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★ 3DSゲームレビュー★
初心者から上級者まで誰もが楽しめる!
シリーズ最新作が3DSで登場!
「世界樹の迷宮IV 伝承の巨神」
ジャンル:
3DダンジョンRPG
発売元:
インデックス/アトラス
開発元:
アトラス/インデックス
プラットフォーム:
3DS
価格:
6,279円
発売日:
7月5日
プレイ人数:
1人
レーティング:
CERO:A(全年齢対象)
Amazonで購入

 7月5日、株式会社インデックスのゲームブランドであるアトラスからニンテンドー3DS「世界樹の迷宮IV 伝承の巨神」が発売された。2007年に発売されたニンテンドーDSの第1作目から、多くの支持を集めている人気3DダンジョンRPGシリーズの最新作だ。

 自らの手で地図を作りだすマッピング、迷宮を徘徊し、戦闘中にも割り込んでくる強敵「F.O.E」、絶妙なゲームバランスといったシリーズを特徴付ける要素はそのままに、数々の新要素が追加されている。本稿では、それら新要素を中心に、本作の魅力を紹介していく。

戦闘はコマンド式、ターン制。多くの人に馴染みのあるシステムだ。そのバランスは見事なもので、シリーズが愛され続ける大きな要因の1つとなっている 基本はランダムエンカウントだが、F.O.Eと呼ばれる強敵が迷宮を徘徊している。戦闘ターン経過でも動くため、他の敵と戦闘中であっても油断できない
本シリーズと言えばマッピング。自らの手で情報を描き込み地図を作成していく。線を引いたり、アイコンを置いたりと、タッチパネルとの相性のいいシステムだ。自由文の入力も可能となっている
立体視に対応しているのはもちろんのこと、シリーズで初めて敵モンスターが3Dモデルに。3DSになったことで解像度が上がり、より美しい映像で楽しめるようになった 稀少個体という光り輝くモンスターも登場。稀少個体は、通常よりも強く、逃げる可能性もあるが、倒せば多くの経験値が得られる


■ 気球艇で空から大地を探索! 秘宝、食材といった要素も!

 前作では船で旅する航海があったが、今回は気球艇で大地を探索する要素が組み込まれている。類似する部分はあるが、航海とはまた違ったシステムになっている。

 航海では行動ターン数に制限があったが、気球艇には行動ターンに制限はない。前作のように地下の樹海とは切り離されたものではなく、ゲーム本編の流れに組み込まれた要素となっており、広大な大地を自由に探索することができる。

 まず、気球艇で探索する大地には、ストーリーに大きく関わる「迷宮」、貴重なアイテムが獲得できたり、クエストなどに関係する「小迷宮」が存在し、発見することで、迷宮や小迷宮に挑戦できるようになる。1度発見しておけば(迷宮のみ、迷宮内にある磁軸を発見する必要がある)、街から直接迷宮に移動できるので、毎度気球艇で迷宮まで移動する必要はない。とはいえ、気球艇での移動の際にはランダムエンカウントバトルがないため、毎回気球艇で移動しても苦にはならない。

 大地では食材を採集することができ、調理して食べれば、街に戻るまでの間、STRやVITといったステータス、状態異常への耐性、獲得経験値などを上昇させることができる。適正レベルの迷宮に挑む際には忘れずに食べておきたい。また、食材には大地を徘徊するF.O.Eをおびき寄せる効果もある。迷宮の周囲を歩き回り、妨害してくるF.O.Eがいる場合などに効果的だ。

ステータスアップ、F.O.Eの誘導に利用できる食材は、街に持ち帰ると自動的に換金される。本作ではモンスターはお金を落とさないので、お金稼ぎにも食材は重宝する

 キャラクターたちと同様に、気球艇にも装備品を付けることができる。通常では侵入できない地形へ入れたり、レアな食材が採集しやすくなるなど、装備品の効果は様々。装備品や一度に装備できる数は、特定の条件を満たすことで増えていく。さらにゲームを進めていくと気球艇の高度が上げられるようになる。高度が上がることで行動範囲が広がっていく。

 気球艇に「ダウンジングロッド」を装備すると、隠された秘宝が探せるようになる。秘宝の総数は80。貴重なアイテムが手に入ることもあるので、すれちがい通信やQRコードでたくさんのギルドカードを集めて積極的に秘宝情報を収集したい。

ゲームを進めたり、装備品を利用することで、気球艇の行動範囲は広がっていく ライバルギルドの気球艇が飛んでいることも。彼らと取引すれば、アイテムが獲得できる。時には一緒に戦うなんてことも


■ モンスター達も隊列を組んで登場! 敵味方共に陣形がより重要に! 新システム「バースト」にも注目!

