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★ PS3/Xbox 360ゲームレビュー★
“その後”の話が楽しめる
“ペルソナファン”も“格闘ゲームファン”も存分に楽しめる1本
「ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ」
ジャンル:
2D対戦格闘
発売元:
アトラス
開発元:
アークシステムワークス
プラットフォーム:
PS3 / Xbox 360
価格:
7,329円
発売日:
7月26日
プレイ人数:
1〜2人
レーティング:
CERO:B (12歳以上対象)
Amazonで購入

 「ペルソナ4」。そのエンディングから2カ月後が舞台となった、アーケードでも好評稼働中の対戦格闘ゲーム「ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ(以下、『P4U』)」。「ペルソナ」シリーズのファンも、対戦格闘ジャンルのファンも、どちらも楽しめる作品となっている。

 そんな本作だけに、「ペルソナシリーズは好きだけど格闘ゲームはやったことがないのですが楽しめる?」と不安に思う人もいるだろうし、逆に「ペルソナシリーズはやっていないけど対戦格闘ゲームとして面白いですか?」という疑問を持つ人もいるはず。このレビューではその両面から本作の魅力をまとめていこう。


― Story ―

「ペルソナ4」のエンディングから2カ月後――。
3年生に進学した主人公達が遭遇した、新たな事件!

世間を騒がせていた「怪奇連続殺人事件」が解決し、
稲羽市にはかつての平穏が戻っていた。

しかし、それもつかの間。
主人公たちが3年に進学した年のゴールデンウィーク、
町は新たな噂でもちきりになっていた。

雨の夜、消えているテレビを覗くと見えるという、
不思議な“番組”の噂。番組の名は“P-1 Grand Prix”。

高校生の友だち同士が殺し合いの決着を付ける、
決死の格闘ショウである。なんでも、
「負けたヤツは翌朝死体として発見される」という噂も――。

“番組”を見てみると、画面に現われた“クマ”が
ショウの開催を宣言する。

「男の中の男たち、出てこいクマ!」

そして紹介される出場選手たち。
そこにはキャラクターをでっちあげられた自分たちの姿が……。
はたして、この番組はクマのお茶目な悪ふざけなのか!?

そんな中、番組が始まるのと時を同じくして、仲間たちが相次いで失踪。
さらに、TVの中にいた“クマ”とも連絡が取れなくなった。
この異常な事態に気付いた“自称特別捜査隊”の面々は、
事件を解決するべく再びTVの中にダイブする。

謎の番組の正体とは……?




■ 「ペルソナ4」のその後が語られる。あの「ペルソナ3」のキャラも参戦し、豪華ボリュームのストーリーが楽しめる

「ペルソナ4」のエンディングから2カ月後に稲羽市で起きた物語が展開されるストーリーモード。シリーズの正当な後継作品として、ボリュームたっぷりの物語が楽しめる

 本作のストーリーモードで楽しめる物語は、「ペルソナ4」のエンディングから2カ月後のこと。怪奇連続殺人事件も解決して平穏な日々を取り戻した稲羽市に、「ペルソナ4」の主人公である鳴上悠がゴールデンウィークに遊びに来たところからはじまっていく。

 仲間達との楽しい再会となるはずだったのだが……。稲羽市では、今はもう映らなくなったはずの「マヨナカテレビ」が、再び映るようになったという噂が流れていた。番組の名は“P-1 Grand Prix”。そこに映っていたのは、鳴上悠をはじめとした「自称特別捜査隊」の仲間達の姿だった――。

 こうして語られる“ゴールデンウィークに起きた新たな事件”。失踪した仲間達、再び映り始めたマヨナカテレビ、そしてテレビの中に広がる異様な世界と奇妙な大会。新たな事件を解決すべく、再びテレビの中へとダイブしていく。

 この物語では「ペルソナ4」に登場したおなじみのメンバーはもちろんとして、「ペルソナ3」に登場した桐条美鶴、真田明彦、アイギス、さらにはエリザベスも登場! 「ペルソナ3」の後日談とも言える要素も加わっている。

 「ペルソナ4」の世界においても、これまでに描かれなかったようなシーンなども描かれており、世界観をより膨らませて、楽しめるものになっている。


ストーリモードはキャラクターごとに物語が展開されるスタイルとなっている

「ペルソナ4」エンディング後のそれぞれのキャラクターの姿など、より世界観の魅力を高めてくれるようなシーンも満載
「P4U」のストーリーには、「ペルソナ4」の登場人物だけでなく、「ペルソナ3」に登場したキャラクターも関わってくる。あのエリザベスも登場!

