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【静岡ホビーショー】タミヤ、「1/48 F-14Aトムキャット」をサプライズ出展
ミニ四駆ジャパンカップの「ウルトラバーニングサーキット2016」も初披露
(2016/5/13 09:03)
現在静岡で開催中の静岡ホビーショーのタミヤブースは、今年も招待日から大きな賑わいを見せていた。ここ静岡はタミヤの地元であり、県や市も後援として携わり、町ぐるみでこのイベントを盛り上げている。
会期中は会場のツインメッセ静岡から徒歩20分ほどの場所にあるタミヤ本社を一般に向けて開放し、さまざまなイベントを開催する「オープンハウス」が今年も催される予定なので、会場に足を運ぶ人はぜひそちらにも足を運んでみてほしい。
1/48傑作機シリーズに、人気のF-14A トムキャットがラインナップ
1/48スケールの軍用機をキット化する「傑作機シリーズ」のラインナップに、「グラマン F-14A トムキャット」が加わることが発表された。会場で配布されたカタログなどにも載っていないサプライズ出展で、開場直後のブースでは多くの来場者が足を止めていた。同シリーズは、第二次大戦以前の機体のキット化が多く、今回は数少ない近代戦闘機の発売となる。
機体の最大の特徴である可変翼はもちろん両翼が連動して動く仕様で、さらにガタつきが出ないように実機同様のブリッジで補強され、スムーズに動く構造になっている。また実機の可変翼の位置によって、胴体との間にできる隙間をふさぐための「シーリングパネル」と「エアバッグ」を、パーツの差し替えによって実機同様の形状を再現するなど、かなり細かなところまでこだわった設計だ。
機体色はハイビジリティカラー、マーキングは「VF-84 ジョリー・ロジャース」と「VF-2 バウンティハンターズ」の2種類から選択可能とのこと。なお今回出展されたのは一部を3Dプリンタで出力した展示見本で、発売日、価格とも未定とのことだった。
生産台数30台あまりの希少なフェラーリの「FXX M」を1/24でキット化
2014年に限定生産されたフェラーリのサーキット走行専用のモデル「FXX M」を1/24の「スポーツカーシリーズ」でキット化。特徴的なガルウィングはもちろん開閉できる仕様で、実車通りのモノコックにエンジンを組み立てて載せていく製作過程は、実際の製造工程と同じ手順で楽しむことができる。
実車のエンジンは「ラ・フェラーリ」と同じもので、キットでもこのエンジンのみ以前発売されたキットの金型を使用していて、それ以外は全て新規の金型で成形される。
オプションとして、車体のカーボンパーツの部分をカーボンパターンで仕上げられる「カーボン スライドマーク セット」と、エアインテークやシートベルトなどをよりリアルに見せる「エッチングパーツセット」も同時発売される予定だ。後者は切り離しが必要のないブリッジレス仕様で、粘着シートからはがして取り外せるようになっている。
ミリタリーミニチュアシリーズで「1/35 M10駆逐戦車」、「1/48 10式戦車」が発売
タミヤ人気の戦車スケールモデルライン「ミリタリーミニチュアシリーズ」で、アメリカ M10駆逐戦車(1/35)と、陸上自衛隊 10式戦車(1/48)がそれぞれ発売される。
前者はかねてからリクエストの多かったアメリカ軍の戦車が待望の1/35でキット化される。特徴的な傾斜装甲を実車取材によって再現。乗員の人形3体と2種類のデカールが付属する。
後者は陸自の第4代国産主力戦車である10式戦車を、現用の戦車として初めて1/48でキット化したもの。会場では発売中の1/35スケールの10式戦車との比較展示も行なわれていた。
「がんばれ!熊本ミニ四駆」ほか、最新マシンが揃うミニ四駆シリーズ
ミニ四駆の最新モデルは、「ハイパーダッシュ!四駆郎」原作者の武井宏之氏デザインによるマシン第3弾のクレイモデルや、新規デザインの「ジルボルフ」など、カタログ未掲載の最新モデルが出展された。
その特別企画商品として6月に発売されるのが「がんばれ!熊本 ミニ四駆」だ。かつて「ミニ四駆・くまモン バージョン」なども発売したタミヤが、今回の熊本地震の被災者を応援するために急遽企画されたもので、スモーク成形の「ライキリ」のボディに、MAシャーシとレブチューン2モーターPRO、そしてドライバーのくまモン人形とオリジナルステッカーが付属する。こちらの販売利益は全額熊本県に寄付されることとなっている。