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★ 3DSゲームレビュー★
ライン制乱戦アクションが3DSに登場!
インターネットでのマルチプレイにも対応!
「CODE OF PRINCESS」
ジャンル:
アクションRPG
発売元:
アガツマ・エンタテインメント
開発元:
スタジオ最前線
プラットフォーム:
3DS
価格:
6,090円
発売日:
4月19日
プレイ人数:
1〜4人
レーティング:
CERO:B(12才以上対象)
Amazonで購入

 4月19日、株式会社アガツマ・エンタテインメントからニンテンドー3DS「CODE OF PRINCESS」が発売された。

 開発はPSP「シャイニング・ハーツ」などのゲームタイトルから、TVアニメーション、カードゲームまで幅広く手がける有限会社スタジオ最前線が担当。西村キヌ氏(ストーリー原案・キャラクターデザイン)、「ガーディアンヒーローズ」で知られる右京雅生氏も開発に参加している。



■ シンプル操作で誰でも遊べるライン制バトル!

 本作では、複数ラインで構成されたステージで、多数の敵を相手に戦う。相手のHPを0にすれば倒すことができ、自分のHPが0になれば敗北と、ルールはシンプルだ。技のコマンドは3DSに合わせ、簡単なものになっている。また、ロックオンやバーストといったシステムを搭載し、シンプルながらも戦いの駆け引きが楽しめるゲームになっている。

○ 移動/防御

 移動は十字ボタン(アナログパッド)で行なう。←/→では入力した方向にキャラクターが歩いて移動し、→→と入力すればダッシュ移動となる。上方向が伴う入力はジャンプ。攻撃の回避、ジャンプ攻撃に使うことになる。下方向が伴う入力はライン上の移動では使用しない。

 ガードはLボタン。複数の敵が1度に攻撃してくることもあるため、重要な防御手段となる。また、ガード中に←← or →→と入力すればバックステップに。バックステップはガードからスムーズに移動できるだけでなく、通常の移動では通り抜けることのできない敵を通り抜けることが可能。敵を1方向にだけいるように立ち回れば、攻撃をヒットさせやすく、攻撃中に反対側から攻撃されることを防げる。

 ガード中に上方向が伴う入力をすれば奥に、下方向が伴う入力をすれば手前にライン移動する。敵のいるラインに移動したり、直線的な攻撃を回避したりと活躍してくれる。

○ 通常攻撃/特殊技/必殺技/バックカウンター

 攻撃はBボタンが弱攻撃、Aボタンが強攻撃。キャラクターによってはボタン連打で連続攻撃が、→→A or B、↓↓A or Bで必殺技が繰り出せる。

 通常技や必殺技の中にはMPが必要になるものがある。特に魔法タイプのキャラクターはMPの管理が肝心。多くの攻撃は同一ライン上にしか当たらないため、自分と敵のラインを確認し、無駄打ちを避け、確実にヒットさせるようにしたい。

 背後から攻撃を受けた瞬間にBボタンを入力すればバックカウンターが発動。背後の敵に攻撃できる。入力受付時間が短く、成功させるのは少し難しい。CPU戦であれば使わずとも全く問題はないが、使えれば戦力アップになる。

○ ロックオン

 Yボタンでのロックオン攻撃をヒットさせると、相手にターゲットマーカーが付く。ロックオンした相手に対し、攻撃力が2倍になり、魔法攻撃や飛び道具がラインを超えて相手を追撃する。また、ロックオンすると、画面下にロックオン対象のHPゲージが表示される。

 攻撃力が2倍になり、効率良くダメージを与えられるロックオン。ボスといった強敵相手では必ず使っておきたいシステムだ。ロックオンは30秒が経過すると解除されるため、解除されたらまたロックオン攻撃を当てるようにしたい。また、ロックオン対象は1体までとなっており、最後にロックオン攻撃を当てた対象がロックオン対象となる。

○ バースト

 Xボタンを入力するとバースト状態に突入。攻撃力が2倍になり、発動時には周囲の敵が一定時間硬直する。さらに前述のロックオンと併用すれば攻撃力が4倍になってくれる。非常に強力なアクションだが、発動時、発動中にはMPが減少する。再度Xボタンを入力すればバースト状態は解除できるので、ここぞという場面で使い、攻撃が終わったらすぐにバースト状態を解除するよう心がけたい。