 ストーリーモードの形式はいわゆるノベルゲームのスタイルで物語が綴られていく。それぞれのキャラクターの視点で物語が展開され、テレビの中の世界と“P-1 Grand Prix”を探っていく。話の展開がP-1 Grand Prixの試合になだれこむと、格闘ゲーム形式で対戦が入るというものだ。この試合での難易度は控えめになっているので、格闘ゲームに慣れていない人でもスムーズに楽しめるだろう。

 ストーリーはキャラクターごとに用意されていて、プレイ開始時にキャラクターを選択し、そのキャラクターの物語を読み進めていくという方式。最初は「ペルソナ4」のメインキャラである鳴上悠、花村陽介、里中千枝、天城雪子の4人から選択可能だが、そのほかのキャラクターのストーリーもこの4人のストーリーを進めていくことで開放されていく。

 そのテキスト量と読み応えはかなりのものがあり、全キャラクター分を丁寧にコンプリートしていくと、20〜30時間ぐらいのボリュームがある。このストーリーモード単体でも1本のノベルゲームとして十分に成立するのではと思えるほどのものだ。このストーリーモードを目当てに購入するというのも有りだろう。

 

 快適に読み進めていくための機能もしっかりとフォローされていて、セーブ機能は当然として、バックログやスキップ、オートリード機能など、ノベルタイプのゲームとして欲しい機能は一通り揃えられている。遊びやすさのための配慮はしっかりとなされている。

 ストーリーを実際に楽しんでみた印象としては、プレイ序盤では少し心理描写や情景描写が冗長なところを感じるが、物語の核心に迫っていく後半のストーリーはテンポが良く展開に勢いもあって秀逸。事件の真相へと一気に読み進めたくなる。「ペルソナ4」と「ペルソナ3」の世界に、新しい展開と魅力を加えているところもあるので、ファン必見の内容となっている。

 やはり後日談という前提の物語ではあるので、「ペルソナ4」を(できれば「ペルソナ3」も)プレイ済みであるとより楽しめるという側面はある。だが、このストーリーモードおよび格闘ゲームから「ペルソナ」という作品に興味をもって、それぞれのゲームやアニメに手を伸ばしてみるのも、いい選択ではないだろうか。



■ 奥深く楽しめる「格闘ゲーム」。ペルソナという作品の個性を存分に活かした、スピーディーなバトルが楽しめる

使用できるキャラクターは「ペルソナ4」と「ペルソナ3」のキャラクターが11人、さらに本作からの新キャラクター「ラビリス」と「シャドウラビリス」の、合計13人となっている
使用キャラ本人だけでなく、それぞれのペルソナも動かせるのが本作の大きな特徴。画像のように主人公(鳴上悠)ならペルソナのイザナギとコンビネーションさせた攻撃が可能
多彩なジャンプから、空中ダッシュや空中ガードもあり、空中戦の攻防も重要な本作。スピーディーな攻め合いを楽しめる
Aボタンを連打するだけでコマンド技のスキルも組み込まれたコンボができる。初心者でもコンボを決める気持ちよさを楽しめる。そこからのステップアップも豊富
バーストで相手のラッシュをストップ! ほとんどのアクションがボタン同時押しで手軽に発動可能で、初心者の遊びやすさはもちろんとして、上級者に対戦の奥深さを与えるシステムが多彩にある