 コマンド式、ターン制の誰でも親しみのあるバトルシステムは健在ながら、本作では敵が隊列を組んで出現するようになっている。これに合わせて、対象の後列にもダメージを与えられる貫通、対象の左右の敵にもダメージを与えられる拡散など、攻撃範囲のバリエーションも増えている。

 一見小さな変化と受け止められるかもしれないが、味方の配置場所、装備武器や使用スキル選びがより重要になり、バトルに大きな影響を与えている。また、ターン開始時に、ターン消費なく、陣形を変更できるようになっているのも、何気に大きな変更と言えるだろう。

近接タイプの攻撃は、2列先までの攻撃が可能。1列目には通常通りにダメージを与えられるが、2列目に与えるダメージは減ってしまう。つまり、近接タイプの攻撃を用い、効果的にダメージを与えるには、前列に配置する必要がある。遠隔タイプの攻撃であれば、3列先までの攻撃が可能で、位置によるダメージの変化はない。これは基本的に前作と同様ではあるが、敵にも前列・後列の概念が加わったこと、攻撃範囲のバリエーションが増えたことから、バトルがより奥深いものに昇華されている

 職業とは別にパーティにセットできるスキル「バースト」もバトルには欠かせないシステム。戦闘で行動する毎に増えていくバーストゲージを溜めることで使えるスキルで、攻撃や回復など、その効果は様々。ゲームを進めることで、セットできるスキルは増えていく。

 バーストゲージは最大で5段階まで溜まり、各スキルには消費コスト(1〜5)が設定されている。キャラクター毎に使用可能なため、最大まで溜めれば、消費コスト1のバーストスキルなら、1ターンで5回使用できる。また、キャラクターの行動速度に関係なく、バーストスキルは最速で発動する。

 前作にあった「リミットスキル」と似ているバースト。リミットスキルにあったスキルの一部はそのままバーストスキルとして採用されている。大きな違いは、リミットスキルでは、1人技、2人技など、パーティの人数に応じて、セット・使用できるスキルが決まっていたが、バーストではゲージが5段階まで増え、人数に関係なく、セット・使用できるようになり、柔軟さが増している。

バーストゲージを溜まれば、バーストスキルが使用できる。バーストスキルは、キャラクター毎に使えるが、キャラクターの行動ターンは消費しないため、各キャラクターは、1ターン内でバーストスキル+通常のコマンドが選択可能だ


■ 10種類の職業! サブクラスのシステムも引き続き採用! スキルはツリー表示になり、わかりやすく!

シリーズIIからIIIの時と同様に、職業は一新されている

 職業により、性能が大きく変化する本シリーズ。本作でもこれまでと同様に、ギルドで冒険者(キャラクター)を作成し、パーティを編成する。最大5人でパーティが編成できるので、前列・後列を考慮しつつ、それぞれ異なる職業で5人パーティを編成するのがいいだろう。なお、登録できる冒険者は30人と、かなり余裕がある。

 最初に選択できる職業は、ソードマン、ナイトシーカー、フォートレス、スナイパー、メディック、ルーンマスター、ダンサーの7つ。ゲームを進めると、ミスティックやモノノフといった職業が追加され、計10種類から選択できるようになる。デザインは各職業4つのバリエーション×2つのカラーパターンが用意されている。

 最初に選択できる7つの職業について簡単に紹介する。


○ ソードマン

 剣・突剣での攻撃を得意とする剣士。盾や重鎧が装備可能なため、防御力も充分。2本武器を装備した場合でも盾は装備でき、「攻防一体」(武器を2つ装備しているとき物理防御力が上昇する)があれば、充分な防御力が確保できる。