 コマンドがシンプルで遊びやすい。誰でもすぐに操作に慣れることができるだろう。ただ、ゲーム自体は簡単なものではない。一癖も二癖もある敵、NPCを守りながらの戦わなければならないクエストや後半に登場する高難易度のクエストなど、数々の障害がプレーヤーを待ち受けている。しかしながら、(詳しくは後述するが)レベルアップ、装備といった進行に詰まらない配慮もあるので、時間さえかければ誰でもクリアはできるだろう。



■ 50以上のキャラクターが使用可能!特徴の異なるキャラクターを遊びつくせ!

 使用キャラクター数の多さも本作の魅力だ。ゲームを進めることで50以上ものキャラクターが使用できるようになる。ここではメインストーリーに大きく関わる4人のキャラクターを紹介したい。

○ ソランジュ・ブランシュフルール・ド・リュクス(CV:井上麻里奈さん)

 深窓の姫君として過ごしてきた亡国の姫。“CODE OF PRINCESS”の宿命に翻弄されながらも、仲間や強敵との出会いを経て、世界の均衡を取り戻す戦いに身を投じていく。

【コマンド】
弱攻撃 B×4/→B/↓B
(空中で)B
強攻撃 A/→A/↓A
(空中で)A
必殺技 →→A/→→B/↓↓A/↓↓B
(空中で)→→A/→→B/↓↓A/↓↓B

 シナリオのメインキャラだけあって、ソランジュは誰でも使いやすいキャラクターに仕上がっている。聖剣DXカリバーでの攻撃は攻撃範囲が広く、多少距離があっても攻撃をヒットさせることができる。Aや↓↓Aで相手を浮かせてからのコンボも決めやすい。(空中で)↓↓A/↓↓Bは炎属性の攻撃で、ヒットさせた対象は引火し、その敵に触れた敵も引火するため、まとめてダメージを与えることができる。ただし、自分にも引火するので乱戦時には注意が必要。


○ アリー・ヴァヴァ(CV:白石涼子さん)

 フリーの女盗賊。ひょんなことから姫を拾ってしまい、面倒をみるはめになる。ボーイッシュな外見と性格で、ぶっきらぼうだが根は良い人。パーティ唯一の常識人。頼れるつっこみ役?

【コマンド】
弱攻撃 B×5/→B/↓B
(空中で)B×3/→B/↓B
強攻撃 A/→A/↓A
(空中で)A/→A/↓A
必殺技 →→A/→→B/↓↓A/↓↓B
(空中で)↓↓A/↓↓B
その他 空中ジャンプ (空中で)上方向に入力
空中ダッシュ (空中で)→→
空中バックダッシュ (空中で)←←

 アリーのウリは移動性能の高さ。移動速度の速さに加え、ジャンプ>空中ジャンプ>空中ダッシュなどと繋げることも可能。攻撃面ではリーチは短いものの、隙の小さい攻撃が繰り出せる。Aや↓Bでの炎属性攻撃、ダウン+目くらまし効果のある煙幕攻撃(↓A)と攻撃タイプも豊富。空中での移動・攻撃が多彩なこともあり、多段ヒットの打ち上げ攻撃(↓↓B)からのコンボも決めやすい。


○ レディ・ゾゾ(CV:大谷育江さん)

 さらなる魔術の探求のため、自らを不死化したゾンビ娘。姫の剣が持つ癒しの力に惹かれて行動を共にする。マイペースな性格で無口。舌が無いため、呪文や会話は持っている杖が担当。通称ゾゾ子。

【コマンド】
弱攻撃 B×4/→B/↓B
(空中で)B/→B
強攻撃 A/→A/↓A
(空中で)A/↓A
必殺技 →→A/→→B/↓↓A/↓↓B
(空中で)→→A/→→B
その他 低速降下 (空中で)上方向に入力

 MPを消費する攻撃が多いものの、長射程かつ炎、雷(感電ダメージ)、土(石化し、一定時間行動不可)といった属性攻撃が使用できる魔法使いタイプのキャラクター。そのため、MPの管理が特に重要になる。空中コンボを決めるのではなく、1つ1つの魔法をしっかり決めていく立ち回りが求められる。低速降下中はダッシュと同程度の素早い移動が可能。