 「P4U」の格闘ゲーム部分は、1レバー4ボタンでプレイする、いわゆる2D格闘ゲームで、開発を手がけたのはアークシステムワークス。アークシステムワークスは「ギルティギア」シリーズや「ブレイブブルー」シリーズといった人気2D格闘ゲームを手がけてきており、格闘ゲームファンならこの「P4U」もそれらタイトルのエッセンスを持った新作と表現すると、感触的な部分は伝わりやすいかもしれない。

 「P4U」の良さは、ペルソナシリーズ原作のキャラクターの個性や技、世界観などをうまく活かして格闘ゲームの形に落とし込んでいるところにある。キャラクター本人だけでなく、ペルソナも駆使する戦い方が可能で、いわゆる“必殺技”も、RPG作品にあったジオやアギといった“スキル”という形で組み込んでいる。キャラクターのモーションも動きそのものを楽しめる豊富なパターンがあり、原作の持つテイストを上手くいかして、本格的な格闘ゲームを楽しめるよう仕上げられている。

 格闘ゲームとしての「P4U」は、特徴的なシステムが非常に多く、独特な面白さがある。特徴的なシステムの中でも、最も代表的なものに「ペルソナ」による攻撃がある。AボタンBボタンはそれぞれキャラクター本人の弱攻撃と強攻撃になっているが、Cボタンは“ペルソナアタック”、Dボタンは“ペルソナラッシュ”という攻撃になっている。

 Cボタンのペルソナアタックはペルソナによる基本攻撃で、A>B>Cとコンボを繋げていくなどコンボに組み込むなどが基本的な使い方。一方でDボタンのペルソナラッシュはキャラクターによって異なる特殊な攻撃となっているが、例えば主人公(鳴上悠)であれば、彼のペルソナであるイザナギが攻撃判定の長く続く攻撃を出し、その間に本人も攻撃を重ねられる。

 ペルソナは基本的に本人のそばに出現するが、動きによっては離れた位置に出させたり、相手キャラクターをはさみこむような状態にもできるところがユニーク。本人とペルソナという2体によるコンビネーションは独特だ。

 ゲームスピードは速めで、特殊アクションも多彩。スピーディーに攻めの応酬を繰り広げるというゲームで、ダッシュやバックステップといったアクションはもちろん、ジャンプだけでも通常のジャンプのほかに2段ジャンプやハイジャンプがある。相手のふところに飛び込んだり、動きで相手のガードを崩したりといった要素が豊富だ。

 また空中ダッシュと空中ガードもあり、空中から素早く相手へと接近したり、互いが空中で接触しての攻防があったりする。地上での攻防はもちろんだが、まず空中から相手のふところに飛び込んでいくという傾向が強めなのも独特だ。

 特殊攻撃では“ボコスカアタック”が印象的。A+Bボタン同時押しで発動する中段攻撃で、ヒットすると「ペルソナ4」や「ペルソナ3」の総攻撃のような、煙が巻き上がるなかでボカスカと攻撃をあてまくるというアクションになる。原作の印象深いアクションを、特殊な性質を持った中段攻撃に組み込めているところもまた、作りの上手さを感じさせる。

 このように“アクションが多彩で独特な面白さやかけひきがある”というと、ちょっと難しそうな印象を受けるかもしれないが、本作はむしろ格闘ゲーム初心者でも入っていきやすいゲームとなっている。

 その代表例が“Aボタン連打でのコンボ”。Aボタンを連打していれば自動的にスキルを組みこんだコンボを繰り出せる。格闘ゲームでは「ダメージを与えられるところでしっかり取っていく」ということが大事で、そのためにはコマンド技も駆使したコンボをきっちり決めていくことが望ましいが、本作ではそれをとりあえずAボタン連打のコンボでもできる。コンボを決める気持ちよさをまず手軽に味わうというには十分で、そうした気持ちよさを知ってから、より本格的なコンボへとステップアップしていく入口になっている。