 攻防両面に優れるソードマンには、物理系のスキルが多いが、「リンクフレイム」/「リンクフリーズ」/「リンクサンダー」といった属性を付与した武器で攻撃するスキルもあり、様々な敵に対応できる。リンクスキルを無視し、物理系の攻撃スキルだけでも充分に戦えるが、これを利用し、味方と協力すれば1ターンで大ダメージを与えることが可能。リンクスキルには、属性付与だけでなく、“自身に続く味方は、属性の追加攻撃を得る”効果があり、「リンクプラス」(リンクスキルの追加攻撃発生回数増加)と組み合わせることで、最大10回の属性追加攻撃が発生させられるからだ。ただし、ここで問題になるのが攻撃順。リンクスキルの後に仲間が攻撃するようにしたい所だが、よほど装備を調整しない限り、パーティ内での攻撃順は後の方になってしまうはず。このため、自身のスキル「ヴァンガード」(5ターンの間、自身の物理防御力を犠牲に最速行動になり、物理攻撃力を上昇させる)、ダンサーの「クイックステップ」(指定した味方1人をターンの最初に行動させる)を利用し、いち早く行動させるようにしたい。また、追加攻撃発生数をフルに活かせるよう、複数ヒットの攻撃など、後に攻撃するメンバーの使用スキルにも気を配っておきたい。このリンクスキルにより、単なる前衛物理タイプだけではない、面白い職業に仕上がっている。


○ ナイトシーカー

 剣・短剣での物理攻撃、状態異常攻撃を得意とする近距離戦のエキスパート。盾や重鎧を装備することはできないため、防御力には不安はあるが、回避性能は高い。

 ナイトシーカーの魅力はなんといっても圧倒的な火力。状態異常の敵に攻撃すると与えるダメージが増加する「夜賊の心得」、対象が状態異常だとダメージが増加する「シャドウバイト」といったスキルにより、状態異常を絡めた攻撃力の高さには目を見張るものがある。武器を2つ装備することで通常攻撃が2回攻撃になる「追影の刃」もあり、通常攻撃時の火力も高い。彼を活かせるかは、敵に状態異常を付与できるかにかかっている。


○ フォートレス

 全職業一の防御性能を誇るフォートレス。重鎧、盾での装備やスキルによる自身の防御力もさることながら、敵の標的にされやすくなる「挑発」、味方全体の物理防御力を上昇させる「防御陣形」、味方1列に状態異常を1度だけ防ぐ強化を付与する「聖なる加護」、味方全体をかばい代わりにダメージを受ける「オールディバイド」、同列のキャラは、DEFENCE時にHPが回復する「ヒールウォール」など、味方を守ったり、味方の生存能力を高めるスキルも習得できる。強敵との戦いでは、大きく活躍してくれることは間違いない。


○ スナイパー

 スナイパーは、弓を用い、後列から高威力の物理攻撃が叩き込める。防御力は低いが、後列に配置できるため、防御面での不安はない。

 特筆すべきは、封じ効果のあるスキル。封じ自体には直接ダメージを与える効果はないが、スキルを使用不可にしたり、回避性能を下げたりと、敵の能力を大幅に弱体化できる。「狙撃手の心得」(弓スキルが一定確率でクリティカルになりクリティカル時のダメージが増加する)、「正鵠の明」(クリティカル率が上昇)と、クリティカルヒットによる高ダメージが狙えるため、火力も高い。また、モンスターの素材ドロップ率が上昇する「スカベンジャー」、エンカウント率を低下させる「カモフラージュ」など、冒険を大きくサポートしてくれるスキルも頼りになる。


○ メディック

 名前からもわかる通り、回復特化の職業。槌や杖専用の攻撃スキルもあるが、あくまでサブ的なものであり、回復能力がメインと言ってしまって差し支えないだろう。HP、状態異常、弱体効果、封じ、戦闘不能とあらゆる回復能力を備えている。

 戦闘勝利後に味方全体のHPを回復する「戦後手当」というスキルでは、TPを消費することなく、戦闘毎にHPを回復できるため、迷宮の長期探索にも活躍してくれる。あらゆる状況に対応できる回復能力を持つメディックは、序盤では入れておいて損はない職業の1つと言える。