○ アレグロ・ナンタービレ・カンタービレ(CV:小林ゆうさん)

 回復役を探していた姫一行に押しかけ同然に加わる遊び人のエルフ。ナルシスト&脳天気ぶりで周囲の人を苛つかせる天才。キーボードを武器兼楽器として使いこなす。

【コマンド】
弱攻撃 B×4/→B/↓B
(空中で)B/→B/↓B
強攻撃 A×3/→A/↓A
(空中で)A/↓A
必殺技 →→A/→→B/↓↓A/↓↓B
(空中で)→→A/→→B/↓↓A/↓↓B
その他 空中ジャンプ (空中で)上方向に入力

 アレグロはギターボードによる攻撃を得意とする。B×4、→B、(空中で)↓Bといった音波攻撃は攻撃範囲が広く、ヒットさせやすい。敵を吹き飛ばしつつ回復効果のある↓↓A/↓↓B、範囲攻撃かつ攻撃力がアップする↓Bと補助性能が優秀で、1人でも協力プレイでも役に立ってくれる。移動面では、空中ジャンプができるが、速度は全体的に遅めとなっている。


 メイン級の4キャラクターを簡単に紹介したが、50以上のキャラクターが使用可能なだけあって、キャラクターを触ってみるだけでも面白い。例えば、少女というキャラクターであれば、攻撃に関係するアクションは、B/Y(ロックオン攻撃)/X(バースト)のみ。通常移動は可能ながらガードやジャンプすらできない。それぞれの特性を把握し、弱いと思われるキャラクターでもどう立ち回れば戦えるかを考えるのが楽しい。キャラクターの多さ、それぞれ違った特性を持っている点は、本作の大きな魅力の1つと言えるだろう。



■ レベルアップと装備、2つのキャラクター育成・強化システム!同じキャラクターでも育成方針や装備で性能が大きく変化!

 様々な特性を持つ多数のキャラクターが存在することは先に述べたが、それらのキャラクターは育成、強化により、その性能が大きく変化する。

レベルアップで得られたポイントを割り振りキャラクターを育成する。ゲーム内チュートリアルでもオススメされているように、よくわからない内はバランス良く振っておくといいだろう

○ レベルアップ/能力アップ

 ゲームをクリアすると経験値が得られ、レベルアップする。レベルアップ時にはボーナスポイントが獲得でき、ポイントを6つのパラメーターに割り振ることができる。

 最大レベルは99で、レベルを最大まで上げても全てのパラメーターをMAXにすることはできない。同じキャラクターであっても割り振りによって性能が変わってくるわけだ。

 1度割り振ったボーナスポイントは変更することはできず、振りなおしたい場合はキャラクターのレベルを1に戻し、育成しなおすことになる。ただし、ゲームに慣れ、装備が揃ってくれば、レベルを上げきるのにそれほど時間はかからない。

【パラメータ】
Vitality HP上限
Piety MP上限
Attack 物理攻撃力
Defence 物理防御力
Mind 魔法攻撃力/防御力
Speed 移動速度

装備の効果は大きい。場面に応じた装備で戦闘に臨もう

○ 装備

 レベルアップに加え、キャラクター性能に大きく関わってくるのが装備。装備箇所は最大で5ヵ所。装備箇所はキャラクターによって異なる。主役級のキャラクターたちは5カ所装備できるので、シナリオをプレイしている分には装備箇所の数について気にする必要はない。

 装備は単純にパラメーターに補正がかかるものだけではない。特殊な効果が得られる装備品が多数存在する。バースト中の攻撃がガード不能になる、バースト中はHPが回復、ボスへのダメージアップといった具合だ。

 例えば、武器の「太陽のお守り」、「マーズ」についている「メガクラッシュ」というバースト発動時に周囲の敵に大ダメージを与え効果がある。そのダメージは大きく、別ラインの敵にもヒットするため、MPを増やす装備と合わせれば、バーストを連打しているだけであっという間にバトルに勝利することができてしまう。これを利用すればレベルアップも簡単だ。もちろん、武器が装備できないキャラクターはこの恩恵にあずかることはできない。



■  1人でも遊べる充実のモードを搭載!携帯機ながらオンライン協力・対戦も可能!