 もちろん、A連打コンボというのは最初のステップであり、よりダメージの高いコンボもあるので、上達の道や奥深さもあり、「ペルソナ」シリーズならではの、ペルソナやスキルを組み込んだコンボの多彩さも魅力的だ。

 また、「一方的に攻撃されまくって何もできない」なんていう経験もあるかもしれないが、本作には相手の攻撃をはねのける“バースト”というシステムもある。A+C+Dボタン同時押しで発動し、ダメージの大きいコンボを決められている時や、画面端に追い詰められて抜け出せない時など、バーストで抜け出せる。バーストは時間回復式のゲージが満タンの時に1回使えるというもので、だいたい1試合(2本先取として)に1〜2回使える。

 このバーストも、初心者の人なら“てっとりばやく相手の攻撃を跳ね返せるもの”として使えるが、初心者以上のプレーヤーになると、“ダメージが大きいコンボを中断させる命綱”のような、重要なテクニックとなる。最初はなんとなく使っているものでも、理解度が進むと戦略的に使っていけるようになるような、初心者にも上級者にも重要なテクニックというわけだ。

 本作のシステムはこのバーストをはじめとして、どれも“初心者にとってありがたく、上級者には面白く使える”というものが多いという印象がある。

 このほかにも、B+Dボタンで発動する「逆ギレアクション」(無敵判定のある反撃技)や、A+Cボタンで発動する「クイックエスケープ」(無敵判定のある移動アクション)など、対戦で駆使する特殊アクションがまだまだあるのだが、そのどれもが“ボタン同時押し”でできるようになっているのも特徴のひとつ。コマンド入力要らずで、スキル(必殺技)にしても、シンプルな入力になっている。

 アーケード版でも稼動している格闘ゲームというと「アーケードスティックがないと快適にプレイできないのでは?」と気にする方もいらっしゃるが、本作は4ボタン式だし、同時押しもL/Rなどに割り当てればパッドでも遊びやすい。そうしたところもまた、格闘ゲーム初心者でも入りやすよう工夫されている点と言えるだろう。


「ペルソナ」シリーズのバトルと言えば、印象深いのはコミカルな総攻撃。それが今作だと「ボコスカアタック」という特殊中段攻撃として組み込まれている。原作のテイストをうまく格闘ゲームに必須な要素に活かしている

キャラクターによって戦い方やプレイ感が大幅に変化。かなり個性的な格闘ゲームとなっているが、それでいてバランスは上手く取られていて奥深さがある

 さてさて、格闘ゲームと言えば、遊びこんだ先のプレイ感や面白さも気になるところ。実際に遊びこんでみた印象としては、個性的なシステムが目白押しだが、それらは理解しやすく、複雑すぎるということもない。むしろ一通り理解してからは対戦中のやり取りはシンプルに絞り込まれていくゲームと言ってもいいかもしれない。

 だが、やりこんでいくと「振り向き」(相手を飛び越えた時などに相手の方に向くアクション)やコンボ、相手の復帰起き上がりに重ねる2択にも奥深さがあり、読み合いも独特な面白さがある。多彩なシステムを活かした動きが楽しめて、上達する喜びも実感しやすいゲームだ。

 キャラクターバランスについても、キャラクターによって全く戦い方や意識が変わるほどに個性的なのに、どのキャラとも戦えるほどに上手く取られていると思える。ただ、一部キャラクターの強さが少し頭一つ抜けているという印象があって、ここだけはちょっと辛いところだろうか。そうしたところも少し感じたものの、全体には非常に上手く作られていて入り口は間口が広く、そして奥深くプレイの追求もしていけるゲームとなっている。



■ オンライン対戦は快適! トレーニングモードなども充実していて、欲しい機能が揃っている

オンライン対戦も快適に楽しめる。ランクマッチ、プレーヤーマッチがあり、ルーム設定や検索設定も細かく設定できるのが嬉しい

 家庭用の格闘ゲームタイトルと言えば、「オンライン対戦」や「トレーニングモード」の充実ぶりも気になるところ。本作はそのあたりもとても充実していて、快適に対戦を楽しめるゲームとなっている。