○ ルーンマスター

 火・氷・雷・無属性スキルで大ダメージを与えることができる職業。敵全体の特定属性の相性を低下させ、味方の相性を上昇させる「炎の聖印」などの聖印スキル、弱点をついた時のダメージを増加させる「ルーンの導き」などがあるため、通常時でも高い威力を誇るスキルが、弱点を突くことで驚くべき威力へと高まる。ただし、消費TPは高めなので、ガス欠しないよう、最大TPが上昇する「TPブースト」、一定確率で消費TPが0になる「TPカット」は習得しておきたい。

 「印術師の心得」(同列の味方は属性・無属性の攻撃力と防御力が上昇する)、「ルーンの盾」(同列の味方に対する属性攻撃を一定確率で無効化する)もあり、味方の攻防力アップにも貢献してくれる。弱点を突ける敵には滅法強い職業だ。


○ ダンサー

 一定ターン、同列にいる味方を強化・回復できるワルツ・タンゴ・サンバといったダンススキルが習得できる職業。攻撃力アップ、味方に追撃、HP・状態異常・封じ回復など、ダンスの種類は多彩だ。1キャラクターは同時に3つまでの強化が付与可能なのだが、ダンスで埋まる強化枠はダンサー自身のみにも関わらず、同列の味方全てを強化できるのはダンサーの強みと言える。

 序盤ではダンスの効果が最大で4ターンまでのため、常に3つのダンスの効果を得ることようにすると、ダンス以外の行動ができるターンは少ないが、レベルを上げ、スキルを習得すれば最大6ターンまで伸ばすことができ、ダンス以外の行動もできるようになる。

 防御力は高くないが、こちらもナイトシーカーのように回避性能は高めで、回避率を上げるスキルも習得できる。補助特化型に思えてしまうダンサーだが、攻撃面も優秀。まず、剣と弓が装備できるので、前列、後列どちらでもOKだし、「剣の舞」(通常攻撃時、一定確率で複数回攻撃になる)を習得すれば、攻撃できる回数も増やせる。武器に状態異常、縛り、即死効果などを付与しておけば、攻撃回数が多いため、それらの効果も発動しやすい。


サブクラスを習得すれば、別の職業のスキルが習得できる。習得できるスキルは本職のレベルに応じて決定される。また、サブクラスに設定した職業の装備可能アイテムも装備できるようになる。

 どれも特徴のある職業になっていることがおわかりいただけたかと思うが、選択するサブクラス次第で職業単体ではあり得ないような運用も可能になっている。

 サブクラスは、本来の職業にもう1つの職業を追加し、2つの職業のスキルを取得できる、前作のプレーヤーにはお馴染みのシステムだ。ただし、サブクラスのスキルの内、職業固有のスキルなど、一部のスキルは習得できない。

 この手のシステムでは、物理系には物理系を組み合わせるのはいいが、物理系に魔法系などを組み合わせてもイマイチ……なんてことがよくあるが、本作ではほとんどの組み合わせが充分戦力となり得るよう調整されている。

 例えば、ソードマン+ルーンマスターを組み合わせた場合、属性攻撃力を高めてリンクスキルのダメージをアップさせたり、TPを増やして、スキルが撃てる数を増やせる。逆にルーンマスター+ソードマンの場合、サブクラスには“サブクラスが装備できるアイテムも装備できる”効果があるため、盾や重鎧を装備して防御力を上げられるといった具合だ。

 レベルアップなどで得られるスキルポイント(SP)を消費してスキルを習得するシステムも、シリーズには欠かせないシステムだが、本作ではスキル習得画面がツリー表示になり、よりわかりやすくなっている。

 基本的にSPは1度消費すると戻せないが、休養し、レベルが2下がる代償を払うことでスキルツリーがリセットされ、振りなおしができる。また、冒険者が去り、優秀な新人を連れてくる引退の制度も健在。新人は、引退時の冒険者のレベルに応じて、スキルポイントやステータスにボーナスが得られる。

 SPは、レベルアップ、サブクラス習得などで得られるが、本作の最大レベルは70(条件を満たすと99まで上昇)で、引退によるボーナスを含めても全スキルは習得できない。メインの職業のスキルだけに絞っても無理だ。戦い方、パーティの構成などをよく考えてスキルを習得するようにしたい。スキルを習得しなおすことで大きく性能を伸ばせることもあるので、休養も積極的に利用すべきだろう。ちなみに、レベル99の状態から休養した場合でも、さほど時間をかけずにレベルを戻せるので、レベルダウンは大した痛手ではない。


職業毎に異なるスキルツリー。「NOVICE」(レベル1〜)、「VETERAN」(レベル20〜)、MASTER(レベル40〜)と習得可能なレベルに応じて、3つに分けられている

 高い能力をより高めたり、足りない部分を補ったりと、クラスの組み合わせ、スキルをどのように習得するかが、悩ましくも面白い。非常に良く練られたシステムだ。



■ すれちがい通信、QRコードと通信要素も大幅にパワーアップ!