 本作には1人でも、多人数でも遊べる3つのモードが収録されている。

○ ストーリーモード

 ストーリーモードには、シナリオ、フリープレイ、追加クエスト、チュートリアルの4つが収録されている。

 シナリオでは物語に沿ってクエストをプレイする。30ほどのメインクエストが収録されている。最初に選択できるキャラクターはソランジュのみだが、ゲームを進めることでアリー、ゾゾ子、アレグロも選択できるようになる。また、主役級から村人に至るまでフルボイスで進行する。

 フリープレイではシナリオでクリアしたクエストがプレイできる。シナリオとの大きな違いはバトル開始前の演出がない点。レベル上げをしたい場合などにはフリープレイを活用するといいだろう。

 追加クエストではゲーム進行に応じて追加されるクエストがプレイできる。シナリオとは違ったクエストが40本ほど楽しめる。

 チュートリアルでは操作方法、ゲームシステム、育成方針などについて学ぶことができる。


○ ローカル通信

 人数分の本体とソフトを持ち寄り、2〜4人での対戦・協力プレイができるのがローカル通信。協力プレイと対戦の2つが収録されている。ローカル通信では、ホストがルームを作り、他のプレーヤーがルームに参加する形でプレイする。

 協力プレイでは「2人用フリープレイ」、「2人用追加クエスト」、「3人用追加クエスト」、「4人用追加クエスト」の4種類から選択してルームを作成し、クエストをプレイする。

 対戦では「2人対戦」、「3人対戦」、「4人対戦」から人数を選択してルームを作成する。

 協力プレイでは育成したキャラクターをそのまま使用することができるが、自分のキャラクターのレベルを10/15/20/25/30/35/40/45/50から選択する(レベルアップによるパラメーターの割り振りは自動で決定される)。対戦相手の強さに合わせてレベルを選択し、対戦できるわけだ。


○ インターネット

 インターネットは、インターネットに接続することで、遠く離れたプレーヤーとも対戦・協力プレイができるモード。協力プレイ、対戦(ランク)、対戦(フリー)、ランキングが収録されている。

 部屋を作ってプレイする形は通信プレイと同様なのだが、インターネットでは4桁のパスワードを設定することができる。また、特徴的なのが、「P.P.」(プリンセスポイント)を競う、本気で勝負したい人向けのプレイモードの対戦(ランク)。キャラクターのレベルは10〜99までが選択可能ながら、高いレベルに設定するほどゲーム内のお金が多く必要になる。上げられるレベルは、1人用でのキャラクターのレベルには一切関係なく、お金さえあればOK。勝利したいなら常にレベル99にするべく、大金を稼いでおきたい。

 ランキングは対戦(ランク)で増減する「P.P.」で順位が決定され、順位に応じて兵士、親衛隊、英雄、四天王といったランクが付けられる。


 なお、通常、使用できるキャラクターはモードにより制限されているが、ストーリーモードのシナリオを1回以上クリアし、メニュー画面で、LボタンとRボタンを押しながらAボタンでメニュー決定することで、ストーリーモード(フリークエスト・追加クエスト)、ローカル通信(協力プレイ)、インターネット(協力プレイ)でのキャラクター使用制限が解除される。

対戦・協力マルチプレイは本作の醍醐味の1つ。インターネットモードがあり、気軽にプレイできるのが嬉しい


■ 最後に

 ライン制の乱戦バトルが携帯機で気軽にプレイできる本作。用意されたクエストの数は多く、1人でも充分に楽しめる。インターネットでのマルチプレイは、そこそこのラグは感じられるものの、1人でも家にいながらにして遊べるのは、本作のゲーム性から言ってもありがたいところだ。

 シナリオがフルボイスで展開されるのも嬉しい。また、ボイス面では、今回紹介した4キャラクター以外にも「ジョー・ザ・ライオンゲート」(福山潤さん)、「ココア・アルケミー」(伊藤かな恵さん)ら、豪華声優陣を起用している。

 2Dアクション好きにオススメしたいタイトルだ。


Amazonで購入

(2012年 5月 30日)

[Reported by 木原卓 ]