PS3/PS Vitaゲームレビュー

超ヒロイン戦記 (スーパーヒロインクロニクル)

10作品のヒロインが集結! カワイイだけじゃない! こだわりのバトルシステムを搭載!

ジャンル:
シミュレーションRPG
発売元:
バンダイナムコゲームス
プラットフォーム:
PS3 / PS Vita
価格:
8,480円 (PS3)
7,480円 (PS Vita)
発売日:
2月6日
プレイ人数:
1人
レーティング:
CERO:C(15歳以上対象)
Amazonで購入

 2月6日、バンダイナムコゲームスは、プレイステーション 3/PlayStation Vita用シミュレーションRPG「超ヒロイン戦記」(スーパーヒロインクロニクル)を発売した。価格は、PS3版が8,480円、PS Vita版が7,480円。初回封入特典は「ペラかみちゅう体温計」。本作は、「クイーンズブレイド スパイラルカオス」や「クイーンズゲイト スパイラルカオス」を手がけたチームが開発を手がけている。

 今回はPS3版をプレイしてみた。データインストールは必須で、1,377MB以上の空き容量が必要となる。早速、全10作品のヒロインが登場する本作の魅力を紹介していきたい。

作品の垣根を越え、新旧10作品からヒロインが登場! オリジナルストーリーながら、原作を反映したストーリーも収録!

 全10作品からヒロインが参戦する本作。「ひぐらしのなく頃に」や「ゼロの使い魔F」といった誰もが知っている作品から、現在放映中の「そにアニ」の主人公「すーぱーそに子」に至るまで、幅広いラインナップになっている。さらにノエル=風祭(CV:佐藤利奈さん)、める=らんしぇる(CV:金子寿子さん)、クロード(CV:下野紘さん)ら、オリジナルキャラクターも登場する。

【参戦作品】
快盗天使ツインエンジェル
京騒戯画
デ・ジ・キャラット
戦姫絶唱シンフォギア
すーぱーそに子
ひぐらしのなく頃に
緋弾のアリア
IS<インフィニット・ストラトス>
ゼロの使い魔F
ドリームハンター麗夢
【オリジナルキャラクター】
クロード
ノエル
める

※各作品からの登場キャラクターに関しては公式HPを参照いただきたい

 この10作品のキャラクターが一堂に会するのは本作が初めてなので、ストーリーは当然オリジナルだが、雛見沢村でオヤシロさまが……というように原作を反映したストーリーも用意されている。

 シナリオ会話はボイスは無しだが、戦闘シーンやシナリオ間に1回だけ1人のヒロインと会話できる「フリートーク」におけるヒロインはボイス有りになっている。また、特定のシナリオでは複数作品のキャラクターによるオリジナルアニメーションが挿入される。本作だけでしか見ることのできない必見のアニメーションだ。

各シナリオのテキストボリュームは多いうえに、シナリオは全60話以上という大ボリューム。さらに特定ポイントでは、シナリオ分岐もあり、周回プレイが楽しめる

基本はベーシックなシミュレーションRPGのシステムながら、独自の戦闘システムを数多く搭載!

 マス目で区切られたステージ上でコマンドを使ってユニットを操作するというベーシックなシミュレーションRPGのシステムながら、独自の戦闘システムが数多く搭載されている。

 ユニットの基本的なコマンドは、移動/待機/攻撃/スキルの4つ。攻撃や待機の後には4方向から向きが選択できる。どの向きから攻撃するか、されるかは命中率などに関わってくる。

 スキルは使ってもユニットの行動ターンは消費されないという自由度が高めのコマンドになっている。このため、移動先でスキルを使っても、キャンセルすれば元の位置に戻り、続いて別の場所へ移動し、再びスキルを使ったりすることができる。

基本はベーシックな作り。シミュレーションRPGを遊んだことがあれば、基本操作について迷うことはないだろう。向きや高さの概念もあり、背後や高所から攻撃すれば有利に戦える
スキルは移動前、移動後どちらでも使えることに加え、スキル使用後でもキャンセルすれば移動前の場所に戻って、別の行動ができる。なお、スキル使用時にはSPというポイントを消費する
動かせるユニットの中では唯一男性キャラクターのクロード。彼のみ、通常のコマンドに回復魔法がある。回復自体は他のキャラクターでもスキルで使用できるが、クロードの回復魔法はスキルではないため、SP消費なく使える

 攻撃は、複数の攻撃技を組み合わせて行なう。技の使用にはAPを消費するため、APがない場合には攻撃できない。これは敵・味方同様なので、わざと敵に攻撃させて、APを消費させてしまえば、敵は防御するしかなくなる。