 醍醐味であるオンライン対戦では、勝敗でPSRというポイントや段位が上下していく「ランクマッチ」、ポイント関係なしに対戦ができる「プレーヤーマッチ」があり、それぞれルーム制でマッチングされる形式となっている。

 このルームを検索する時に、細かに検索条件を設定できるのが嬉しいところで、ランクマッチでは、プレイしている地域(エリア)、PSRによる相手の強さの範囲といった基本的なものから、通信速度(インターネット回線の相性)や試合完遂率(ランクマッチでの試合中断があったかどうか)といった項目も設定できる。

 またプレーヤーマッチでのルーム設定でも、対戦メンバーの組み合わせ方式(勝ち抜けで交代や、負け抜けで交代など)、同じプレーヤーが連続して対戦できる回数など、こちらも細かく設定できる。好みに合わせて快適な設定が可能なところが嬉しい。

 実際の対戦中の模様では、プレーヤー同士の互いの回線状況などが当然あるものの、平均的にラグも少なく、スピーディーなゲーム性をしっかり楽しめるものとなっている。読み込み時間も速くて快適だ。

 些細な事ではあるが、少し気になったのは、対戦後の結果表示画面で決定ボタンを押さないと次の試合に進まないというところ。試合後には今の対戦内容を振り返ったりと考えごとをすることも多いので、ついうっかり押し忘れてしまう。ここは一定時間表示して自動で次の画面に進んでくれても良かったかもしれない。


トレーニングモードも機能充実。シチュエーションの設定はもちろんとして、相手キャラに特定の動きをさせるレコーディングもあり、欲しい機能が揃っている

 プレイの練習をする「トレーニングモード」なども充実。「トレーニングモード」では体力設定などの各種設定を細かに設定できるし、相手キャラクターに特定の動きをさせるレコーディングもあり、こういうことができたら嬉しいのに、という機能が一通り揃っている。

 システムを理解していくための、そもそもの入り口であるチュートリアル的なものでは「レッスンモード」というものがあって、紹介してきたような本作の個性的なアクションをひとつひとつ学べるようになっている。

 さらに、各キャラクターの代表的なコンボを学んだり、高度なコンボに挑んだりできる「チャレンジモード」もあって、プレイし始めの入り口から一歩進んだコンボ練習、さらに実践的なトレーニングなど、初心者から上級者まで欲しくなる機能がきちんと用意されているのが嬉しい限りだ。



■ 各種モードが充実していて「ペルソナファン」&「格闘ゲームファン」のどちらにもオススメ

RPG作品の「ペルソナ」シリーズの良さがうまく活かされて、格闘ゲームとしても満足度の高い1本になっている。初心者から上級者まで楽しめる間口の広さがあり、「ペルソナファン」、「格闘ゲームファン」のどちらにもオススメできる作品だ

 本格的な格闘ゲームでありながら、家庭用にしかないオリジナルストーリーもそれ単独で成立するぐらいのボリュームで収録されているという、非常に面白い仕掛けの本作。ペルソナファンはストーリーやキャラクターの魅力から、格闘ゲームファンは格闘ゲームの魅力を通じてのペルソナという世界観の魅力に触れられる1本となっている。

 格闘ゲームとしての作りやバランス、攻防の面白さも、とてもクオリティの高いものとなっており、初心者の方が入っていきやすいように随所に配慮がなさているのが好印象だ。それでいて、上級者もがっつりやりこめる。オンライン対戦をはじめとしたモードも充実していて、満足度の高い1本だ。

 冒頭に書いた、“「ペルソナ」シリーズファンだけど格闘ゲーム初心者だという人でも大丈夫なのか?”、また“格闘ゲームファンの人にとってはどうなのか?”というところについては、どちらの人でも「ペルソナ」シリーズの魅力と格闘ゲームの魅力を楽しめる作品となっているといえるだろう。


Amazonで購入

(2012年 9月 18日)

[Reported by 山村智美 ]