 街にあるカーゴ交易場という施設では、ギルドカードが作成できる。ギルドカードには、ギルド内キャラクターの最大レベル、敵やアイテムの発見率などが記されており、すれちがい通信で交換できる。自由文でメッセージを入力したりできるのだが、実用的なのが、自分のキャラクター1人と秘宝情報が登録できる点。

 ギルドカードに登録されたキャラクターは、自分のギルドに登録し、ゲストとしてパーティに組み込むことができる。登録できるのは、自分のギルドの最大レベル以下、装備変更・引退・休養・名前変更不可、経験値は得られないといった制限はあるが、登録できるキャラクターのレベルに関しては、ゲームをクリアすると制限はなくなる。

 秘宝情報は、秘宝がどこにあるのか記されたもので、自分が見つけたり、他のプレーヤーのギルドカードから得られた情報を1つだけ登録できる。たくさんのプレーヤーとすれ違うことで、秘宝を見つけることができるようになっている。

 さらにギルドカードは、QRコードとして画面に表示でき、画像としてSDカードに出力することもできる。すれちがい通信をする相手がいなくても、QRコードの画像があれば、どれだけ遠くにいるプレーヤーであってもギルドカードをもらうことができる訳だ。出力された画像をメールに添付して送ったりするのはもちろん、画面に表示されたQRコードを携帯電話などで撮影して送ってもOKと、使い勝手は良好。また、QRコードで自分のギルドカードを読み込むことができるのも便利。例えば、引退させる前にギルドカードにキャラクターを登録し、読み込んでギルドに登録しておけば、引退させても高いレベルのキャラクターをそのまま使用できる。装備変更などはできないが、装備品は登録時のものになるので、貴重な装備をとっておくこともできる。

 また、QRコードで限定のアイテムやクエストが受け取れるようにもなっている。これらのQRコードは公式サイトなどで配信されている。本誌でもQRクエスト「急募!川向いの狙撃手」を独占配信しているので、チェックしてもらいたい。



■ 最後に

 マッピングや絶妙なゲームバランスといったシリーズの特徴を損なうことなく、敵に前列・後列の概念を追加、スキルのツリー化など、新要素を追加しつつ、遊びやすさが向上。プラットフォームをニンテンドー3DSに移し、グラフィックスはより美しく、通信要素も強化と、あらゆる面でパワーアップしている。

 途中から追加される職業は、レベル1からのスタートだが、利用できる回数に制限はあるものの、一定レベルまで一瞬で上げることのできる修行システムにより、途中からでも組み込みやすいよう配慮されている。

 「ちょっと難しそう」という印象を持っている人もいるかもしれないが、本作には、戦闘の難易度が下がり、一部の消費アイテムがなくならないといったカジュアルモードが搭載されており、誰でもプレイできるようになっているので安心してもらいたい。この難易度はいつでも変更可能なのも嬉しいところだ。

 クリア後の高難易度クエスト、アイテムやモンスター図鑑といったコレクション要素、引退システム、各種引継ぎでの2周目のプレイとボリュームも充分。バトルシステムが良くできているため、大ボリュームを飽きずに遊べてしまう。

 シリーズの面白さはそのままに、新要素を追加し、従来の要素も強化と、シリーズファンも納得であろう進化を遂げた本作。さらにどんなユーザーでも楽しめるいつでも変更可能な難易度設定と、隙のない仕上がり。ニンテンドー3DSを持っているなら、是非手に取ってもらいたいタイトルだ。

 興味があれば、製品版へセーブデータが引き継げる体験版を遊んでもらうといいだろう。体験版は、ニンテンドーeショップ、ニンテンドーゾーン(一部店舗を除く)でダウンロードできる。


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(2012年 8月 1日)

[Reported by 木原卓 ]