技を組み合わせて、コンボを作る。技やコンボ数の上限はレベルが上がると増えていく。おまかせでコンボを組んでもらうことも可能だ。なお、攻撃をされた側は反撃/防御/回避の3つから行動を選択する。本作では、攻撃側のコンボが全て終わった後に反撃側のコンボとなるため、攻撃側が非常に有利。攻撃時のコンボで敵を倒せれば、ダメージを受けることはない
SDキャラクターと等身イラストの連動するフラッシュオーバーアニメーションで描かれる迫力の戦闘シーン。もちろんフルボイスだ

 ユニットには通常のHPの他に、ATK/SPD/HITと3種類の能力HPが存在する。敵をノックダウン(撃破)するには、通常のHPを0にするか、3種の能力HP全てを0にする必要がある。どの能力HPにダメージを与えやすいかは、攻撃時に使用する技に依存する。

 能力HPはターン開始時に一定量回復するが、破壊されるとそのステージでは回復しなくなってしまう。例えば、能力HP:ATKが0になると攻撃不能になるなど、1つでも0すればかなり有利になるが、逆にやられてしまうと大きな痛手となってしまう。

 この能力HPは他の戦闘システムに大きく関与してくる。まず、本作にはソウルリンクというものがある。ソウルリンクには、発動に必要なエリア「シンパシーエリア」に同じソウルを習得しているユニットが1人以上存在する場合に、ターン開始時にHP5%回復といった効果がある。

シンパシーエリア内に同じソウルを習得しているユニットがいれば、ソウルリンク効果が発動。人数が多いほど、ソウルリンクの効果がアップする。シンパシーエリアの形状はユニットにより異なり、特定のレベルに達するとエリアが拡大する。また、特定の組み合わせでソウルリンクを発動させると、キャラクター同士の特別な会話(ボイス付き)も発生する

 シンパシーエリア内に味方ユニットがいるときに攻撃すると、ソウルシンパシーに必要なソウルクリスタルが最大3個まで蓄積される。

 ソウルシンパシーは、攻撃ユニットがATK/SPD/HITのいずれかの能力HPを0にした時に、シンパシーエリア内にいるユニットに加勢してもらい、追加で能力HPにダメージを与えることができるシステムで、1回使用するごとにソウルクリスタルを1つ消費する。

能力HPを破壊すればソウルシンパシーでの追撃チャンス!
シンパシーエリアに味方ユニットがいない場合はエクストラアタックとして、セットしたコンボとは別に、自ら追加攻撃を繰り出せる

 HPと3つの能力HPを同時に0にすると、W(ダブル)インパクトが発動する。表示されたコマンドを制限時間内に入力することで最大3回までの追撃が可能になるシステム。Wインパクト時には、ボーナスとしてアイテムが獲得できるので、狙える場面では狙っておきたい。なお、本作では戦闘アニメをON/OFFできるが、OFFにしていると、ソウルシンパシーやWインパクトは発動しない。

HPと3つの能力HPを同時に0にするとWインパクトが発動。追加アイテムが獲得できる。ボスクラスの敵に決めるとレアアイテムが獲得できることも。コツを掴むまではHPが0になってしまうかもしれないが、2つの能力HPを0にしておいて、HPと残った1つの能力HPを同時に0にすると簡単だ。クロードの回復魔法で敵を回復したり、中断セーブ機能を利用すればより発動させやすくなる

 他にも、攻撃をしたり、能力HPを0にしたりすることで、蓄積され、特殊な技の使用などに関わるヒロイックブースト、マップ上で直接対象を攻撃できる遠距離攻撃、属性といったシステムなども存在する。

攻撃をしたり、能力HPを0にするとヒロイックブーストのステップがアップしていく。ステップの段階は能力HPの左側に表示される羽で確認できる(画面右下)。ステップアップすると、APの回復量が増加したり、強力な技が使用可能になる
遠距離攻撃ではマップ上で直接対象を攻撃するため、反撃を受けることがない。範囲内にいる敵全てに攻撃することができるものなど、様々な攻撃がある
ユニットには、友/絆/心/滅のいずれかの属性がある。友は心に、心は絆に、絆は友に有利であり、攻撃時のダメージがアップする。滅は友/絆/心の全てに対して有利になる
スキル使用などにより、発生する状態異常。毒(フェイズ開始時に最大HPの10%分のHPが減少)や凍結(移動できなくなる)など種類は豊富。中でも麻痺(全ての行動が行なえなくなり、回避率が0になる)はかなり強力だ
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(木原卓)