのライター山村智美が、ゲームタイトル、話題、イベント、そのほかゲームにまつわるあれやこれやを“ゆるく”伝えるコラムです。毎週、水曜日に掲載予定。ちなみに連載タイトルは、本当は「ぼくらとゲームの間にある期待の気持ち」。新しい体験の、その発売を、いつでも楽しみにしている期待の気持ち。そのままだと連載タイトルとしては長すぎたので……「ぼくらとゲームの」。

「今週、久々に『ポケモンGO』を起動したけど楽しい!」ってなった人、結構多いのではないでしょうか?「ポケモンGO」に「ポケットモンスター 金・銀」から80種類以上のポケモンが追加される待望のアップデートが行なわれました。

バリバリやり込むゲーム好きな人からすると、ちょっとアップデートのペースやコンテンツのバリエーションに物足りない感じが出てしまった印象のある「ポケモンGO」ですけど、こういう大きなアップデートがくると、特にポケモンの追加というメインどころがくると、やっぱり気になっちゃいますよね。

ジョウト地方のポケモンというと、先行してタマゴから登場していたベイビィポケモンのピチューやトゲピィをはじめ、ヒメグマとかメリープとかエイパムなどかわいいポケモンが多いですし、一方で、ソーナンスとか、アンノーンとかの一歩ひねりの効いたポケモンもいたりと個性的。

イーブイの進化先も「エーフィ」と「ブラッキー」も追加されていますが、こちらは早くも進化を確定させる方法が判明したようです。

方法は2つあるようで、

ひとつは、シャワーズ、サンダース、ブースターの3種と同じように、イーブイを特定の名前にしてから進化させるというもの。

エーフィに進化させたいときはイーブイの名前を「サクラ」に、

ブラッキーに進化させたいときはイーブイの名前を「タマオ」に、

変更してから進化させると確実になるそうです。

もうひとつは、イーブイを相棒ポケモンに設定してから、たっぷりと歩いて(10kmほど)から、日中に進化させるとエーフィに、夜に進化させるとブラッキーになるというもの。

これは本家の「ポケモン」シリーズでも、なつき度を上げてからゲーム中の昼か夜に進化させるとエーフィやブラッキーになるというものがありましたが、その現実版とも言えるものですね。

相棒ポケモンに設定して10kmほども歩いたなら、なつき度も上がるというもの。

そして、現実時間の日中か夜かということもしっかりと使っています。

イーブイの進化先に追加されたエーフィとブラッキーも、名前を変更して進化させることで進化先を確定させる方法がありました

このエーフィ・ブラッキー進化の確定方法ですが、2つ目のゲーム再現的な方法が実装されているのが面白いなぁと感じて。

原作のゲーム中にあった要素を、ちょっと違った形ではありますけど現実で同じように自分が行動して、時間を見て進化させるというわけで、まさにトレーナー気分であり、疑似体験。

「ポケモンGO」はそもそもARを使って、現実世界にポケモンが現われたような体験、そしてそれを捕まえるという体験ができるというものですが、

その方向性をさらに広げて、現実を舞台にポケモントレーナーそのものな遊びがもっとできるようになってくれるといいなと思います。

ちなみに、今回のアップデートではほかにも、進化先が新たに追加されたポケモンもいるようで。ただ、それら進化先が追加されたポケモンを進化させるには、「進化アイテム」という新しいアイテムが必要なようです。こちらはポケストップから低確率で手に入るようです。

進化先が新たに追加されたポケモンもいます。ただし、それらポケモンを進化させるには「進化アイテム」が必要に

さらにアンノーンも1種類だけじゃなくいろんな形が存在するらしい……などなど、かなりたくさんの要素が加わっているようなので、昨年に一気に遊んで最近はご無沙汰だった人も、ぜひチェックしてみてください。

まだ捕まえていないポケモンのシルエットがたくさん出てくるのは、結構テンション上がりますよ。

ではでは、今回はこのへんで。また来週。